髭多山
【山域】髭多山(1330m)
【日時】平成23年5月14日
【天候】晴れ
【岳人】嶺花(小2)、岳登(小6)、僕
旧高根中学校(9:00) 髭多山(ひげたやま)。いつの時代に誰が名付けたのか、何とも変わった山名である。三角点や登山道がある訳でもないし、この山の存在を知る人はあまりいないだろう。国道361号線からダムに架かる橋を渡り、旧高根中学校の校舎裏手が登り口となる。先程対岸の国道からこの禿げた斜面を仰ぎ見た時、”こんな絶壁のような斜面登れるんかい!”と萎縮してしまったが、左手の比較的緩やかな斜面を選び迷わず直登した。それでも斜度はかなりあり、ほとんど四つん這いでよじ登る事になる。しかしそれにも増して厄介なのが、棘々(とげとげ)した草木群。重要な手の置き場所を遮るどころか、長袖シャツや長ズボン、軍手までも軽くすり抜け、僕等の地肌にチクチクと攻撃してくるのだ。前半先頭を突っ走っていた嶺花は棘に行く手を阻まれ、僕と岳登より大分と遅れ泣きながら尾根まで登り切った。

茨の道

急登と茨に大苦戦

尾根も近い

空高く
尾根(9:52、10:10) 尾根には作業用の櫓が組んである。人力だけで組んだのだろうか、凄いな・・。ここは中々見晴らしもいいし、ここまで登り切るだけでもそれなりに充実感もあった。”この先も非常に不安だし、ここをゴ-ルとしてもいいかもな・・”一瞬弱気に押されたが、直ぐに立ち直った。慎重に尾根道を辿り先へ進む事にした。意外に明確な尾根道だが、気を緩めず高度を徐々に上げていく。迷い込みそうな尾根も少しはあったが、山頂への道しるべなのか赤のテ-プが所々見受けられた。小ピ-クを2つ経て、その直ぐ先の曇り空が目指した山頂であった。

櫓

尾根道

気を抜くな

小ピ-ク ※ここから一登りで山頂
髭多山(10:50、11:42) 山頂には大きな岩があるだけで、山頂を示すものは何も見当たらない。赤のテ-プは下りに差し掛かった尾根道の先にも続いていた。営林署の道しるべか何かだろう。岩の周辺の木々を注意深く見回していたら、嶺花が山頂プレ-トを発見した。高い樹木に囲まれた山頂からは木々の間から乗鞍岳が顔を出しているくらいで、眺望はほとんどない。おにぎりを食べ、お菓子を食べ無事の登頂を祝った。

髭多山

山頂の岩 ※この先尾根道は下りにかかる

僕の傷口はバッテン

パパは土地家屋調査士
下りも慎重に道を選び、所々尻を地ベタにつけ前に進んだ。ダムや校庭が眼下に見えてくると、茨の禿げ斜面も近い。そして問題の茨の急斜面。登りに相当苦労しているだけに用心して向かったが、急斜度も棘々の茨もそれ程恐れる事はなかった。急勾配の雪渓でも駆け下りるかのように靴のかかとを地面に食い込ませ、棘をももろともせず軽快に下っていくと直ぐに校庭に着いた。

慎重に

高根第二ダムと国道361号線 ※旧校舎や校庭も見える

落ちんなよ
旧高根中学校(12:46) 校舎は荒廃しており、完全に閉鎖されていた。校庭の錆付いた鉄棒で嶺花に逆上がりを仕込むも、習得にはまだほど遠いようだ。対岸にある塩沢温泉 七峰館の湯に浸かってみるが、内風呂一つだけで何だか物足りない。この内風呂の窓から眺めていた幻想的な山が髭多山であった・・、そんな肝心な事を後々になって知る事になる。

校庭
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【日時】平成23年5月14日
【天候】晴れ
【岳人】嶺花(小2)、岳登(小6)、僕
旧高根中学校(9:00) 髭多山(ひげたやま)。いつの時代に誰が名付けたのか、何とも変わった山名である。三角点や登山道がある訳でもないし、この山の存在を知る人はあまりいないだろう。国道361号線からダムに架かる橋を渡り、旧高根中学校の校舎裏手が登り口となる。先程対岸の国道からこの禿げた斜面を仰ぎ見た時、”こんな絶壁のような斜面登れるんかい!”と萎縮してしまったが、左手の比較的緩やかな斜面を選び迷わず直登した。それでも斜度はかなりあり、ほとんど四つん這いでよじ登る事になる。しかしそれにも増して厄介なのが、棘々(とげとげ)した草木群。重要な手の置き場所を遮るどころか、長袖シャツや長ズボン、軍手までも軽くすり抜け、僕等の地肌にチクチクと攻撃してくるのだ。前半先頭を突っ走っていた嶺花は棘に行く手を阻まれ、僕と岳登より大分と遅れ泣きながら尾根まで登り切った。

茨の道

急登と茨に大苦戦

尾根も近い

空高く
尾根(9:52、10:10) 尾根には作業用の櫓が組んである。人力だけで組んだのだろうか、凄いな・・。ここは中々見晴らしもいいし、ここまで登り切るだけでもそれなりに充実感もあった。”この先も非常に不安だし、ここをゴ-ルとしてもいいかもな・・”一瞬弱気に押されたが、直ぐに立ち直った。慎重に尾根道を辿り先へ進む事にした。意外に明確な尾根道だが、気を緩めず高度を徐々に上げていく。迷い込みそうな尾根も少しはあったが、山頂への道しるべなのか赤のテ-プが所々見受けられた。小ピ-クを2つ経て、その直ぐ先の曇り空が目指した山頂であった。

櫓

尾根道

気を抜くな

小ピ-ク ※ここから一登りで山頂
髭多山(10:50、11:42) 山頂には大きな岩があるだけで、山頂を示すものは何も見当たらない。赤のテ-プは下りに差し掛かった尾根道の先にも続いていた。営林署の道しるべか何かだろう。岩の周辺の木々を注意深く見回していたら、嶺花が山頂プレ-トを発見した。高い樹木に囲まれた山頂からは木々の間から乗鞍岳が顔を出しているくらいで、眺望はほとんどない。おにぎりを食べ、お菓子を食べ無事の登頂を祝った。

髭多山

山頂の岩 ※この先尾根道は下りにかかる

僕の傷口はバッテン

パパは土地家屋調査士
下りも慎重に道を選び、所々尻を地ベタにつけ前に進んだ。ダムや校庭が眼下に見えてくると、茨の禿げ斜面も近い。そして問題の茨の急斜面。登りに相当苦労しているだけに用心して向かったが、急斜度も棘々の茨もそれ程恐れる事はなかった。急勾配の雪渓でも駆け下りるかのように靴のかかとを地面に食い込ませ、棘をももろともせず軽快に下っていくと直ぐに校庭に着いた。

慎重に

高根第二ダムと国道361号線 ※旧校舎や校庭も見える

落ちんなよ
旧高根中学校(12:46) 校舎は荒廃しており、完全に閉鎖されていた。校庭の錆付いた鉄棒で嶺花に逆上がりを仕込むも、習得にはまだほど遠いようだ。対岸にある塩沢温泉 七峰館の湯に浸かってみるが、内風呂一つだけで何だか物足りない。この内風呂の窓から眺めていた幻想的な山が髭多山であった・・、そんな肝心な事を後々になって知る事になる。

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| '11山行記録 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑