高山(こうやま)
【山域】高山(1337m)
【日時】平成23年4月24日
【天候】晴れ
【岳人】穂乃花(小4)、岳登(小6)、僕
小谷林道空地(9:45) ”高山”と書いて”たかやま”と呼ばず、”こうやま”と呼ぶ。最近までその存在すら知らなかった。雨上がりの休日、そんな渋い山を目指してみた。飛騨市古川町数河と飛騨市宮川町小谷とを結ぶ小谷林道。その袖峠まで車で行くつもりだったが、林道はまだ残雪が多く車では進めなかった。行ける所まで行こうと欲を出した末、同じ所で2度雪にはまり車が立ち往生。スコップで雪かきをして何とか脱出に成功。仕方なしにバックで空地まで戻ろうと試みる。案の定、盛り上がった雪に捕まり、車は傾き崖が目の前に見えた。『ヤバイ!車ごと崖に落っこちてしまう』。たまらず車から降り、冷や汗を垂らしながら雪かきをして道を整える。そしてハンドルを山側に目一杯切り、バックギアのまま一気にアクセルをふかした。何とか最大の難を逃れ、無事空地に駐車。人間欲を出してはいけない・・、という事だ。出だしからつまづいたが、気を取り直し歩き始める。ふと後方から地元の老夫婦が軽トラに乗ってやって来た。『これ以上行けませんよ!』。そうアドバイスを送ったが、老夫婦は軽く頷き行ってしまった。案の定、僕等と同じ場所で雪にはまり立ち往生、引き返す羽目になっていたようだ。

小谷林道 ※地元の老夫婦も僕等と同じ場所ではまっていた
袖峠(9:57、10:00) 袖峠までは歩いてもそれ程遠くはなかったが、峠に近づくにつれ雪が多くこの時期車での進入は不可能だ。峠には左手に立派な小谷林道竣工記念碑があり、右手に合併記念造林の碑が建っていた。ここからは右手に延びる未舗装の林道へと入っていく。直ぐにゲ-トが現れ、傍らに壊れた看板が落ちていた。森林組合、作業道、通行禁止の文字が目に入る。この辺りから杉の針葉樹には青色のテ-プがグルグル巻きにされている。伐採の対象となるのだろうか・・。作業道は一部日当たりの良い箇所は土が出ていたが、ほとんどまだ残雪に覆われている。次第に空が近づき、登り切ると見晴らしの良い場所に出た。遥か向こうにも作業道は続いており、作業道最高地点の右肩には目指す高山だろうか山頂が見えた。

合併記念造林の碑(袖峠)

作業道ゲ-ト

グルグル巻きの青テ-プ

作業道最高地点の右肩が目指す高山か・・

作業道はほぼ雪道
取付き(11:00) 作業道を最高地点付近まで登り切ると、右手に赤布を見つけた。笹薮が刈られた薄い山道も付いている。山頂目掛け進んでみる。尾根道に出ると、先程作業道から確認していた山頂に立つ2本の立木が一気に近づいてきた。雪の急斜面を慎重に登る。だが、ようやく登り切った先は山頂ではないようだ。右に尾根づたいに延びた先が本当のピ-ク。高山の山頂であった。

取り付き ※赤布があり分かり易い

山頂か・・ ※実際にはそこから更に右に尾根づたいに登った先がピ-ク
高山(11:17、12:35) 山頂には三角点がある筈だが、当然雪の中に埋れていて確認出来ない。山頂に佇む1本の立ち木に赤テ-プが巻き付けられている。山頂を示しているのだろうか・・。それにしても随分高い箇所に取付けられているもんだ。きっと雪の積もった厳冬期に付けたのだろう。雲が多い中にも、付近の山々が広がって見えた。その中でも特に印象的だったのが、どこまでも続く作業道。”よくぞこんな山奥に造ったもんだな・・”、頂に立ち一人感心した。

高山 ※三角点は深い雪の中、木に赤テ-プあり

手袋でキャッチボ-ル
袖峠(13:24) 山頂からの下山は、無駄に蛇行する林道をショ-トカットし谷筋に落ち込んだ。フキノトウを採りながらあっさり袖峠。小谷林道を下って行くと、谷を挟んだ林道の先に僕等の赤い車を見つけた。

下山は谷沿いに落ち込みショ-トカット

袖峠
小谷林道空地(13:35) 結局僕等の停めていた空地は総奥乃院の直ぐ先だった。総奥乃院で弘法大師様のお助け水を有難く頂き、喉を潤す。ここは有名な下数河の名水の上流に当たるのだろう。国道沿いはいつもタンクを持った水汲み客で混んでいるが、こちらは誰もいないし水量はかなり豊富でお勧めと言える。

小谷林道 ※空地に駐車

総奥乃院

弘法大師様のお助け水

飛騨市天然記念物(杉崎区) 天王洞のイチイ ※不動明王の文字は母の書
ブログランキングに参加中。『登山』バナ-のクリックをお願いします。→
にほんブログ村
【日時】平成23年4月24日
【天候】晴れ
【岳人】穂乃花(小4)、岳登(小6)、僕
小谷林道空地(9:45) ”高山”と書いて”たかやま”と呼ばず、”こうやま”と呼ぶ。最近までその存在すら知らなかった。雨上がりの休日、そんな渋い山を目指してみた。飛騨市古川町数河と飛騨市宮川町小谷とを結ぶ小谷林道。その袖峠まで車で行くつもりだったが、林道はまだ残雪が多く車では進めなかった。行ける所まで行こうと欲を出した末、同じ所で2度雪にはまり車が立ち往生。スコップで雪かきをして何とか脱出に成功。仕方なしにバックで空地まで戻ろうと試みる。案の定、盛り上がった雪に捕まり、車は傾き崖が目の前に見えた。『ヤバイ!車ごと崖に落っこちてしまう』。たまらず車から降り、冷や汗を垂らしながら雪かきをして道を整える。そしてハンドルを山側に目一杯切り、バックギアのまま一気にアクセルをふかした。何とか最大の難を逃れ、無事空地に駐車。人間欲を出してはいけない・・、という事だ。出だしからつまづいたが、気を取り直し歩き始める。ふと後方から地元の老夫婦が軽トラに乗ってやって来た。『これ以上行けませんよ!』。そうアドバイスを送ったが、老夫婦は軽く頷き行ってしまった。案の定、僕等と同じ場所で雪にはまり立ち往生、引き返す羽目になっていたようだ。

小谷林道 ※地元の老夫婦も僕等と同じ場所ではまっていた
袖峠(9:57、10:00) 袖峠までは歩いてもそれ程遠くはなかったが、峠に近づくにつれ雪が多くこの時期車での進入は不可能だ。峠には左手に立派な小谷林道竣工記念碑があり、右手に合併記念造林の碑が建っていた。ここからは右手に延びる未舗装の林道へと入っていく。直ぐにゲ-トが現れ、傍らに壊れた看板が落ちていた。森林組合、作業道、通行禁止の文字が目に入る。この辺りから杉の針葉樹には青色のテ-プがグルグル巻きにされている。伐採の対象となるのだろうか・・。作業道は一部日当たりの良い箇所は土が出ていたが、ほとんどまだ残雪に覆われている。次第に空が近づき、登り切ると見晴らしの良い場所に出た。遥か向こうにも作業道は続いており、作業道最高地点の右肩には目指す高山だろうか山頂が見えた。

合併記念造林の碑(袖峠)

作業道ゲ-ト

グルグル巻きの青テ-プ

作業道最高地点の右肩が目指す高山か・・

作業道はほぼ雪道
取付き(11:00) 作業道を最高地点付近まで登り切ると、右手に赤布を見つけた。笹薮が刈られた薄い山道も付いている。山頂目掛け進んでみる。尾根道に出ると、先程作業道から確認していた山頂に立つ2本の立木が一気に近づいてきた。雪の急斜面を慎重に登る。だが、ようやく登り切った先は山頂ではないようだ。右に尾根づたいに延びた先が本当のピ-ク。高山の山頂であった。

取り付き ※赤布があり分かり易い

山頂か・・ ※実際にはそこから更に右に尾根づたいに登った先がピ-ク
高山(11:17、12:35) 山頂には三角点がある筈だが、当然雪の中に埋れていて確認出来ない。山頂に佇む1本の立ち木に赤テ-プが巻き付けられている。山頂を示しているのだろうか・・。それにしても随分高い箇所に取付けられているもんだ。きっと雪の積もった厳冬期に付けたのだろう。雲が多い中にも、付近の山々が広がって見えた。その中でも特に印象的だったのが、どこまでも続く作業道。”よくぞこんな山奥に造ったもんだな・・”、頂に立ち一人感心した。

高山 ※三角点は深い雪の中、木に赤テ-プあり

手袋でキャッチボ-ル
袖峠(13:24) 山頂からの下山は、無駄に蛇行する林道をショ-トカットし谷筋に落ち込んだ。フキノトウを採りながらあっさり袖峠。小谷林道を下って行くと、谷を挟んだ林道の先に僕等の赤い車を見つけた。

下山は谷沿いに落ち込みショ-トカット

袖峠
小谷林道空地(13:35) 結局僕等の停めていた空地は総奥乃院の直ぐ先だった。総奥乃院で弘法大師様のお助け水を有難く頂き、喉を潤す。ここは有名な下数河の名水の上流に当たるのだろう。国道沿いはいつもタンクを持った水汲み客で混んでいるが、こちらは誰もいないし水量はかなり豊富でお勧めと言える。

小谷林道 ※空地に駐車

総奥乃院

弘法大師様のお助け水

飛騨市天然記念物(杉崎区) 天王洞のイチイ ※不動明王の文字は母の書
ブログランキングに参加中。『登山』バナ-のクリックをお願いします。→

にほんブログ村
スポンサーサイト
| '11山行記録 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑