徹夜明けの睡眠、7時間しか眠っていないがかなり熟睡する事が出来た。
岳登は僕より1時間遅く起き、チェックアウト間際までテレビにかじりついている。
ヒンズ-語に吹き替えられた”ちびまる子ちゃん”が流れているようだ。
ホテル屋上の朝チェックアウト後、宿に荷物を預け朝食用にサモサを買い、数台のリクシャに声を掛ける。
目指すは郊外にある世界遺産”ビ-ムベ-トカ-の岩窟群”。
ボ-パ-ルからの往復と遺跡での待機2時間、これを400Rsで行きたかったが、
どのリクシャも500Rsの一点張り、400Rsでは全く相手にされない。
ボ-パ-ルはツ-リストが皆無で、リクシャはほとんど英語を話せない。
その上ビ-ムベ-トカ-はボ-パ-ルより46km離れており、どのリクシャも行った事がない。
ようやく、立派な顎鬚を蓄えたムスリム風のリクシャと話がまとまり乗車。
リクシャマンは本当に場所が分からないようで、道中は道を尋ねながらのドライブとなる。
今日は時間も限られており、予定通りにボ-パ-ルに戻って来れるのか非常に心配だ。
出発して1時間半、ビ-ムベ-トカ-に到着。
しかしそこは広い遺跡に至る手前のゲ-トで、入口までは2kmの距離らしい。
遺跡内へのリクシャ乗入れ代と大人2人(たぶん僕とリクシャマン)の入場料が400Rs。
これは予想外の出費だったが、ここまで来て中に入らない訳にはいかない。
爆走するリクシャ
ビ-ムベ-トカ-岩窟群入口ここビ-ムベ-トカ-には15のシェルタ-(岩窟)があり、
1万年前の石器時代から紀元後の歴史時代に描かれた見事な岩絵が数多く残っている。
シェルタ-は石器人達が雨風をしのぐ為の住居であり、
そのシェルタ-の岩の天井や壁に動物や戦の場面等が各時代ごと色を変え描かれている。
シェルタ-4、8、12、15の岩絵が特に印象に残ったが、
その中でも終点シェルタ-15のバッファロ-には躍動感すら感じ、情景が頭に浮かんだ。
岩絵は当然手の届く高さの箇所にしか描かれていない。
自然が造り上げた多くのシェルタ-、
知恵を持った古代人が描き上げた見事な岩絵。
知名度は低く、訪れるツ-リストはまずいないが、
この2つが噛み合ったこのビ-ムベ-トカ-の岩窟群は、遥々訪れる価値はかなり高い。
象に乗る戦士(シェルタ-1)
奇抜な巨石のトンネル(シェルタ-3)
遺跡内は整備されている ※右の柵内がシェルタ-4
動物の群れ(シェルタ-4)
ビュ-ポイント
馬に乗る戦士(シェルタ-7)
戦闘風景(シェルタ-8)
馬と象(シェルタ-9)
動物(シェルタ-12)
2頭の猪(シェルタ-14)
最大の見所第15窟(シェルタ-15)を見上げる
バッファロ-(シェルタ-15)待たせておいたリクシャでボ-パ-ルの町まで戻って来た。
屋台のスナックで遅い昼食を済ませ、宿に預けていた荷物を担ぎ鉄道駅へと向かう。
駅手前の酒場では、真昼間にも係らず荒くれ者の男達が酒に溺れ目の力を失っている。
この汚く荒れた雰囲気が僕は好きだ。
背負っていたバックを地面に置き、1杯30Rsの苦い生ビ-ルを喉にブチ込んだ。
世話になったリクシャマン
甘スナック(イマティ-ン)は1個3Rsで美味く、僕のお気に入り
Rajhansホテルボ-パ-ルには1泊のみの滞在だったが、州都だけあり町は賑やかで歩いていても楽しい。
ホテルが高い事だけがネックだが、近郊のサ-ンチ-やビ-ムベ-トカ-も大変魅力的。
しかし僕がこの町を気に入った本当の理由は、
この酒場の存在・・なのかもしれない。
ボ-パ-ル・Rajhansホテル泊-500Rsチャイ(4Rs×2) 朝食(サモサ2個6Rs×2、甘スナック5Rs) ビ-ムベ-トカ-(リクシャ乗入代込400Rs) リクシャ(ボ-パ-ル~ビ-ムベ-トカ-往復、待機2時間500Rs) 甘スナック(2個5Rs) 昼食(屋台スナック24Rs) 甘スナック(3Rs) グァバ(4Rs) チャイ(4Rs×2) 生ビ-ル(酒場中ジョッキ30Rs) 水(駅12Rs) チャイ(5Rs) 夕食(列車内チャパティ3枚とカレ-10Rs×2) バナナ(小6本10Rs) 計1046Rsブログランキングに参加中。『子連れ旅行』バナ-のクリックをお願いします。→
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