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前だけを向いて~下呂御前山

この度の東日本大震災の被災者の方々に対し重ねて御見舞い、御冥福を申し上げます。明日は我が身、いつ飛騨地方も大地震に襲われるかもしれません。連日テレビから流れる報道の中で、避難所で寝泊りする小学生の女の子の言葉が深く心に残りました。『学校が終われば自分の家に帰り、ご飯を食べ、暖かい布団で眠る。今までこれが当たり前だと思っていたけど、どれだけそれが幸せな事か初めて気が付きました』。とても現代の子供の言葉とは思えません。戦争を体験された高齢者の方々は、そんな毎日を乗越えてこられた尊敬すべき日本人です。僕は常日頃”山と旅”を通じ、命や水の大切さ、眠る場所があるという有難さ、大自然の感動や怖さ、人間の小ささ、日本人がどれだけ恵まれているか・・、これらをせめて自分の子供達くらいには身も以って体験させたく、いつも息子や娘を後ろに従えバックパックを背負い歩いています。子供時代を貧しい母子家庭で過し随分ひもじい思いをしてきましたが、強い母の背中を見て育ち何とか今日まで生きてこれました。全てを失った被災者の方々の絶望感は、僕の想像を遥かに超えるものである事はもう言うまでもありません。どんな状況下でも決して諦めず強く生きているインド人のように前だけを向いて、決して後ろを振り返る事無く逞しく生きて下さい。心より応援致します。



【山域】下呂御前山(1411m)
【日時】平成23年3月13日
【天候】晴れ
【岳人】嶺花(小1)、穂乃花(小3)、僕


下呂御前山登山駐車場(9:10)  この地方も最近やたら地震が多いが、今年2度目の山行へ向かった。国道41号線”森”の信号を折れ、分かり易い案内板に導かれ駐車場に到着。それ程広くない空地に車を停め歩き始める。今回は珍しく山が大嫌いな嶺花も『行きたい!』と申し出てきた。15分程林道を歩くと作業小屋と東屋のある場所があり、更に林道を進んだ先が登山口となる。そこには、南飛騨特有の立派な案内看板が設けてあった。雪はないだろう、と思いこの山を選んだが、日影となる林道には雪も残っている。子供達にスパッツを装着させ先へ向かう。登山口から30分程で綺麗な舗装道に出た。車道を左へと下る。”御前山登山道入口”の標識があり、道路脇には名古屋ナンバ-の車が駐車してあった。ここからは登山道らしくなり、少しもがくと五合目に到着。ここで一息入れるとする。
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前を向いて歩き始めれば・・
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作業小屋と東屋
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下呂御前山登山口
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舗装道に出たら左折し下る、標識で山に進入

五合目(10:18、10:40)  周りの薄い雪をかき集め、イチゴのシロップをかけてかき氷を作った。初めての嶺花は大喜び。落ち葉舞う秋のような心地良い登山道を登り、六合目の標識を越え、未舗装の林道に出た。『帰る!』 先程まで元気だった嶺花はもう疲れたようだ。嶺花は保育園年長で恵那山や焼岳等を登っただけに、体力はたぶん岳登に匹敵するくらいある。しかし残念な事に根性がない。山頂で食べようと思っていたお菓子を食べ機嫌を戻してもらう。この先七合目からは周囲一帯が雪となり、八合目は観音峠との分岐となっていた。ここから九合目までは長い雪の斜面が続く。嶺花はすっかり元気になっているが、今度は穂乃花が泣きながら歩いている。この穂乃花は意外にも体力があり、根性は岳登よりあるかもしれない。辛くても、鼻水を垂らし静かに泣き、決して歩みを止めない。前に進みさえすればいずれはゴ-ルが見えてくる。今日は嶺花の事ばかり構っていたので、ただすねているのだろう。ようやく登り切った高台が九合目。その先の高岩大権現神社からは白山が霞んで見える。最後の登りを経て山頂へと立った。
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五合目
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落葉の絨毯
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未舗装林道を横切り、再び山道に入る
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雪面の登りが続く
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九合目(岳見平)
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高岩大権現神社  ※後方に白山

下呂御前山(12:15)  山頂からは名前の由来通り、御嶽山が良く見える。その左側には乗鞍岳や笠ヶ岳から黒部五郎岳へと続く北アルプスの峰々が薄っすらと白く浮かんでいた。乾いた岩の上で昼食とする。飛騨高山ラ-メンの味噌味とカレ-ラ-メンに餅とソ-セ-ジを入れて食べた。眼下には天下の三名泉の下呂温泉の町並みが僅かに望める。子供達は登山ノ-トに感想を記した。先程九合目手前で挨拶を交わした男性は凄い方だった。地元の高齢の男性だったが、昨年は102回登り今年も既に十数回山頂に立っているようだ。登山ノ-トはその方の”これで何回目・・”の記述がほとんどを占めていた。
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下呂御前山  ※後方に御嶽山
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御嶽山
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北アルプスの峰々  ※右から乗鞍岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳と続く
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山頂で昼食  ※眼下に下呂温泉街

下呂御前山(14:20)  七合目まで一気に下り、嶺花に再びかき氷をご馳走する。とても嬉しそうに一人で食べ切っていた。登山道より少し外れ”お助け水”に寄ってみる。水は細いが美味しい水が出ていた。日中暖かかったせいか行きに見た雪は大分と溶け、かき氷を作った五合目の雪はほぼ消えていた。道中のベンチに積もっていた雪も完全に消えている。嶺花は15回近く滑り転げ、ようやく雪道を終えた。
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七合目   ※嶺花にはかき氷が大好評
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お助け水  ※水は細い

下呂御前山登山駐車場(16:22)  ふわふわの絨毯を踏み、駐車場まで戻って来た。沈みかけた太陽の影響で、少し肌寒くなってきた。ゴメンね、ゆうみちゃん。嶺花は大切な友達との遊ぶ約束をすっかり忘れ、山に登りに来てしまったのだ。 
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・・何かを得て、きっとゴ-ルに辿り着く



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| '11山行記録 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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