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謹賀新年

2010年、中東シリア。
中東という表現は欧州から見た表現であり、極東の日本人が使うと何だかピンと来ない。
そのシリアが誇る世界遺産に古代遺跡パルミラがある。
過去の繁栄を偲ばせる列柱通りが、目の肥えた観光客を楽しませてくれる。
そんな歴史のある静かな田舎町にこの安宿は存在する。
その名はニュ-ツ-リストホテル。
首都ダマスカスからバスで到着後、この宿の扉を開き中に入った。
部屋は暗い。
もう昼になろうかと言うのに、1人の男はロビ-のソファ-に寝転んでいる。

男の名はサリ-。
それは可愛い女性の名ではなく、立派な顎髭を蓄えたこの宿の主人の事である。
大丈夫なのか・・
不安を抱えつつも早速チェックインを済まし、遺跡をくまなく歩いた。

・・そして夜。
宿に戻るが、僕等の他に今宵の客人は誰もいないようだ。
サリ-は紅茶(シャ-イ)を僕等に勧めてきた。
ロビ-で暖炉を囲み、シリアでの不思議な夜が粛々と更けていく。

日本語の情報ノ-トも数冊置かれており、興味心身で目を通す。
『サリ-はスケベでハイテンション。次々と紅茶を勧めてくれ、続々と訪れる友人知人と共に楽しい夜は過ぎていく。宿には僕の他に客は誰もいない・・』
実にそのまま、皆同じ体験をしているようだ。

地球という同じ星に住みながら、言葉も通じず、名も知らない多くの人々。
起源を辿れば、この星に住む誰もが地球人という家族なのではないだろうか。
そして名も知らぬ家族と、紅茶を飲み楽しく語らう。

サリ- 年賀状用

この星に居を構える世界全ての国が、争う事無く平和でありますように・・
そしてこの星全ての地球人に、多くの幸せが訪れますように・・

2011年元旦
夢追人
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