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遠い木曽駒

【山域】ちりめん坂
【日時】平成22年8月14日
【天候】曇り
【岳人】岳登(小5)、僕


桂小場(2:57)  6月のリベンジを果たしに再び木曽駒ヶ岳に挑む。前回は木曽駒高原より福島Bコ-スを登り、木曽駒ヶ岳、将棊頭山、茶臼山へと縦走する周回コ-ス。しかし前夜から降り続く雨は朝になっても一向に降り止まず、強風も相まって入山を諦めた。そして今回登山口を変え、桂小場から将棊頭山、木曽駒、三ノ沢岳と日帰りするロングコ-スに挑む。標準コ-スタイムで18時間半の行程だが、これくらいなら少し余力を残しゴ-ル出来る距離だ。前夜現地入りし明日に備える。翌朝2時20分起床。今のところ雨は降っていない。今日も雨の確立は半々。雨が振り出す前に稜線まで上がってしまおう、と静まり返った暗闇の中気合を入れる。
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桂小場

ぶどうの泉(3:19)  このル-ト上には水場が多く、背負う水もいつもより少なくて済む。普段が大抵6ℓなら、今回は4ℓ。先程から岳登が『少し腹が痛い・・』と訴えてきている。僕には彼の痛みは分からないので、どんな事でも体に異変が起きたら言うように指示。行けそうか尋ねると、『何とか大丈夫・・』と言うので再び歩き出す。三ノ沢が無理そうなら木曽駒で引き返してもいい。それも無理なら稜線まで上がり、将棊頭山で引き返したっていい。それも無理そうならこのまま引き返したって構わない。いずれにしても自分の体調の事は自分自身にしか分からない。山で動けなくなったら、それは”遭難”を意味する。岳登の体調を伺いながら先へ進む。
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ぶどうの泉

撤退(3:35)  そして岳登は終に力尽きた。嘔吐したのだ。死にそうな顔をし、百戦練磨の彼にしては珍しく泣き出してしまった。僕は迷う事なく向きを変え、登山を中止した。丁度一年前の折立でも同じような事があった。その時も入山直後に嘔吐し、3泊4日のテント行を諦めた。結局病院で気管支炎と診断されたが、今回もたぶん同じだろう。幸い山の奥深く入り込む前に分かり易く嘔吐してくれるので大事には至っていない。前夜や出発前に兆候が感じられないだけに判断が難しいところでもある。
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嘔吐
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引き返す

桂小場(4:00)  登山口まで戻ってきたが、岳登に元気はない。   
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登山口

下山後、再び車内で眠りを取り直す。数時間後起床、岳登はすっかり元気になっている。東屋で朝食。予定では明日は戸谷から鋸岳への日帰りも計画していたが、今回は全て取りやめとする。山は少しでも迷いがあったなら撤退した方が無難である。山は逃げない。これが山と長く付き合う為のキ-ワ-ドだろう。
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東屋

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| '10山行記録 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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