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易老渡周回

【山域】易老岳(2354m)、仁田岳(2523m)、茶臼岳(2604m)、上河内岳(2803m)、南岳(2702m)
【日時】平成22年7月31日
【天候】雨後曇り
【岳人】岳登(小5)、僕


易老渡(3:30)  前夜自宅から下道で5時間、疲れ果て易老渡に到着。こんな奥深い悪路の果て、既に何台もの車が停まっているのには驚いた。明日は早い、ウィスキ-を強引に喉に流し短い眠りにつく。4時間後起床。天気は宜しくない。足元を照らすライトの明かりを頼りに、慣れない山域で遭難しないよう慎重に足を運ぶ。間もなく雨は本降りになってきた。今日は長丁場に耐えられるだろうか。光岳だけの往復にして引き上げようか・・。なぜこの暗闇の雨の中、こんな辛い事をしているのだろう・・。百高山なんかやめてしまえ・・。そんな弱気な事を幾つも考えながら、黙々と上を目指す。僕の心情を知ってか知らずか、岳登は泣き言一つ言わず情けない父の前を黙々と歩いている。凄い子供だな・・。少なくとも僕がこの歳の頃は、こんな根性はなかったな・・。
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易老岳方面登山口

面平(5:00)  日の出の時刻を迎えても、雨の樹林帯は闇に包まれたまま。そして日の出から1時間を過ぎた頃、ようやく闇から解放された。暗闇というものは人を不安にさせ、雨がそれに追い討ちをかける。何度経験しても決して変わる事のないこの心情、自分の弱さの現れなのだろう。

易老岳(7:07、7:28)  きつい登りに耐え稜線に出た。天候も回復しつつある。僕等は迷う事なく、予定通り光岳方面に背を向け先へ進んだ。
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易老岳
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待ちわびた陽射し

仁田岳(8:45、8:55)  希望峰の分岐標識に従い縦走路を右折。這い松を掻き分け苦戦した末、2つ目の山頂に立った。ガスで眺望はない。再び分岐の希望峰に戻り、仁田池を経て稜線を進んで行く。空を覆っている雲が易しく流れ、縦走路の先に本日の目的地・上河内岳が姿を現した。その左手には聖岳も薄っすら確認出来る。
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這い松帯
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仁田岳

茶臼岳(9:40、9:52)  完全に雨は上がってくれたが、今日は雲が多く眺望はないに等しい。そんな中、僕等に気を遣ってくれたのか上河内岳だけは良く拝める。次はいよいよ本命百高山の登場だ。幕営に適した高原や平地を通り過ぎ、上河内の肩に取り付いた。
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茶臼岳 ※後方に上河内岳、その左が聖岳
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上河内岳肩からの登り

上河内岳(11:18、11:38)  肩から一登りで山頂到着。先客が1人。既に1時間くらい雲が流れるのを待っているらしいが、終にその願いは届かなかった。先程の茶臼岳山頂での一時、これが本日唯一の眺望だった。その夫人曰く、月曜日から山に入っているそうだ。今日は週末の土曜のはず、それは凄いな・・。思う存分山を楽しんで下さいな。
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上河内岳

南岳(12:04)  飛騨山脈(北ア)にも南岳があるがここも同名。山頂標識は道標も兼ねている。
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南岳
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タカネナデシコ

分岐標識(12:51、13:00)  ここにはベンチのような方向指示盤がある。いよいよ稜線に別れを告げ下山にかかる・・。と思いきや、登り返しが待っていた。メインのザックを託された岳登には少し辛い登りとなった。ザックには手つかずの3.5ℓの水がまだ温存してある。今日はとても涼しく、水はここまで2ℓで済んでいるのだ。

薊畑(13:21)  倒木が道を塞ぐ。苔は神秘的な緑を彩色し、ラピュタのモデルとなったカンボジアのベンメリア遺跡を偲ばせる。先週の西穂で免疫がついたのか、長丁場の山行でも足は実に快調。沢の音が次第に迫ってくると西沢渡も近い。
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薊畑
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苔の倒木

西沢渡(15:41、15:50)  空瓶が散乱する廃墟と貸した小屋を通り越すと、ワイヤ-が見えてきた。水嵩の多い沢には木で橋が架けてあり、難無く対岸まで渡れるようになっている。好奇心旺盛の岳登は野猿に乗り、意味も無く一往復。珍しい乗り物に終始テンションを上げていた。
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西沢渡の人力ロ-プウェイ 『野猿(やえん)』

便ヶ島(16:23、16:30)  西沢渡から便ヶ島までの林道は左手が遥か真下まで切り立った崖、右手が崩壊寸前の山肌と気が抜けない箇所が続く。安堵したゴ-ル直前、充分注意が必要だ。
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便ヶ島

易老渡(16:53)  朝方の不安は他所に、思いの外順調に山行は終了。これなら光岳も含めて日帰りでも行けたかな・・。そんな欲が頭をよぎった。
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易老渡駐車場



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| '10山行記録 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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