FC2ブログ

2009年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年11月

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

字(あざ)

『土地家屋調査士』
こう言われてパッとくる人は稀であろう。
よく不動産鑑定士等と間違われる。
依頼先のお客様ですら、
僕等の事を『測量士さん』と呼んでくる。

この通称『調査士』を僕は生業としている。
山や旅ばかりしている訳ではない。
司法書士(法務省)のような法律的要素と、
測量士(国土交通省)のような技術的要素の
両面を併せ持ったマイナ-な資格である。
大抵の人はその生涯の中で、
1回お目にかかるかどうかの頻度である。

依頼を受けるとまず法務局に出向き、
公図、地積測量図、要約書等の資料を取得する。
僕が言いたいのはこれから。

『岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂』
この区域の業務依頼を受ける事がある。
神坂とは焼岳登山口のある中尾集落の更に奥、
新穂高温泉の辺り及びその先だ。

公図等を調べていると、興味深い文字が出てきた。
『神坂字右俣』
『神坂字左俣』
登山者として随分苦しめられている右俣林道、左俣林道の辺りだ。
しかしこれくらいではネタにしない。

『神坂字笠ヶ嶽』
『神坂字保高嶽』
『神坂字鎗ヶ嶽』

オォ~!そうきたか。
僕は法務局で一人にっこり。
登山者ならばきっと誰もが胸をときめかすに違いない。
漢字こそ違えどあの名峰を指す。

飛騨山脈(北アルプス)は長野県等と稜線を境としている。
その稜線より下の岐阜県側には、
『岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂字何々』
という地番区域が設けられているのだ。

業務上たまたま知る事になったが、
実に楽しい資料調査であった。

104_PANA-P1040038_P1040038_convert_20091030093238.jpg
土地所在図

スポンサーサイト



| 土地家屋調査士 | 09:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT