八ヶ岳縦走(2)
【山域】硫黄岳(2760m)、横岳(2829m)、赤岳(2899m)、権現岳(2715m)、阿弥陀岳(2805m)
【日時】平成21年8月22日~8月23日
【天候】雨後曇り、晴れ
【岳人】岳登(小4)、僕
2日目
キレット小屋幕営地(5:03) ぐっすり眠れた。テントの覗き窓から空を見てみる。綺麗な星が見える。今日は天気いいゾ!お湯を沸かし僕はコ-ヒ-、岳登はホットレモン。飲んだら、さぁ出発。見晴らしの良い高台に出た頃、太陽が顔を出した。ウォ~!絶景。目指す権現岳は遥か遠くに見える。根気に歩くとそれはやがて目前に迫ってくる。最後に長いハシゴの難所。これが気が遠くなる程長い。途中で力尽きたら地獄の底まで落ちてしまう。長い集中力も必要だ。何とか上ったが帰りが嫌だな。

朝日

孫悟空雲
権現岳(6:08、6:18) そして権現岳。八ヶ岳4山目。富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽、遠くには北アルプスまで一望出来る。編笠山へと続く縦走路には登山者が一杯。景色を充分満喫したら再び長いハシゴだ。下りは上りより長く感じた。本当に嫌なハシゴ。キレット小屋に泊まっていた登山者に何組か会う。皆さん縦走して観音平に抜けて行くそうだ。

ハシゴの難所

権現岳
キレット小屋幕営地(7:15) 朝飯前に一仕事済ませたゾ。テント場にいた3組の客は既に撤収して僕等のモンベルだけ残っている。朝食を食べ、テント撤収。結露もなく撤収作業も楽チン。
キレット小屋幕営地(8:50) のどかなキレット小屋を後にキレットの登りに挑む。岩場を這うように駆け上がり、難無くクリア。テント場でもたついていた時間も何とか取り戻せた。振り返ると背後にはいつも容姿端麗の富士の姿が。

キレット登り

ハシゴ富士
文三郎尾根分岐(10:05) 赤岳を巻き、阿弥陀へのル-トに取り付く。今日も沢山の登山者が南沢の方から登っている。
中岳(10:37、10:49) 赤岳と阿弥陀岳の真中でぽっこり座る山。名前もそのまま、中岳。少し休んだら一気に最後の山頂を目指す。

中岳
阿弥陀岳(11:19、11:33) 朝登った権現岳、昨日登った硫黄岳、横岳、赤岳が良く見える。人間の足は凄いなと改めて実感。さて帰ろうか・・と腰を上げる。いけない肝心な事を忘れていた。早速僕は紙を取り出しそれを作成した。テ-マは”下山後何を飲むか”。「アミダくじ、アミダくじ、引いて楽しいアミダくじ、どれにしようかアミダくじ。」結果はコ-ラに決まった。

阿弥陀岳

権現への稜線、遠くに富士
行者小屋分岐(11:53) 荷物は重いが下りは意外に快調。八ヶ岳の山々に別れを告げ南沢へと下る。
行者小屋(12:21、12:26) 何人もの登山者を抜き、一気に行者小屋へ。沢で少し休み直に歩き出す。岳登の登りは悲しいくらい弱いのに下りはとてつもなく強い。再び何人もの登山者を抜き去り、ゴ-ルの美濃戸に到着。テント一式を担いだ僕は付いて行くのに必死だった。所詮岳登の帰りのザックはいつもゴミだけだからな・・・。最後まで岳登と激しい優勝争いをしていたデイパックの単独行が一言僕に言葉を送ってくれた。「その荷物では仕方ないですよ。」僕は完全に慰められていた。

行者小屋
赤岳山荘駐車場(13:56) 無事縦走を終えたが、本当の勝負はこれからだ。美濃戸から美濃戸口へのバットドライブ。常にこれが一番心配だった。悪路についてはゆっくり運転すればいいだけの事。ただ反対から車がきたらどうしよう。擦違う道巾はなく、待避するような場所もあまりない。ただ対向車が来ない事をひたすら祈るしかない。僕はセコイ作戦に出た。時を同じく美濃戸の駐車場を出た大型自家用車2台の後ろに回り、大型作戦&台数作戦に打って出た。気付くと僕の後ろにも2台連なっていた。対向車が来てもそちらが退くしかない。こうして運悪く僕等の車列一行に遭遇した2台の対向車を交わし無事美濃戸口に辿り着いた。今回の八ヶ岳縦走で最も緊張した難所であった。

美濃戸

最大の難所(美濃戸~美濃戸口)
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2日目
キレット小屋幕営地(5:03) ぐっすり眠れた。テントの覗き窓から空を見てみる。綺麗な星が見える。今日は天気いいゾ!お湯を沸かし僕はコ-ヒ-、岳登はホットレモン。飲んだら、さぁ出発。見晴らしの良い高台に出た頃、太陽が顔を出した。ウォ~!絶景。目指す権現岳は遥か遠くに見える。根気に歩くとそれはやがて目前に迫ってくる。最後に長いハシゴの難所。これが気が遠くなる程長い。途中で力尽きたら地獄の底まで落ちてしまう。長い集中力も必要だ。何とか上ったが帰りが嫌だな。

朝日

孫悟空雲
権現岳(6:08、6:18) そして権現岳。八ヶ岳4山目。富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽、遠くには北アルプスまで一望出来る。編笠山へと続く縦走路には登山者が一杯。景色を充分満喫したら再び長いハシゴだ。下りは上りより長く感じた。本当に嫌なハシゴ。キレット小屋に泊まっていた登山者に何組か会う。皆さん縦走して観音平に抜けて行くそうだ。

ハシゴの難所

権現岳
キレット小屋幕営地(7:15) 朝飯前に一仕事済ませたゾ。テント場にいた3組の客は既に撤収して僕等のモンベルだけ残っている。朝食を食べ、テント撤収。結露もなく撤収作業も楽チン。
キレット小屋幕営地(8:50) のどかなキレット小屋を後にキレットの登りに挑む。岩場を這うように駆け上がり、難無くクリア。テント場でもたついていた時間も何とか取り戻せた。振り返ると背後にはいつも容姿端麗の富士の姿が。

キレット登り

ハシゴ富士
文三郎尾根分岐(10:05) 赤岳を巻き、阿弥陀へのル-トに取り付く。今日も沢山の登山者が南沢の方から登っている。
中岳(10:37、10:49) 赤岳と阿弥陀岳の真中でぽっこり座る山。名前もそのまま、中岳。少し休んだら一気に最後の山頂を目指す。

中岳
阿弥陀岳(11:19、11:33) 朝登った権現岳、昨日登った硫黄岳、横岳、赤岳が良く見える。人間の足は凄いなと改めて実感。さて帰ろうか・・と腰を上げる。いけない肝心な事を忘れていた。早速僕は紙を取り出しそれを作成した。テ-マは”下山後何を飲むか”。「アミダくじ、アミダくじ、引いて楽しいアミダくじ、どれにしようかアミダくじ。」結果はコ-ラに決まった。

阿弥陀岳

権現への稜線、遠くに富士
行者小屋分岐(11:53) 荷物は重いが下りは意外に快調。八ヶ岳の山々に別れを告げ南沢へと下る。
行者小屋(12:21、12:26) 何人もの登山者を抜き、一気に行者小屋へ。沢で少し休み直に歩き出す。岳登の登りは悲しいくらい弱いのに下りはとてつもなく強い。再び何人もの登山者を抜き去り、ゴ-ルの美濃戸に到着。テント一式を担いだ僕は付いて行くのに必死だった。所詮岳登の帰りのザックはいつもゴミだけだからな・・・。最後まで岳登と激しい優勝争いをしていたデイパックの単独行が一言僕に言葉を送ってくれた。「その荷物では仕方ないですよ。」僕は完全に慰められていた。

行者小屋
赤岳山荘駐車場(13:56) 無事縦走を終えたが、本当の勝負はこれからだ。美濃戸から美濃戸口へのバットドライブ。常にこれが一番心配だった。悪路についてはゆっくり運転すればいいだけの事。ただ反対から車がきたらどうしよう。擦違う道巾はなく、待避するような場所もあまりない。ただ対向車が来ない事をひたすら祈るしかない。僕はセコイ作戦に出た。時を同じく美濃戸の駐車場を出た大型自家用車2台の後ろに回り、大型作戦&台数作戦に打って出た。気付くと僕の後ろにも2台連なっていた。対向車が来てもそちらが退くしかない。こうして運悪く僕等の車列一行に遭遇した2台の対向車を交わし無事美濃戸口に辿り着いた。今回の八ヶ岳縦走で最も緊張した難所であった。

美濃戸

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| '09山行記録 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑