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スギナ料理

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採取(除去)したスギナ

どこにでも生え、尋常でないほど増えていく。そんな迷惑な雑草が、スギナ(杉菜)。我が家でも車庫や庭、畑など所構わずスギナは遠慮なく拡散し、僕を大いに困らせている。その生命力は誰もが認めるところ。僅かな隙間を見つけては地中から這い上がり、舗装を突き破ることだって彼等には実に容易い。太平洋戦争末期、広島の原爆投下後、荒廃した大地に最初に生えてきた雑草がスギナだという。・・なるほど、充分に有り得る話だ。

スギナはツクシが成長した後に生えてくるもので、胞子茎をツクシ(土筆)、栄養茎をスギナと呼ぶ。ツクシが食べれることは知っていたが、実はスギナも食用として有能なのだ。スギナにはミネラルやビタミンが多く含まれ、カルシウムの含有量はホウレンソウの100倍~150倍もあるそうだ。むくみ解消や腎臓の働きを高め、自律神経の乱れを整え、抜け毛予防、美容やダイエット効果も期待出来る。・・ウム、お前中々やるな。これからはスギナを毛嫌いせず、上手に付き合っていこうと思う。
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どこからでも出てくる ※2013.4.22撮影

そして7月22日の夜、母料理のもと、初めてのスギナ料理を味わった。スギナには優しい触感があり、天ぷらにすると口触りが心地良い。苦みはあまり感じず、意外にも癖はない。食べれる(使える)雑草として覚えておきたい。ヨモギと一緒に天ぷらにすれば、材料代はかからないし、僕等のような大家族には大助かり。粉末にしておけば様々な料理に重宝する。ふりかけやおにぎりにこの粉末を混ぜれば、塩だけよりは彩が増し、子供達も大喜び(?)。煎じて飲んだお茶は、ほんのりほろ苦く、どこか杜仲茶を連想させた。ただし、スギナには植物毒も含まれる。摂り過ぎには注意したい。
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スギナの創作料理
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天ぷら(スギナ、鶏のシソ巻き、ネギ坊主、モロヘイヤ)  ※左上から時計回りに
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スギナのおにぎり
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スギナの佃煮
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スギナの玉子とじ
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スギナのふりかけ

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