続10円自販機とフキノトウ

除雪直後が一番走り難い ※2022.2.7
2月12日(土)。最近あまりモチベ-ションも上がらないが、半ば嫌々30㌔走に出かける。昨年のこの時期は毎週土日で150㌔を目安に走っていただけに、何だか自分が不甲斐無い。はて先日見かけた、津軽のりんご。まだ一度しか飲んでいないだけに、『さすがにまだ売り切れてはいないだろう・・』と期待大で10㌔先の自販機を目指す。しかしようやくその場に到着すると、予想もしなかった売切ランプの点灯。『仕方ない、ならば50円のがぶ飲みでも・・』と、ここは臨機応変に対応する。そして目を左に移し、直後僕は思わずニヤリ微笑んだ


津軽のりんご(10円)はあえなく売切 ※結局前回の1本しか飲めなかった
お~っ、やっぱりな!何と、本命のがぶ飲みメロンが50円から10円に値下がりしていた。津軽のりんご(10円)より、こちらの方がサイズが大きいし、味もいい。僕的にはこちらの方が逆に有り難かった。ついに僕の思い描いていた展開通りになってきた。数少ない地元住人以外、目にすることのない辺境の自動販売機。そんな場所に自販機があること自体不思議だが、見た通り回転率はかなり悪いようだ。だからこそ賞味期限の連鎖が立て続けに起こっている。以前から狙っていた、がぶ飲みメロンクリ-ムソ-ダ(500ml)。早速10円で1本買い、道向かいのバス小屋でニヤニヤしながら有り難く飲み干した。

がぶ飲みメロンが50円→10円に値下げ ※この適当感が素晴らしい
賞味期限を確認すると、期限は2022.1.31とある。今日は2022.2.12。すなわち期限は2週間程過ぎており、その差は日に日に増していく。一般常識であれば確実に廃棄されており、日本全国探したって、期限切れを敢えて販売している自販機は他にないだろう。いつだったか、外国の寂れた商店でコ-ラのペットボトル(1.5㍑)を買った。あの時のコ-ラは完全に炭酸が抜け、味は変異し、不味くてとても飲めたものではなかった。賞味期限は確か1、2年は過ぎていた。飲食店、ス-パ-、コンビニ、学校給食、各家庭・・。これは日本だけに限らないが、期限が多少過ぎたくらいで、ましてや作り過ぎて余ったからという身勝手な理由で、まだ食べれるものを捨てるという行動は、僕には到底理解出来ない。

賞味期限2022.1.31 ※この日は2022.2.12
母子家庭で苦労して育ったからかもしれないが、食べ物を粗末にすることだけは絶対にしたくない。期限が過ぎたからと言って捨てるくらいなら、無理にでも食べて腹を痛めた方が余程マシである。世の中には食べたくても食べれない子供達が世界には数多くいる。学校に通いたくても通えず、1日1食の質素な食事だけで、それでも家族の為に必死に働いている子供達が大勢いる。物を粗末にしたら、絶対に罰(ばち)が当たる。くだらない常識に左右されないこの自販機の管理人に、僕は最大級のアッパレを送りたい。

この雪の中、草刈りや農作業に精を出す

この日2本目 ※僕の為に残してくれてるような気もする
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| フキ、フキノトウ | 13:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑