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プロとの差を痛感した夜

4月12日(木)の夜、新月を3日前倒しして堪らず海に出かけた。一度大漁を味わうと、その時の楽しい記憶がいつまでも頭に残り、翌月が待ち遠しくて仕方ない。新月の日を基準に、満潮時刻、天気、都合と折り合いをつけ、出陣日を熟慮しなければならない。今日は日中天気も良く、来週は予定もある為、今月は今日くらいしかないだろうと思っていた。遥々足を延ばすからには、絶対に成果は挙げておきたい。ただ前日は天気が悪かったこともあり、半分ダメもとの覚悟で出かけた。自宅から1時間半車を走らせ、いつもの浜に到着。車の台数は多いが、前回と比べると断然に少ない。ここ数日の状態が悪いからだろうが、それでもこれだけの人が深夜にも関わらず集まってくる。トイレ脇に駐車し、一度偵察を経て、22時半頃に入水。

波はやや高く水面は揺れ、海の中は見難い。それでも数分おきに目に付いたものを掬いつつ、最低限の確保へと励む。前回の反省から砂付きのイカは持ち帰らないようにと、獲物は奥瀬で泳いでいるものを掬い、底で捕まえたものは捕獲後網の中で少し泳がせて砂を吐き出させた。常連組の集う奥瀬にしばらく立ち、獲物を待つ。しかし一向にイカの姿はない。それなのに誰よりも前に立つプロ級(もしかして本当のプロ?)の男性は、一人だけひっきりなしに網を動かしていた。この男性のヘッドライトは当然明るいが、何やら口にも強力ライトをくわえていた。この男性の独り勝ちは終始続き、何故彼にだけホタルイカが見えるのか、その差をまじまじと見せつけられた。

最低100匹は捕りたかったが、この高波の中、今のライトでは対応しきれない。それに折角捕った数匹のホタルイカさえも腰カゴでは逃がしてしまうおそれがあり、奥瀬に立ち続けるには限界があった。周りを見るとほとんどの人が自作の浮きカゴを使用しており、その必要性も今夜は痛感した。体験組の若者も多く、裸足(ウェ-ダ-なし)、素手(手袋なし)の、ワイルドな井出達には驚いた。覚悟はしていたが次第に体は冷えてきて、長くは海に入っていられなかった。この日の満潮は23時59分だったが、やはりその前後が比較的捕れていた。波は一向に緩むことはなく、寒さにも耐えられなくなり、イカもいなくなったところで潔く撤退とする。先程までかなり多くの人で溢れていたが、この頃を境に皆帰っていった。これから海に入る人もいたが、今日は期待出来ないだろう(やはり、その後は出なかったらしい)。
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2時間半(22時半から1時)で30匹  ※寒いし、波が高く水面が見難かった

1時過ぎには駐車場を発ち、家路を目指す。珍しく早く切り上げたので今回くらいは家で眠りたかったが、危ういフラフラ運転の末、今宵も倒れ込むように細入の道の駅にて車中泊。何とか4時間眠れたが、朝方寒さで目を覚ます。無事帰宅し、実家での朝食。今回の捕獲量は参加賞程度だったが、満足のいく豪華朝食と、妻や子供らへの少しばかりの土産にはなった。やはり捕りたてのホタルイカは格別で、ス-パ-に並んでいるものとは全く比べ物にならない。茹でたてはふっくらしていてサイズも大きく、身がぎっしりと詰まり最高に美味しい。今日捕った分は全く砂を噛んでおらず、これは多少の進歩。今回のように捕獲量が少ない時は、やはりフライがベストだろう。数匹でも充分なおかずになるし、存在感が際立っている。
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帰宅後の朝食  ※捕りたては身もふっくらしていて、味も格別
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ホタルイカとノカンゾウの酢味噌和え
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ホタルイカのフライ  ※牡蠣フライに似ている
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茹で上げ  ※生姜と醤油で
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初の大台突破は岳登との思い出作り

平成30年3月14日水曜日、1年待ちわびた今年初のホタルイカ捕りに行ってきた。当初、新月の週末出陣を考えていたが、前夜爆湧きだったことをこの日の朝に知ってしまい、突如、思いつきで強行軍をするに至った。当然この日はもう仕事どころではなくなり、ホタルイカのことが頭から離れなくなっていた。仕事を17時過ぎに早々と切り上げ、急いで帰宅して準備を整える。今回は長男の岳登を連れて行くことにした。この3月に高校を卒業し我が子の中で唯一暇そうだったから、それに最後の思い出作りと送別会代わりにと、滅多に味わえない貴重な体験をさせてやりたいと思った。

1時間半かけ、いつもの浜に到着。今日は平日だから人は少ないだろうと見込んでいた。しかし驚くことに、平日にも関わらずこれまで見たことがない程沢山の車で道路は埋め尽くされていた。長靴を履いて早速偵察に。しかしまだほとんど出ていないようで、浜辺で待機する人も多い。何とか僕も1匹見つけたが、手を伸ばして捕る際に長靴の中に波の浸水を許してしまった。長靴の中には水が溜まり、出だしから靴下や重ね着していたスパッツ、ジャ-ジ、作業ズボンの裾付近を濡らしてしまう。車へと戻り、靴下とズボンを着替え、ウェ-ダ-を着用。ク-ラ-ボックスやバケツ、タモやイスなどを分担して持ち、前線に基地を設置した。
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岳登初めての体験

22時半過ぎに海に入り、ホタルイカを探す。やはりまだほとんど出ておらず、しばらく歩き回ってようやく1匹捕れるか否かの程度だった。今宵の満潮時刻は、日付が変わり0:17。従って今は出ていなくとも、時期相応とさほど落胆はなかった。新月を2日後に控え、今日は終日天気も良く、明日夜から天気が崩れることを考えると、出陣は今日しかないと思った。今日は未明にかけて絶対に湧く。不思議と自信はあったし、どの時間帯に訪れるか分からない数少ない好機を決して逃さぬよう、今日は徹夜覚悟で来ている。しばらく我慢の時が続いたが、ついに23時半くらいだったか、海面の上昇とともに突然ホタルイカが湧き始めた。よし予定通りだ・・。しかし爆湧きを期待していたが、これくらいではプチ湧き程度なのだろう。見つけたホタルイカは全て捕ってやると、上半身が濡れるのも気にせず夢中で手を動かした。昨年光度を重視して買っていたヘッドライトだが、現状は暗くてほとんど周りが見えなかった。プロ級捕り師のライトはまるで街灯かと思う程明るく、羨ましくも広範囲に海底まで照らしている。これでは彼らと対等には闘えない。昨年も同じことを言っていたような気もするし、自分自身進歩がない。
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来たる時を待つ常連組

それでも何とか確実に捕獲を重ねていた。せっかく捕ったホタルイカを高波で失わないよう、腰カゴがある程度溜まってきたら基地に戻りバケツに移し替えておく。岳登にはまだホタルイカが見えていないようで、寒そうに椅子に座り目を閉じていた。その後プチ湧きはしばらく続き、一掬いで10匹近く捕れることもあった。あまりにも僕のヘッドライトが暗いので、岳登のヘッドライトも借りてダブルで頭に付けては、プロ級捕り師の集う奥瀬の戦場へと戻る。そして又腰カゴをある程度満たしバケツに移そうと基地に戻ると、ホタルイカは波打ち際まで迫っていた。今なら簡単に捕れるぞと岳登にハッパをかけ、借りていたヘッドライトを岳登に返す。途端僕の頭から照らし出される範囲は急激に狭まり、もう明かりが点いているのかさえも分からなくなってきた。もしかして電池切れ・・と今更気付き、車へと戻り慌てて電池交換。
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時を忘れるこの瞬間

やはりあの暗かった照度の原因は、減り切った電池残量のせいだった。新品の電池を入れてからは一気に照らす範囲が広がり、これで僕も完全復活。胸深さの奥瀬にてその後も立ち続け、時折やって来るプチ湧きを確実にものにした。次第に人も減ってはいるが、集中し過ぎている為、今何時なのか僕には関心がない。波打ち際の岳登も、それなりには捕っていた。初めての挑戦でこの恵まれた状況は、非常に運がいいとしか言いようがない。これまで数回来ている嶺花でさえ未だ数匹、ナナに至っては確かまだ1匹も見つけていないはずだ。岳登の言う通り、波打ち際にはかなりのホタルイカがたかっていた。これが身投げなのかと感動しながら、僕も波打ち際に狙いを移す。四方八方至る所でホタルイカがプカプカと浮いており、探さずして目に入る。奥瀬の時はタモを海中に入れて、逃げるホタルイカを追うようにして忙しく手を動かしていたが、ここではまるで逃げる気のない金魚を掬うような感覚。先程のプチ湧き以上に捕獲を重ね、気付くと人は残り数人しかいなくなっていた。明日は仕事だし、さすがに今回は朝を迎える前に止めておこう。ホタルイカも簡単には見えなくなってきたので、そろそろ潮時かなと4時40分に区切りを付けた。それにしても今回は凄かった。23時半頃から5時間近くも、ほとんどプチ湧き状態が続いていた。
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結構捕ったつもりだったが、せいぜいク-ラ-ボックス8分目
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初の大台突破(1093匹)  ※これまでの最高は昨年最終の386匹
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高級な富山産ホタルイカ

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初めての沖漬け

平成29年4月28日(金)未明、今シ-ズン3度目となるホタルイカ捕りは平日なので一人で出陣。日中の天気は良く、新月は2日前。満潮の時刻こそ4時25分と遅いが、今月行くなら今日しかないだろうと、急遽平日徹夜の強行策に出た。いつもの海岸は平日ということで、明らかに人出が少ない。屋台の姿もなく、地元ナンバ-の常連が大半のようだ。トイレ横に駐車し、長靴を履いて早速偵察に出る。海に入っている人はまだ少なく、誰もまだ捕れていないようだった。しかし波打ち際を歩いて戻る途中、ゆらり浮かぶホタルイカを1匹発見!素早く手で捕まえた。一旦車に戻り、テレビを見て少し時間を潰す。相手は自然界なので、じっと辛抱することも大切だ。周りの動きに合わせ、僕も車を出る。今度はタモを持っての偵察だったが、ここで数匹捕まえた。ヨシ、時は来た!遅れをとらまいと、急いでウェ-ダ-に着替え、ク-ラ-ボックスとバケツを持ち、いざ戦闘開始。
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今日は捕れそうな予感  ※0時16分
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プロ級捕り師や思い出作りの若者など  ※今夜は波が無く、最高のコンディション

今日の満潮時刻から、湧くなら3時頃だろうと、素人ながらの目星は立てていた。今夜の海はとても穏やかで、何もかもが好都合。前回は波が異常に高かった。その為、開始早々海の中で転倒してしまい、ウェイダ-内に浸水を許すという苦い思い出を作ってしまった。ヘッドライトはまだ買い替えていないが、今日は波が無い分、海底まで透き通って見えた。従って今日はプカプカ浮かぶ鈍感なイカよりも、海底に沈む警戒心の強いイカをたくさん捕ることが出来た。プロ級の方は常々こういう捕り方をしていて、一度タモを海に入れたものなら、連続して海中をかき回している。0時からの出だし1時間で、170匹前後とまずまずの捕獲量を得た。今日は初めて沖漬けに挑戦してみる。持参したタッパに昆布つゆを注ぎ、その中にイカを無造作に入れていく。本当にこんなんでいいのかは、僕自身まだよく分かっていない。
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約1時間で沖漬け用のタッパ3個が満杯になった  ※0時56分

腰カゴを空にしたら、直ぐに海へと戻る。初体験の若者らが、奇声を上げてこの富山の春の風物詩を楽しんでいた。スマホ片手に僅かな光を灯し、100均の虫取り網を手に持ち、手は素手で、足元はたぶん裸足。ズボンをまくり上げて海に入っているが、パンツまでビショビショだと嬉しそうに叫んでいた。そんな彼らでも多少は捕れているようで、誰もがこの一時を楽しんでいた。次第にイカの姿は消えていき、一先ずここで最初の潮時を迎えた。この1時間も、先程と同じくらいは捕ることが出来た。開始2時間でこれだけの量。目論み通り3時過ぎに爆湧きが来れば、今回こそ1000の大台はいくな・・。そんな気がしていた。
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急にいなくなったので一度退散  ※1時43分
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遥々深海から産卵に来たというのに、ホント申し訳ない  ※たぶん全てメス、故に富山産は高い

近くのセブンイレブンまで車を走らせ、コロッケパンとスナック菓子、それにホットコ-ヒ-を買い込む。脱ぐのが面倒なのでウェ-ダ-は履いたまま店内に入った。再び車を走らせ海へと戻り、車内でワンセグを見ながら小休憩。今回も明るくなるまで闘う覚悟でいる。遥々時間をかけて来ているので、時間は目一杯使いたいし、諦めて帰った後の爆湧きだけは絶対に避けたいところだ。30分程休んだ後、海へと戻る。波は相変わらず穏やかだが、ホタルイカの湧きが戻ることは結局最後までなかった。それでも何とか、ポツリポツリ1匹づつ捕まえ、休憩後の1時間半で44匹捕まえた。4時を過ぎると次第に東の空が明るくなってきた。海で迎える朝。普段の生活では絶対に有り得ない僕の徹夜だが、ホタルイカ捕りではいとも簡単に徹夜してしまう自分が怖い。
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『北斗の拳』を見ながらしばし休憩  ※2時18分
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結局期待した満潮の湧きは来ず、1時間半で44匹だけ  ※4時9分
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今回もしぶとく朝まで海に居た  ※4時10分
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片付けを済ませ、海にお別れ  ※4時31分

今回の収穫は386匹。前回の377匹を抜き、僅かながら自己記録を更新した。海に入っていたのは実質3時間半だが、最初の2時間で340匹近く捕っていた。眠くて家まで運転が持たず、細入の道の駅で堪らず2時間仮眠。今日はこのまま仕事に行くので、実家に寄り、後の調理は母に任す。朝食も作ってもらい、早速捕れたてのホタルイカを味わった。むっちりとした富山産のメスは最高に美味い。何とも贅沢な朝食は、まるで自分が漁師にでもなった気分だ。初めてトライする沖漬けには全く自信がない。果たしてこんなんで、本当に食べれるようになるのだろうか。解凍後、もしやばそうだったら、最悪茹でて食べればいいだろう。今夜も湧きそうな気はするが、2夜連続出向く根性は僕にはない。しかし折角のこのゴ-ルデンウィ-ク。いつも惨敗の娘に、一度くらいは爆湧きの体験をさせてやりたいとも思う。
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今日の収獲は386匹と自己記録更新  ※0時から4時の間の、実質3時間半
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いつも喰ってばかりで申し訳ない
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早速朝食で頂いた
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なんでこんなに美味いんだ
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昆布つゆで沖漬けしたものは
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しばらく冷凍  ※本当にこんなんでいいのかな

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初めての爆湧き

平成29年3月25日(土曜日)の夜、今シ-ズン2度目となるホタルイカ捕りに行ってきた。目指すは日本海、富山湾。こんなにも寒い夜にも関わらず、某海岸は多くの客で溢れていた。今回は行く気満々だったナナに加え、急遽姉の嶺花も連れてきた。駐車場は既に満杯で、路肩に敢え無く駐車。岐阜、飛騨、名古屋、尾張小牧、金沢・・。県外ナンバ-の車が大半で、パトロ-ルするパトカ-の姿もあった。休日の夜ということもあるが、子供が春休みに入った為か一家総出の家族も何組かいた。新月は2日後だが、週間天気予報ではその日は芳しくない。今月行くなら今日しかないだろう・・。ピンポイントでこの日に狙いを定め、夢の爆湧きを期待してやって来た。時間的な問題はあるだろうが、今日はこの海岸だけに賭けている。コンビニでビ-ルを買い、早々に移動の手段を捨てた。空には星が多く、月の姿はない。日中の天候を考慮しても、爆湧きの可能性は極めて高い。2時間程で海に到着。早速長靴を履いて、偵察に出る。しかしホタルイカはまだ出ていないようで、海に入る人は少なかった。一旦車に戻り、映画を見ながら宴会をする。今夜の満潮は0時半。海に入るなら22時半頃だろうと見込んでいた。そして丁度その時間になった頃、周りも動き出した。急いで僕らも出陣スタイルに着替え、荷物を持ち海に出た。
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夜店が出現

海には既に多くの人が集まり、ライトが群がるその光景は、一種異様な世界だった。波はいつもより高く、充分注意していないと水の浸水を許してしまう。すぐさま一匹ゲット。これは幸先いいスタ-トだと喜んだ。しかしそれも束の間、直後強い波に足をすくわれ、体勢を崩してしまう。右半分が海と平行になり、ウェ-ダ-の中は一気にズブ濡れ。手袋も濡れ、不運な幕開けとなった。それにしても、プロ級の捕り師とのライトの明かりが違い過ぎる。附随して捕獲の差も歴然だった。ホタルイカはどこだ・・。こちらがキョロキョロ探している直ぐ横で、プロ級の捕り師らは網を頻繁に動かし捕獲しまくっている。何とか僕も奮闘し、少ないなりには捕れていた。今日は浅瀬にはホタルイカは現れず、波の高さもあって、娘の調子は全くだった。おまけに嶺花の長靴には穴が開いており、ナナも早々に胴長靴に入水を許してしまう。2人ともチェアで寛ぎ、靴下を脱ぎ既に戦意喪失モ-ド。うたた寝を始めた娘を余所に、最低限の捕獲量は得ようと一人海に出る。そして1時前、娘2人を車へ戻す。ここまで2時間程海で共に闘い、2人の結果は生憎のゼロ。完全に濡れ損だった。

海は満潮の時刻を迎えている。僕の頭には娘の分も併せ、2つのヘッドライトが付いている。しかしどれだけ数を増やしても明るさの向上はなく、プロ級の方の明るさの足下にも及ばなかった。それでも少しずつは湧き出した感が。あのライトさえあれば捕り放題だろうなと、経験の差を肌で感じた。場所を移動してみる。そこで驚愕!人が集まっているのには訳があったのだ。目の前に現れるホタルイカが急に多くなり、一度の網入れで複数匹捕れることもあった。次第にホタルイカが湧き出し、まるで網で金魚掬いをしているような、俄に信じ難い光景に目を奪われた。これが、噂の『爆湧き』というやつか。確かにこれは凄い。海には一体どれだけのホタルイカがいるのだろう。しかしこの湧きもいつ果てるか分からない。やっけになり、捕って捕って捕りまくった。腰に付けたカゴは次第に一杯になり、この場面で転んだら全て台無しだなと先程の悲運が脳裏を過る。カゴも重くなってきたことだし、ここは一旦浜辺に戻りバケツに移し替えておくことに。しかしその後、湧きは弱まってきた。寒くもなってきたし、ここらで打ち止めとする。滅多にお目にかかれない爆湧きの時、どんな理由だろうとその場を離れることは今後は避けたいと思う。バケツに戻ったあの数分だけで、ざっと50匹は捕り損ねただろう。

3時15分にホタルイカ捕りを終え、4時には寝る体勢に入った。しかし寒くてほとんど眠れず、6時に堪らず睡眠を切り上げた。夜中あれだけ停まっていた車は、朝起きると僕らの車の他に2台しか残っていない。帰宅後、早速ホタルイカを数えてみる。1000は間違いない!と電話で妻に豪語していたが、数は思うように伸びず、不甲斐無い結果に終わった。あの状況なら、確実に1000は捕っておきたいところだ。ライトをもう少しどうにかし、次の出陣に備えたいと思う。お世話になっている2家族にお裾分け。富山産のホタルイカは兵庫産と比べ値段が倍と高額で、かなりの高級食材だと言える。富山産のホタルイカは産卵しに深海からやって来たもので、ほとんどが成熟したメス。兵庫産のホタルイカは深海で直接捕獲するのでオスもかなり混じっており、メスは未成熟のものが大半らしい。味の違いも明確で、一度でも富山産を食べたことのある人は兵庫産は食べれないのだという。茹でると半分くらいに縮むホタルイカ、次の爆湧きに備え、海での沖漬けの方法も学んでおきたい。

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戦果約3kg  ※果たして目標の1000匹に届いたか・・
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しかし結果377匹と撃沈  ※一応自己新は出したが、あのライトでは戦えない
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前夜は波が高く、娘2人は捕獲ゼロに終わった
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かなり高級な富山産ホタルイカ
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ホタルイカと淡竹のパスタ  ※自然の恵みに感謝して

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| ホタルイカ | 14:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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どうしても捕りに行きたくて

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プロ級の捕り師はライトからして違う  ※まるで街灯のように眩しい

今年もホタルイカの季節がやって来た。昨年この道楽を覚え、これで2年目のシ-ズンとなる。数日前に新月(2/26)は過ぎていたけど、WEBの掲示板で前夜の爆湧き情報なんかを見ていると、行きたくて行きたくて仕方がなくなった。しかし僕は富山県民ではないので、遠路遥々向かうことになる。そうなると当然時間やお金(ガソリン代)のロスは避けたいので、可能性がないのに無駄に出陣する訳にはいかない。前回(昨年最終)の結果が散々だっただけに、そこは慎重にならざるを得ない。そうして迎えた3月4日(土)の夜、嶺花を引き連れ海へと向かった。ナナも行きたがっていたが、翌日ソロバンの大会(・・結果、読上算2位、総合惜しくも4位)がある為今回は諦めてもらう。自宅から1時間で富山市内、そこから30分で某海岸。海岸を目指している途中、綺麗な三日月が出ていた。ホタルイカと月。その相性はイカ自身にとっては好都合なのかもしれないが、ホタルイカを狙う僕ら人間にとってはこの時ばかりは月に用はない。新月の暗闇で身動きが取れないところを捕獲する。そんな卑怯な手法が、その理由としてある。『やべぇ!三日月が出とるし。そんな話聞いとらんぞ。なんで数日であんなにデカくなるんよ。今日は厳しいな・・』。一人ブツクサ言いながら、置かれた事態を逸早く飲み込み、状況の悪さに滅入ってきた。

某海岸には22時前着。時期的には少し早いかなと思っていたが、意外と人は多かった。しかしウェ-ダ-を着て海に入っている人は少なく、大概は海辺での偵察に呈していた。この月明かりではホタルイカがいるはずもない。それくらい、素人の僕でも分かっている。偵察を早々に切り上げ、一旦車へと戻る。今夜もし海に入るとしても、それは明け方だろう・・。最初からそう見込んでいただけに、躊躇わず直ぐに仮眠体勢に入った。ほとんど眠れないまま、0時起床。嶺花はそのまま眠らせ、一人海に偵察に出る。海に入る人は増えているような気はする。そして月は消えていた。海に入っている人の動きを観察しつつ、皆の捕れ高を横目で確認しながら浜辺を歩く。2時間で1匹・・。良くて、それくらいだった。しかし実際ホタルイカを1匹見れたことで、これから湧いてくるだろうと少しは期待が持てた。しかしこんな状況では、とてもじゃないがまだ海には入れない。だがこの海岸で朝を迎えることを、この時決意。車を走らせ、最寄りのコンビニへビ-ルとお菓子の買い出しに向かう。嶺花もちょうど目を覚ました。

海岸へと戻り、車内でワンセグ(ガラケ-)の深夜番組を見ながら宴会を開始。山登りなどで朝早いことはあっても、それを夜として迎えたことはまず記憶にない。しかしこれだけでも中々楽しい一時となった。そして2時半、意を決し出陣。ちょうど隣の車から若者グル-プも出てきて、皆考えることは同じようだ。ウェ-ダ-に着替え、ク-ラ-ボックスやバケツ等を手に取り海辺へ。入水後、1分かからず1匹目をゲット。これは幸先がいいかもと一瞬期待したが、それはやはり偶然だった。波はやや高く、僕が捕ったものは波打ち際で打ち上がる直前のものが大半。さすがに嶺花は眠いらしく、キャンピングチェアでうたた寝をしていた。結局僕らは最後まで海にいて、結果は13匹。数字だけを見れば惨敗に思えるが、1年ぶりの光る感触は楽しめたし、嶺花自身もそれを味わえた。全く獲れなかった人が多い中ではマシな方だろう。駐車場で着替えていると、空が明るくなってきた。朝だ・・。とても不思議な気分に包まれた。
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人は多いが、ホタルイカはいない
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やっと1匹捕れたよ!
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嶺花初物
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だけど眠い
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前回(昨年最終)のように捕獲ゼロだけは免れた

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