スミチオン水和剤で、ミンナさらばじゃ!

ナツツバキ(左)、チシオモミジ
レッドロビンの新芽を喰い潰すマイマイガにショックを受け、ヤマモミジの葉裏にびっしり張り付いたアブラムシに目が点になった。そして、もしやと思いチシオモミジの鉢植え(今年4/29に植木購入)を覗き込むと、再々度衝撃が走り、又もや目が点になった。カエデ類に寄生する、モミジニタイケアブラムシ。幸いまだこの害虫は発生初期のようで、被害はないに等しい。しかしなんだこの気色悪い、大量のケムシ群は。わりゃ、一体何者だ!いい加減、もうこの台詞を言わせないでほしい。その場で僕は、マイマイガとチャドクガ(茶毒蛾、日本を代表する毒蛾)の集合体かと疑った。チャドクガは死骸でさえも毒性を維持し、出来れば一生係わりたくない最も注意すべき害虫である。

やはりいたな、アブラムシ

たぶん全部マイマイガ
ただし、葉にびっしり並んでいるというチャドクガ特有の生態とは、明らかに異なって見える。これは全てマイマイガではないだろうか・・。後々よく調べた結果、僕はそう結論付けた。それでもこの体色の違いが引っ掛かる。黒い方はほぼ間違いなくマイマイガの幼虫だろう。茶色い方も糸を吐いていたから、ブランコケムシの異名を持つマイマイガで大方間違いない。こんな不気味な集合体がここだけでなく、まだ幼い幹に点々と何箇所もあった。心して目に留めないと、びっくりして腰を抜かすかもしれない。更にはカミキリムシのような虫や蜘蛛やら、この鉢は一体どうなっているんだ。

カミキリムシかな
悲惨なこの状況を写真に収めたら、いよいよ殺虫剤の散布である。今回僕が選んだのは、各種害虫に効果があるとされる代表的な殺虫剤、スミチオン水和剤40(500g、934円)。粉末剤を1000倍に希釈し、前回のトップジンと同様、噴霧器のタンク5杯分、計25ℓを散布した。点々と葉が付いているレッドロビンやヤマモミジについては、上手く葉の部分だけに狙いを定めるのは大変難しく、強い風もあり随分無駄に浪費してしまった。根元に撒くオルトランの方が妥当だったかな。

スミチオン水和剤散布 ※2014年5月10日

モミジニタイケアブラムシ ※農薬が利いたようで、定位置から逃げてきた
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| チシオモミジ | 10:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑