ジ-プの荷台に乗り、次の目的地に向う。
この村では、象が人間と共に生活している。
次は、エレファント・ライド、象乗りだ。
オシャレな少年の操る象に乗る。
象の年齢は45歳、100歳迄生きるそうだ。
少年は髪の後ろを少し伸ばし、茶色に染めている。
松田優作のようなサングラスをして、
時々外しては、サングラスに映る自分をファッションチェック。
携帯電話から洋楽を流し、歌を口ずさむ。
少年の名前と年齢は聞いたが忘れてしまった。
サンダルを脱ぎ、素足を象の頭に置くと、鼓動が直に伝わってくる。
こうして45分間、ゆっくり森の中を象の背に揺られた。
象乗り次は、ヘルファイア・パス。
ここは泰緬鉄道の建設で、最も困難を極めた場所。
エアコンの効いた展示室を一通り見学。
玄関脇より、トレッキング開始。
体調も更に悪化し、歩くのもやっとだった。
ヘルファイア・パスが目に入ってくる。
当時の線路が残り、両脇は垂直に岩壁が立つ切り通し。
岩壁を爆破し、列車の通る巾だけを確保。
立山の雪の大谷のイメ-ジ。
もう少し先まで行きたかったが、展望台で引き返す。
ここでの滞在は、たっぷり2時間。
ヘルファイア・パスラフトハウスに戻り、昼食。
食事を早々と済ませ、薬を飲み、少しベットに横たわる。
なんで、最後の日にこうなんだ・・・。
2日間滞在したラフトハウスに別れを告げ、
バックパックを持ち、再びジ-プの荷台に乗り込む。
頭はガンガンと波を打っている。
オ-マイゴッド!
ようやく、最後の目的地に到着。
タイガ-テンプル。
実際に虎と触れ合え、記念写真を撮れる事で有名だ。
昨年岳登と来た時は、入場料300バ-ツ。
だが、今では500バ-ツと値上がりしている。
ここのメインは、大きな虎と写真を撮る事が出来るタイガ-渓谷。
係員に手を握られ、虎の間を誘導され、虎の脇に静かに座り込む。
別の係員が預けたカメラで、次から次へと写真を撮ってくれる。
ここでは、虎の機嫌を損ねない様、勝手な行動は出来ない。
広い園内を歩くと、鹿、駱駝、牛、馬など野放しで飼われている。
所々、僧侶が子虎を連れており、一緒に写真も撮れる。
ここでの滞在は1時間半。
充分に楽しめた。
タイガ-渓谷
ミルクを飲む虎
虎の大移動夕方4時15分、ワゴンに乗りバンコク・カオサンを目指す。
薬が効いてきたのか、体調は楽になってきた。
いかれた運転手は、高速道路を時速180kmで飛ばす。
そのくせ、前の車との車間距離はほとんど取らない。
ある時、前の車がブレ-キ。
運転手はスピ-ドを出しすぎているので、
ブレ-キを踏んでも間に合うはずがない。
危機一髪、隣りの車線に逃げ込み衝突は免れた。
隣り車線に車がいたら、完全にアウトだった。
こんな所で事故になったら、飛行機に間に合わない。
その前に、あの世に行ってしまうかもしれない。
頼むから、安全運転してくれ!
乗客の願い虚しく、大馬鹿野郎は少しも反省していない。
生きた気がしない、最悪のドライブだった。
しかし、速いだけあり、夜6時35分無事バンコク到着。
皮肉にも、予定より早く着いてしまった。
飛行機(バンコク~名古屋)泊ブログランキングに参加中。1日1クリックのご協力をお願い致します。→
にほんブログ村