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断熱材、品確法検査

6月20日、西日本住宅評価センタ-による断熱材、品確法検査が実施された。外観が完成し、断熱材を石膏ボ-ドで覆う前に行なう。前回の基礎中間検査の時と同じ検査員が、図面を手狭に広げ、1階外回りや建物内部の壁、天井の断熱材の点検を行なっていた。建物内壁は銀色の補修テ-プによって塞がれており、手触りだけでの確認となる。断熱材剥き出しの天井については、脚立に上り、手で直接断熱材を触り検査する。ここぞとばかりに僕も脚立に上がり、断熱材や吸音材をめくり天井裏の状況を確認。居室側にはピンク袋に入った吸音材が1袋、中にはロックウ-ルがぎっしり詰まり50mmの厚となっている。ALCが敷設されている為、断熱材は不要らしい。中を覗き込むと、ALCと吸音材の間は空洞となっていた。バルコニ-側の天井は外気に近い分、断熱材を二層に重ね対策を練ってある。黄色袋にはロックウ-ルが詰まり、こちらの厚は1袋当たりが100mm。色の違いは材料の違いではなく、厚みの違い、だとか。
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1階床に仕上げ材が入る
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検査員と建築長
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1階天井の吸音材(ピンク)と断熱材(黄色)
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1階天井裏内部  ※ALCと吸音材の間には空洞がある

訊かずとも色々教えてくれる検査員、それと対照的な積水の衆。検査員の特別な気の利きようが、僕の心に火を着けた。『断熱材のこと、換気システムのこと、何故こちらから訊かないと何一つ教えてくれないのか・・』、『細部に亘る優れた技術が施主に全く伝わっていないが、それでいいのか・・』、『いい事は分かっている、だから積水で建てるんだ。もっと客にアピ-ルした方がいい・・』。余計な事も随分言ったが、これは最近抱えていた不満。偽りのない本音として、前向きに捉えてほしい。設計が何も説明してなかったんですか・・、この苦しい返答は聞きたくなかった。
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不燃石膏 タイガ-ボ-ド
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2階天井断熱材

何かを察した建築長は、今頃になって丁寧に説明を始めた。バルコニ-の外観を眺めていると、底と側面に水抜きがある事に気付く。オ-バ-フロ-というこの脱出口は合計4箇所、部屋への浸水を防ぐ大切な役割を担っている。これらを外から眺め建築長の説明を受けていたが、底の穴の意味がよく分からない。そこでバルコニ-に上がり、現物を見てみる事になった。ドレインと呼ばれる正規(通常期)の排水口は3箇所、これが縦樋を経て地中管へと導かれている。ドレインの水位を越えた場合、一段高い底のオ-バ-フロ-がまず機能。バルコニ-の底穴から溜まった雨水を外部へと放出。この底のオ-バ-フロ-は、最近出来た仕様らしい。この底穴でも対処仕切れなかった緊急時、最後の砦として側面のオ-バ-フロ-が機能する。側面の穴から、バルコニ-に溜まった雨水を放出する作戦である。当然側穴は居室フロアより低い位置に設けてあり、どのようなゲリラ豪雨があっても絶対に部屋に入り込む事はない、設計士は果敢にも豪語した。ちなみに現在バルコニ-を覆っている、このブル-シ-ト。これまで防水シ-トだと思い込んでいたが、これは単なる養生シ-トだという事を後に知る。その下の鋼板ユニット防水が、本当の防水処理のようだ。積水ハウスは想像以上のハイレベル、細部に亘る強いこだわりは間違いなく日本一の証し。だけど会社が大きすぎて、現場が遠すぎて、監理が完璧に行き届いていないのが非常に残念である。
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バルコニ-の排水対策
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ドレイン(正規排水口)、オ-バ-フロ-(予備底、予備側面)
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