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四国八十八霊場(3)~前夜の夕食御接待

Day0 2024年1月2日
飛騨古川(岐阜県)~大阪~鳴門(徳島県)



昨夕元日に発生した能登半島地震では、飛騨地方でも震度5弱の長い揺れを感じた。ここまで大きな揺れは僕自身初めての経験で、大変怖い思いをした。幸い飛騨では被害はなかったものの、先ずもって震災に遭われた方々の御悔やみ、御見舞いを申し上げます。今日はJRやバスを乗り継ぎ、当初計画通りに四国徳島県へと入った。近いうちにお遍路はしたいと思っていたが、毎冬の海外旅に次男が行かないと言い出し、急遽四国お遍路に矛先を変えることに。トレ-ニングの傍ら11月から慌てて計画を練り始め、何とか出発へと漕ぎつけた。しかしお遍路についての見識は深めることが出来ず、半ばぶっつけ本番の遍路旅となった。

前泊となる今夜は1番門前の素泊まり宿に投宿。この宿の先達オ-ナ-は気仙沼からの移住者で、四国八十八霊場を140周回られているそうだ(歩きは二度)。自炊しようと食材を買い込んできたが、共用キッチンはなく、代わりに夕食の御接待を頂いた。1番寺の僧侶御二方との食事に混ぜて頂いた形だが、勉強になる話を沢山聞かせてもらった。ご馳走になった御礼に、記念すべき納札を1枚手渡す。納札は札所で納めるだけでなく、御接待の御礼に渡すのが礼儀なのだ。明日は朝7時の納経開始時刻に合わせ、1番霊山寺を打ち始めとし、順打ちにて遍路を開始する。予定では1/27に88番寺にて結願を果たし、同日1番寺にて満願。その後1/29に高野山奥之院にて歩き遍路を終了とし、翌1/30にバスで京都東寺へと向かう。

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JR高山駅(6:25)
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高山濃飛バスセンタ-  ※訪問者の国籍が一目瞭然
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大阪東梅田(12:34)
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ラ-メン横綱  ※まさかの順番待ちにより断念
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大阪駅JR高速バスタ-ミナル(13:52)
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明石海峡大橋
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大鳴門橋
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うず潮
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高速鳴門(15:59)
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大塚倉庫
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鳴門駅前(17:22)  ※画像クリックで拡大
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徳島バス
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1番霊山寺
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初めて見た遍路地図
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お遍路ハウス一番門前通り(18:09)
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素泊まり2800円  ※HPにて予約
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簡素な客室  ※部屋での飲食は禁止
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先達オ-ナ-(左)と1番寺僧侶の御二方
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夕食を御接待頂いた
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大師部屋
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同宿二人


お遍路ハウス一番門前通り(鳴門市)泊


JR(飛騨古川~高山240円) 高速バス(高山BC~大阪東梅田5500円) ファミマ(パン2個256円) 高速バス(大阪駅JR高速BT~高速鳴門3800円) マルナカ(熟成阿波尾鶏ささみ、徳島ラ-メン、ポテチ、エビスビ-ル、地酒1025円) 徳島バス(鳴門駅前~霊山寺前340円) 宿(素泊まり2800円)  計13,961円
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| 四国八十八霊場 | 12:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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四国八十八霊場(2)~荷造り完了

ようやく荷造りが完了した。背負う荷物は普段の縦断時とあまり変わらないが、何せ今回の目的は参拝であるが故、お参りグッズは外せない。白衣、輪袈裟、納経帳、納札、勤行本、数珠、ロウソク、線香、ライタ-・・。ロウソクはダイソ-で買った小粒サイズ(1箱90個入り)で、線香も含め全行程分を持ち込んだ。ライタ-はダイソ-の4個入りを買ったが、結果1個で足りた。納札は予め記入しておいたが、やはり札所や宿では書き込んでいる暇はなかった。般若心経の手拭いは一度も使用せず。使う線香はマ-ブルチョコの空箱がジャストフィットし、ロウソクや賽銭は各々ジッパ-付きの小袋に入れた。賽銭(5円玉)は半分を予め銀行で替えておき、残り半分は途中の札所で両替した。しかしこれが意外と重く、額面の問題ではなく、より重量の軽い1円玉の方が良いとも言える。尚、四国八十八霊場では各札所(寺院)において本堂と大師堂での参拝が必要となり、ロウソク1本、線香3本、賽銭用硬貨1枚、納札1枚、この倍が単純に札所毎必要となる。従ってロウソク176本、線香528本、賽銭176枚、納札176枚が全札所での最低数量となる。
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メインザック、参拝用ウェストバックで総重量8~9kg(飲料・食料込み)  ※画像クリックで拡大

僕の暮らす飛騨高山は雪国であり、冬期のランニングにおいてもスパイクを装着したことは一度もない。しかし今回、札所の幾つかは山の上にあることなども考慮し、万一に備え初めてスノ-スパイク(着脱式)をアマゾンで購入した。しかし結局、大寒波が到来した最高峰・雲辺寺においても使用するには至らず、一度も使用することはなかった。行動中は地図のカラ-コピ-を胸ポケットに差して進み、区間が過ぎればその都度処分して荷物を減らした。黄色地図(現物)も一応ザックに忍ばせ持参してはいたが、使用頻度は低く、別になくても困らなかった。今回初めて使用したベスト型夜行チョッキは伸縮性もあり、交通量の多い暗闇の道路での安心感は格別だった。これは昨年の本州縦断で初日夜をともにした選手仲間から教わった。

エア-サロンパスは残り少ない使いかけを持参したが、数日で空になり、その後買い足しはしなかった。アミノバイダルとクエン酸は普段は1日につき数本分を持ち込むが、何せ容量が嵩張る。今回は参拝用具で荷物はいつもより増え、アミノ、クエンともに1日1本の本数とした。そもそも今回はそこまで大変な行程ではない為、筋肉痛や筋肉疲労は皆無だった。毎朝足裏や足指間にJ1クリ-ムを塗り、靴下はこれまでの”ワ-クマンの5本指”から”仕切りなし(冬用)”に変更。1足100円のセ-ル品だが、4組持ち込み、4組目は未だ使えている。穴が開いたら即処分が鉄則で、今回マメは皆無だった。膝下用のテ-ピングを日数分カットして持参。実際役に立っているのかは正直分からないが、今まで膝痛になったことがないのはその効果の表れなのかもしれない。

雨対策にはモンベルの軽量レイン上下をメインとし、軽量折り畳み傘、重ね着用の100均カッパを持参。これがいつものスタイルだが、100均カッパは今回一度も使用しなかった。しかし100均カッパはいざと言う時の防寒着にもなり、防寒着を着尽くした末の最終手段として、ザックにまだ有るという安心感は確かにあった。ウェストバックは家にあるものを使用したが、お遍路ではやはりマストで、これがないと話にならない。納経帳、納札(ケ-ス)、勤行本、数珠、当日分のロウソクや線香、ライタ-などを入れていた。鎮痛剤や眠気防止の錠剤も多めに持参したが、ほとんど使用しなかった。睡眠は平均5~6時間は取れたので、日中睡魔に襲われる場面はあまりなかった。長期間に及ぶロングジャ-ニ-では、過労や栄養不足から度々口角炎に悩まされる。その対策としてビタミン錠剤は毎日服用し、塗薬も持っていたが、ミカンが豊富な四国お遍路においては心配無用だった。

宿ではたまに洗面所で靴下やパンツを洗うくらいで、これまで宿で洗濯機を使用したことは一度もない。しかし今回洗濯乾燥機の御接待宿が何軒かあり、初めて使用してみた。靴は3、4千円の安物で充分だが、道中をともに旅するザックにだけはこだわりたい。これまでノ-スフェイスの”TRロケット”以外考えられず、計3個使用してきた。しかし人気が出てきたからか今ではまず手に入らず、肝心の調整紐が直ぐ切れるという欠点があり、生地も全般的に薄い。そして今回初めて試した某メ-カ-のザックはあまり期待はしていなかったが、結果TRロケットよりも断然良かった。使い勝手が素晴らしく(特にボトムポケット)、体にフィットし、何より丈夫い。改善してほしい箇所も多々あるが、現時点これがこのサイズ最良のザックだろう。人気が出て品薄になる前に是非買い溜めておきたい。
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服装  ※画像クリックで拡大

| 四国八十八霊場 | 20:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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四国八十八霊場(1)~概要

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四国最南端、足摺岬  ※以下全て画像クリックで拡大


1/3に第1番札所・霊山寺を打ち始めとし、順打ち(1番から88番まで番号順に回ること)にて四国八十八霊場を巡ってきた。菅笠や金剛杖は走るのに邪魔なので敢えて持たないことにしたが、死装束である白衣を着て、輪袈裟を首にぶら下げているだけで大変身が引き締まる思いだった。これまで本州縦断を始め、九州縦断、北海道縦断、沖縄縦断など日本各地を走り巡ってきたが、四国お遍路はやはり格別だった。約9kgの荷物を背負い、山道を駆け上がり、汗だくになり各札所に到着。山門で一礼し、手水舎で手口を清め、鐘を突き、鳴り止むまで合掌。案内看板に従い礼拝所へと進み、ロ-ソクを1本立て、線香3本を上げ、納め札と賽銭を投じ、勤行本を見ながら般若心経を唱える。これを各寺の本堂と大師堂(だいしどう)で行い、最後に納経(のうきょう)所で納経帳に御朱印をもらう。これら一連の作法は急いでも各寺20分程かかり、初日は11つ寺が重なり大変だった。

17時に納経所が閉まるという時間の縛りがある為、日々50km弱しか進めないが、24日目となる1/26に第88番札所・大窪寺にて結願(けちがん)を迎え、その翌日には第1番札所・霊山寺にて満願を果たす。そして徳島港から和歌山港まではフェリ-で海を渡り、1/29の27日目、高野山奥之院にて無事御礼参りを済ませた。仏教の聖地とも言うべきここ高野山奥之院には弘法大師(こうぼうだいし)空海の廟があり、参道には徳川家康、豊臣秀吉、織田信長、武田信玄、上杉謙信、明智光秀、伊達政宗など、誰もが知る歴史上の人物が数多く眠っている。全く信仰心のない僕ではあるが、二度の本州縦断では死も辞さない覚悟だったし、四国お遍路は僕が辿り着くべき場所だったのかもしれない。

奥之院で歩き遍路は終了とし、ここまで1163km(フェリ-区間は除く)の行程だった。そして翌日のバスで京都東寺へと向かい、成満に至る。この結願、満願、御礼参り、成満などの表現は今一統一感がなく、寺院や先達(せんだつ)によっても言い方は様々。南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)・・。遍路中、毎日幾度となく唱え続けるこの大師宝号に、実際何度か助けられる場面もあった。最初の頃は素通りしていた道中の地仏にも、最後の方は自然と手を合わせるようになっていた。今回の遍路旅があまりにも良かった為、次は日本最古の巡礼道、西国三十三所(京都、大阪、和歌山、奈良、兵庫、滋賀、岐阜、約1000km)を巡りたいと思っている。それまでには何とか般若心経を完全に暗記したい。

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白衣には大師宝号の”南無大師遍照金剛”が記されている  ※参拝用にウェストバックは必須
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白衣、輪袈裟を身に着けると気が引き締まる  ※唐突に合掌されたり、激励や御接待もたまに
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遍路道  ※各種目印は多いが、どれだけ迷ったことか。しかしそれも含めての遍路旅
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衝撃のフリ-ドリンク  ※初めて飲んだこんな高いウィスキ-。一晩で有り難く飲み干した
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人生即遍路  ※何だか分かる気がする。遍路を終え、既に遍路ロスに陥っている
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可愛い地蔵に癒されること多々  ※各寺院の特色が現れていて面白い
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弘法大師空海、ご誕生1250年  ※閏年となる2024年、逆打ちすれば弘法大師に出会えるかもしれない
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南無大師遍照金剛  ※同行二人(どうぎょうににん)とは、常に弘法大師が共にいてくれるという意味
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よりによって最高峰の雲辺寺に向かう日に大寒波到来  ※その上距離も50km行程で、この旅最大の試練
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へんろ道  ※お大師様が見守っておられます。四国に根付いたお遍路文化に大変感銘を受けた
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結願日の朝(天然温泉きらら)  ※前日痛めた右足甲は温泉・水風呂の効果があってか治まっていた
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第88番札所・大窪寺にて結願  ※納経所はどこも17時に閉まる為、この日も終始時間との闘いだった
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御朱印300円  ※4月から一律500円に値上がり、納経開始も7時→8時に変更。確実に歩き遍路しにくくなる
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第1番札所・霊山寺にて満願  ※ここを出たのがつい先日のようで感慨深い
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徳島港から和歌山港へは南海フェリ-で  ※四国に別れを告げ、いざ本州へ
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弘法大師の眠る高野山奥之院  ※参道では家康、秀吉、信長、信玄、謙信など名だたる戦国武将が脇を固める
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高野山奥之院の御朱印  ※納経帳の先頭ペ-ジに記され、最も価値がある
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納経帳  ※満願した納経帳は現世を離れる際にお棺に入れれば、極楽への通行手形となる




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