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レ-スについて思う

今朝走りながら、ずっと考えていた。それは起床後に目にした、ある仲間のフィ-ド(FB投稿)による。

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トランスジャパンアルプスレ-ス(TJAR)。2年に一度開催されるこの大会は、日本海(富山湾)から飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈を縦断し、太平洋(駿河湾)までの約415km(制限8日間)を辿る壮絶なものだ。大会創始者・岩瀬幹生氏が発案したこの壮大なレ-スは、今や多くのトレイルランナ-や登山者の憧れの的となっている。2016年大会では望月将悟選手が4連覇を成し遂げ、翌2018年大会では大会史上初の完全無補給スタイルで挑み、見事上位完走を果たしている。そしてその年は我が友人がレ-スを制し、翌2021年大会からは山小屋での水以外の飲食物の購入と食事利用が禁止された。衣食住の全てを担いで山に登ることは岳人としては当然のことであり、僕も以前よりそのことは常に頭に引っ掛かっていた。
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本州縦断フットレ-ス・スペシャル(スポ-ツエイドジャパン主催)。東京五輪を記念して行われた一度限りの大会に、全国から14名の選手が集まった。しかしこの2021年大会があまりにも好評だったらしく、翌々年の2023年にも再び開催。青森駅から主に日本海側のR7(国道7号)、R8、R9を辿り、1550km先の山口県の下関駅を目指す(制限23日半)。現在本州往復(上記スペシャルとは異なる)に挑戦中の中村俊大選手。ゴ-ル目前に迫った彼は、金沢以来520km(6日)ぶりに出雲のネットカフェに泊まる。シャワ-も洗濯も着替えも、全てが金沢以来とのこと。さしたる僕も本州縦断は2度経験したが、恥ずかしながら連日宿での宿泊だった。戦略や金銭面等、様々な要素が絡んではくるが、宿泊禁止にした方が本来の旅人の姿に近付くし、大会の価値も上がると思う。こんな余計な提案をして一番困るのは僕自身ではあるが、こればかりは僕も大賛成。サポ-トの全面禁止はこの春の同窓会の折り、主催者に触れている。

ボ-パ-ル駅
ボ-パ-ル駅(2011年1月インド)
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| 本州縦断レ-ス2023 | 14:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Goto東京(1)~本州縦断スペシャル同窓会

本州縦断フットレ-ス1550kmスペシャル。日本にはそんな世界最長の1ステ-ジレ-スが存在するが、その同窓会が東京で開催された。朝一のJRで高山へと向い、そこから高速バスで一路東京へ。到着後はそのまま電車を乗り継ぎ、二子玉川へと移動。どこで合流するかが一つのポイントだったが、その先の河川敷でドンぴしゃり、無事皆に会うことが出来た。今日は宴会前に50km走るという計画が示されていた。前回の同窓会に参加した川上選手からは、『ファンランのはずが、かなりガチだった・・』という話を聞いており、それなりの緊張感を持ってこの場に挑む。しかし正午過ぎに新宿に着く僕は、10時スタ-トには当然間に合わない。そもそも走り切る自信がないが故、これが逆に好都合だった。
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50kmランに途中から参加したが何故か2人しかいなかった(13:21)  ※二子玉川駅先の多摩川にて合流
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曇り空でやや涼しいが、飛騨に比べればかなり蒸し暑い

若干蒸し暑い曇り空の多摩川を、色々と話をしながら楽しく走る。大勢で走っている姿を想像していたが、何故か武井選手と吉澤選手の2人しかいなかった。幹事の倉井選手の姿もなく、武井選手が世話役を受け継いでいた。歩き専門の上田選手と付添いの中村選手(かおるちゃん)はショ-トカットしながら後ろをついてくるらしい。無難に20km以上を走り終え、宿近くの銭湯へ。高品選手が入口前で待っていた。4人で風呂に入り、やがて後ろの2人も合流。一旦宿へと歩いて向い、そこで合流したメンバ-も含め、皆で近所のス-パ-に買い出しに向かった。
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新宿のビル群が聳え立つ(16:25)
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銭湯を終え(17:08)  ※ここで合流した高品選手は30分待っていたらしい
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民泊の貸し切り一軒家(17:17)  ※いわく付きだったが、立地は最高
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2階ベッドル-ム
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3階ベッドル-ム
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近所のス-パ-で買い出し(18:13)  ※皆の両手が塞がる程爆買い

そして待ちに待った大宴会。参加者は今回2023年大会の参加者に加え、前回2021大会の参加者。それに大会を主催するスポ-ツエイドジャパンの舘山代表、そして先日チ-ムイ-ストウインドの一員としてカナダ大会に参戦した明日香さん(武井選手夫人)。今回の全てを段取りしてくれた倉井選手に至っては残念ながら島根からのWEB参加となった。普段僕らは特別変わった人間(変人)として扱われている。そもそも本州を走って縦断しようと考えること自体、かなりレアな人種だろうと思うし、実際それを実践した人はそう何人もいない。
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大盛り上がりの懇親会(18:32)  ※スペシャル2023、2021の各選手と舘山大会長。画像クリックで拡大
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倉井選手は島根からWEB参加(20:02)  ※ギタ-と歌声を聴けなかったのが残念

そんな似た価値観の者同士が集まっているからこそ、会は終始盛り上がり、話しは延々と尽きることはなかった。僕が誰よりも飲んでいた気もするが、気付くと空は明るくなっていた。知らぬ間に人数は減っていたが、ついに上田選手までテ-ブル脇で横になった。俄に信じ難い日数でゴ-ルした、全歩きの上田選手。今回のスペシャルでセンセ-ショナルを巻き起こしたと言っても過言ではないし、ウォ-カ-の強さを日本中に知らしめた立役者でもある。僕は4時半に切り上げたが、かおるちゃんと高品選手は未だ元気だった。さすがこの2人、全てにおいて次元が違う。
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九州大学卒の理論派上田選手が何やら力説している(20:49)  ※隣の川上選手も凄く楽しそう
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夜も深まった頃、真打濱田選手登場(21:53)  ※吉澤選手が握手で迎える
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日を跨ぎ残るは5人(翌1:53)  ※日本縦断、スペシャル制覇&本州往復、最強ウォ-カ-、スペシャル2位
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レ-ス中幾度となく徹夜していた上田選手だが酒には勝てず(翌4:03)


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| 本州縦断レ-ス2023 | 20:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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本州縦断コラム(3)~空想の町

※スペシャル2023大会中、眠気対策の一環としてFacebookに日々投稿を挙げていた。幸い時間だけは余る程有るので、普段思っていることを文章にまとめてみた。以下、Facebookより抜粋


1550kmにも及ぶ、気の遠くなるような道のりを辿る本州縦断ランナー。
幾多の試練を乗り越え辿り着く下関のゴールは勿論嬉しいが、それ以上に嬉しい場所がある。

下関・・、果たしてそんな町が本当に存在するのだろうか。
それはきっと主催者の思い込みによる、空想の町ではないのだろうか。
そう思えるほど、遠い存在に感じた下関。

そんな時、ふいに目の前に現れるのが、『下関286km』の道路標識。
前回初めて目にした時、全身鳥肌が立った。
ここまで来れば、もう終わったも同然だ。
後はその距離を詰めていくだけの単純作業となる。

そしてこの頃から、同時に湧き上がってくる不思議な感情がある。
死ぬ程辛かった、本州縦断の長い道のり。
寝ても覚めても、容赦ない地獄の日々が待っていた。
いっそのこと、ここでやめてしまおうか・・。
ギリギリの精神状態の中、選手は皆、絶望の淵に立たされている。

それなのに、これまで抱いていた感情とは全く異なる思いが心の奥底から湧き上がってくる。
もう終わってしまうのか・・。
大変だったけど、充実していた日々。
ともに闘ってきた仲間との別れ。
下関へのカウントダウンが始まり、僕は今その寂しさの中にいる。


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出雲市中心部に入り、初めて現れる下関の文字

| 本州縦断レ-ス2023 | 09:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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本州縦断コラム(2)~かけがえのない仲間達

※スペシャル2023大会中、眠気対策の一環としてFacebookに日々投稿を挙げていた。幸い時間だけは余る程有るので、普段思っていることを文章にまとめてみた。以下、Facebookより抜粋


本州縦断フットレース・スペシャル・・。
この大会で受ける試練には想像を絶するものがある。
連日3時間睡眠での、17時間行動。
夜には意識が朦朧とし、幻覚が現れることも多々。

そんな絶望の淵に立たされている時、ふと仲間の顔が脳裏に浮かぶ。
最後尾の僕ですらこんな状態なのだから、より追い込んでいる前の選手の壮絶さは想像もつかない。
僕は一人じゃないんだ!
気持ちを奮い立たせ、再び足を前へと踏み出す。

この大会で得られる最大の成果は、完走賞や完走盾など形有るものではなく、
命を賭けて共に闘った、かけがえのない仲間達との出会いだと思う。


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青森駅での開会式  ※競技説明をする舘山大会長(右)と11名の選手達

| 本州縦断レ-ス2023 | 09:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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本州縦断コラム(1)~何故俺は・・

※スペシャル2023大会中、眠気対策の一環としてFacebookに日々投稿を挙げていた。幸い時間だけは余る程有るので、普段思っていることを文章にまとめてみた。以下、Facebookより抜粋


何故俺はこんな辛いだけのことをしているのか・・
そもそも何の為に俺は生きているのか・・


前回大会、そしてその後の日々を通じ、自分なりの答えが見えてきた。
休日ロング走に出かけると、行く先々で様々な光景を目にする。
白い三角テントを立て、キャンプを楽しむ家族連れ。
ウェーダーを履き、深瀬で獲物を狙う釣り師。
仲良くタイヤ交換をする中年夫婦、脚立に乗り愛車を洗う青年。
川沿いでは三脚を立てた撮り鉄が、その一瞬の時を待っている。
街角は人混みで溢れ、誰もが束の間の休日ライフを楽しんでいるかのようだ。

人の数だけ趣味があり、人の数だけ様々な生き方がある。
何が正しいとか、何が凄いかなんて誰も決めることは出来ない。
例えば大雨や吹雪の中、僕が死に物狂いで外を走ってきたとしても、コタツに入りテレビを観ながらゲラゲラ笑っている人に対し、優越した感情を抱いてはならない。

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| 本州縦断レ-ス2023 | 16:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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