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家の近所でナメコ採り

まさか近所でこんなにナメコが採れるとは夢にも思っていなかった。さほど期待せずにして入った林道で、ナメコの群生を発見!今日は自宅発のラン&ウォ-ク。リハビリ目的のトレ-ニングと、キノコ狩りが半々の目的だった。背負っていた小さなバックは、出だしの倒木ナメコだけで既にパンパンになってしまう。今日はこの先でも絶対採れると確信し、ここは一旦家に戻り、空身の16㍑バックにチェンジし、採る気満々で再び同じ場所まで戻ってきた。良さ気な谷を詰めていく。倒木も所々有り、ナメコが出そうな気配がムンムン漂っている。しかし有りそうで無く、どこも期待倒れに終わる。ならばと尾根まで上がり、その後は斜面を徘徊。結局どこも無く、敢え無く林道へと戻る。すると道向かいの杉林で、気になるキノコが目に留まった。しかしそれは毒性の強い、ドクササコ(毒笹子)。杉林に有ること自体が怪しいが、脆く崩れる形態、色艶や風貌・・、どれをとっても”これはヤバい奴”と想像が付いた。以前学んだ”スギヒラタケ(杉平茸)”にせよ、杉林に群がるキノコにロクな奴はいない。
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いきなり倒木ナメコ発見!  ※今日は採れそうな予感
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前日の雨でナメコは生き生きとしている
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ぬるぬる感が半端ない  ※手は汚れるが、顔はニヤケている
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ドクベニタケ(毒紅茸)  ※毒性は弱い。食べると下痢や嘔吐など消化器系の中毒症状。味は非常に辛い
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クリタケ少々
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ドクササコ(毒笹子)  ※食して数日後に中毒症状。手足の先端が赤く腫れ、激痛が1ヶ月以上続く
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主に竹藪や笹薮の地上に発生し、杉林の地上にも発生する  ※中央に窪み
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スギヒラタケ(杉平茸)  ※かつては食用キノコだったが、平成16年以降多数の病気が報告。11/6撮影
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ニガクリタケ(苦栗茸)  ※最大の特徴は黄色。猛毒で多くの死亡例があり要注意。11/6撮影
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チャナメツムタケ  ※地上に生える食用キノコ。カキシメジ(毒)を疑い同定出来なかった。11/6撮影
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ムキタケ  ※ピ-クは完全に終わっていた
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帰り際、気合いで見つけた根性ナメコ

結果的に、一度家に戻ったことは結局無駄だった。こんなはずじゃなかったのに・・と肩を落としての帰路の林道で、運よくナメコを見つけ出した。この倒木にも群生があれば最高の締め方が出来たものだが、期待虚しく一塊だけだった。ナメコ採りはある種、宝探しに似ている。広大な森林というステ-ジから、光り輝く僅かなナメコを探し当てる。そして見つけた時の感動は例えようがなく、実際に経験した人にしか分からないだろう。ふいに踏み入れることになった、キノコの世界。実質今年が1年目で、ムキタケ、ナメコ、クリタケと晩秋キノコを3種類覚えた。来年はメジャ-なとこでは”エノキタケ”や”ヒラタケ”なども採りたいし、”チャナメツムタケ”はもう同定出来ると思う。そんな感じで年々少しずつ種類を増やし、やがてはキノコ博士になりたい。
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今日の収穫  ※大量ナメコと、少々のクリタケ、ムキタケ
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ナメコは群生するので、1ヶ所見つけると大量に採れる
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既に老菌だが、味は格別  ※大きい分、食べごたえもある

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晩秋のキノコ狩り~現在キノコ勉強中!

キノコは本当に難しくて奥が深い。その根底にあるのが、類似する毒キノコの存在。世の中に多くある自然界の恵みの中で、これだけ有毒の割合が多い食べ物は他にないだろう。故にキノコ狩りは敷居が高く、誰もが容易に足を突っ込めない要因となっている。ムキタケなら注意すべきはツキヨタケ(毒キノコ)くらいで、一度覚えてしまえば判別も容易い。しかし他の品種は中々そうはいかない。この日出会った乾燥ナメコは、一見全くナメコに見えない。幼菌→成菌→老菌の成長過程によっても、見た目は大きく異なってくる。クリタケもそうで、全く違うキノコなのかと疑うことで、結果同定に至らない。人間界でも赤ちゃん→成人→お年寄では、全く見た目が異なってくる。同じ年頃の者同士でも、育った環境や親の遺伝子により、全く同じ人間は2人と存在しない。キノコが正にそれで、多くを経験して学び、たまに痛い目に遭ったりもしながら、一つずつ自分の中で知識を蓄えていく。ポケットガイド本だけでは現地で全く通用しないので、僕は自分だけのキノコ図鑑(スマホ版)を作り始めた。

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クリタケ(栗茸)  ※ムキタケ、ナメコとともに晩秋を代表するキノコ
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根元で株を形成
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乾燥すると傘表面がひび割れる


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ナメコ(滑子)
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傘裏
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乾燥ナメコ
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知識がないと、これがナメコだとは到底思えない
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こう見ると傘裏の表情がナメコと全く同じ  ※この時点でヌメリはないが、水に浸けるとヌメリが戻る


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ムキタケ(剥茸)  ※1個その場で割り、ツキヨタケ(毒キノコ)でないことを確認
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一箇所見つけると、かなりの量が採れる
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傘裏
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ヌメリ(よだれ)有りの色違いをたまに見かけるが、おそらくムキタケ  ※実食済み
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この日収穫したムキタケは6kg  ※上記4点は2022.11.4撮影


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上部が折れたナメコ木(左)  ※色付いた葉は全て周囲のもの

ナメコタワ-  ※旬はもう少し先
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かなりの群生だが、手の届く所はせいぜい1/5程度
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皮が剥がれた所、僅かな切れ目に菌が派生
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成長が待ち遠しい


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クリタケ  ※和菓子(饅頭)のような井出達
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根本に群生


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ついにナメコの群生を発見!  ※右側面にも多く有り

ナメコ群生
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ヌルヌル感が半端ない
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ナメコ倒木と、この少し上にナメコタワ-

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| キノコ | 17:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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天然ナメコ

『ブナ林の宝石』、ナメコ。キラキラ光るその様を実際山中で見てみると、満更大袈裟な例えではないと思えてくる。地域によっては、ナメタケ、ヌメリタケと呼ぶ。ナメコ(滑子)は全体が厚い粘液に覆われ、そのヌメリは水洗いしても消えることなく、ツルツルとした手触り、食感が最大の特徴とも言える。ナメコは本来沢筋の湿っぽい倒木を好むようだ。キノコ狩り目的で山に入ることはほとんどないので、仕事や里山登山で偶然見つけたナメコ木の位置くらいは、自分の中で確実に蓄積しておきたい。 
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貴重な天然ナメコ
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倒木に生えた幼菌  ※全体が厚い粘液に覆われている
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ムキタケ  ※一旦見つけると、付近でどれだけでも採れる
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肉質がしっかりしていて、弾力がある
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収穫したナメコ
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幼菌
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成菌
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収獲したムキタケ
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成菌
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特大サイズは刺身や姿煮で
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水に付けるとゴミが浮いてくる

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| キノコ | 20:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ムキタケ

この時期山の現場に入ると、様々な種類のキノコが次々と目に飛び込んでくる。キノコは大変難しく、以前はポケットガイドで勉強したこともあったが、ある日『絶対これだ!』とほぼキノコ名まで特定して持ち帰ったところ、母曰く毒キノコで、以来それがトラウマとなりキノコ狩りは久しく行っていなかった。そして時は流れ、境界の調査目的で山に入ることが何度かあり、同行者の卓越した知識のもと、今回ムキタケ(ムクダイ)の採取に至る。ムキタケは山間地方を代表するキノコで、その美味しさから『山のフカヒレ』とも呼ばれている。
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この時期山に入ればキノコを何種類も見かける  ※ムキタケの群生
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ムキタケ  ※ツキヨタケ(毒キノコ)との見分けが必要
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色や大きさは様々だが、幼菌と成菌の違い  ※全て1本の木から採取
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割ってみるとツキヨタケは中が黒ずんでいる  ※これは白いからOK
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水で洗い傘の表皮を剥くと、同一感が出てきた
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傘の表皮が簡単に剥けるのもムキタケの特徴  ※皮を剥いて食べるからムキタケ
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傘裏はフカヒレに似ている
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ムキタケのたまり汁  ※ツルツル食感が堪らない。かなり美味い!
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ムキタケの豚肉炒め

| キノコ | 21:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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とっても美味そうな毒キノコ

先日妻と上宝の山奥で測量をした時のこと。林道2㌔にも及ぶ測量を数日かけてようやく終えようとした矢先、山斜面に入った妻が何やらキノコを見つけた。僕はこの現場に通い出した頃、キノコを意識してポケットガイドを持ってこようかと思ったが、荷物になるので携行はやめ、じっくり一読し頭に叩き込んでおいた。そしてその瞬間はふいに訪れた。目の前には点々と群がるキノコ達。きっとこれは『ナメコ』ではなかろうか・・。キノコの知識は全くないが、『野生のナメコ(成菌)は完全に傘を広げ、市販品との違いに驚く』と書かれていたガイド本のフレ-ズが頭に残っており、これこそがナメコだ!と僕は半ば強引に決めつけた。見るからに美味しそうな茶色をしているし、匂いもキノコ独特のいい香り。仮にナメコでないとしても、食べれることは間違いないだろう。以前ス-パ-で天然ナメコを見たと言う妻も、僕の意見に同調した。そして僕らは誰もいない深い山奥でしばし夢中になってキノコを採取した。現場での用事を全て済ませ、測量道具を背中に担ぎ、林道を30分歩いてゲ-ト手前の車へと戻ってくる。やっぱ、山の現場は楽しいな!昨年はアケビむかごが沢山採れたし、今年は山椒とナメコが採れた。今日はキノコ鍋で決まりだな。僕は一人舞い上がっていた。
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現場で美味しそうなキノコを発見!
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それもたくさん
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きっとナメコだろう・・と僕は半ば確信

自宅に戻り、母に収穫したナメコを自慢げに見てもらう。しかし予想外のリアクションが返ってきた。昔爺ちゃん(母の父)がよく山でナメコを採って来たそうだが、それとはどこか違うような・・と母は言う。当然食べる前には調べるつもりではいたが、一気に不安になり、早速図鑑の写真と見比べてみる。しかし未だに、これだ!という確信には至れていない。『ナメコ(労菌)』だという希望も捨てきれないでいるが、おそらく『カキシメジ』だろうと思う。だとすると毒キノコであり、中毒事故の多い代表格となる。確かに美味しそうだし、これは騙されてもおかしくはない。図鑑の写真では『ナラタケ』や『エノキタケ』にも似ており、だとすれば、このキノコは食べることが出来る。或いはこれが『チャナメツムタケ』だとすれば食用だが、『キヒダマツシメジ』だと有毒。マツタケくらいなら僕でも容易に見分けがつくが、今回採ってきたキノコは図鑑やWEB情報の力を借りてもさっぱり分からない。特定出来ない以上、一か八かで食べてみるなんて恐ろしいことは出来ず、心惜しいが敢え無く処分することにした。
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よし今日はキノコ鍋だ!と意気込んでいたが
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どうやらこのキノコ、毒っぽい

| キノコ | 20:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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