初秋に出会った沢山のキノコ達
最近の休日はキノコばかり探しているが、この日は特に多くのキノコ達に出会えた。一応定めた目的地に向かいつつ、途中良さ気なポイントを見つけては適当にダイブ。今日は開拓の甲斐あって、2箇所の新規フィ-ルドを見つけた。覚えた種類も少しずつ増えてきたので、多少風貌が様変わりしても以前のようには困らない。キノコ鑑定には相当の時間をかけているし、その後のブログ執筆でも入念に調べ込むので、自ずと見識は深まっている。現地での採取に朝から夕方までを費やし、鑑定には数時間(この日は結局5時間)かけ、その後の調理にも数時間から終日の時間を要し、最終的にブログにまとめるのも丸1日の大仕事となる。素直にス-パ-で安価で安心な有名キノコでも買っていた方が、誰が考えても明らかに効率は良い。しかしキノコには最上の浪漫がある。先日観たテレビ番組の中では、『地球はキノコに支えられている(マッシュル-ムプラネット)』という表現があった。キノコを制する者は山を制する・・。そんな例えは聞いたことはないが、満更言い過ぎではないようにも思う。

不明

傘裏

ムササビタケ(鼯鼠茸) ※1週間で様変わりしていた

ウスヒラタケ(薄平茸) ※これも1週間で様変わり

不明

傘裏

チチタケ(乳茸) ※可食

傷付けると白い乳液が出る

ホコリタケ(埃茸) ※別名、キツネノチャブクロ(狐の茶袋)。可食

ヒラタケ(平茸) ※可食

ひだは白色から淡灰色で、長く垂生する

ツルタケ(鶴茸) ※可食。ツバ無し、ツボ有り

ツルタケだと思い採取したが、ツバが有るようにも見えた為、最終的に廃棄

上記傘裏 ※ツルタケとカバイロツルタケは、テングタケ類の中でもツバを欠くことが最大の特徴

熊の糞だろうか

不明

傘裏

アキヤマタケ(秋山茸) ※食用不適

傘は黄色から橙黄色、ひだは淡い黄色、柄は傘と同色で中空

何かの幼菌

チョウジチチタケ(丁子乳茸) ※食用不適。乾燥すると丁字のような臭いがする

傘は赤褐色で不明瞭な濃淡の環紋を付け、中央部ほど濃色

傷付くと白色の乳液を出す

不明

カワリハツ(変初) ※可食。表面の色は紫色、緑色、淡紅色など変化に富む

不明
本日最大の発見とも言うべきキノコ群生を斜面の倒木で見つけた。初見スギタケだろうとは思ったが、この種は同定が難しいことを後に知った。収獲当日も結局この種だけは同定出来ず、今こうして3日後の同定に至る。スギタケ(毒、以前は食)を筆頭に、スギタケモドキ(食、又は毒)、ヌメリスギタケ(食)、ヌメリスギタケモドキ(食)、ツチスギタケ(毒)、ツチスギタケモドキ(毒)と、見た目だけでは判断出来ない種が数多く存在し、食毒の見解も一律ではない。草地などに生えるツチスギタケ、ツチスギタケモドキを先ず排除。倒木から生えるスギタケ系とヌメリスギタケ系は、その粘性の特徴で判断することになる。採取時の記憶は確かではないが、水で洗うと傘にヌメリを感じ、柄にはヌメリを感じなかった。粘性が全くないスギタケはここで排除し、柄を含めた全体にヌメリがあるとされるヌメリスギタケも排除。そして残すは傘のみにヌメリを持つ2種となった。ヌメリスギタケモドキは傘径10~15cmと大型で、1本でも食べ応えがあるとされる。しかし今回見つけた種は径7cmで、1本ではとても満足感は得られそうにない。従って、スギタケモドキと同定。とは言え昨夜試食した時点ではスギタケだと思っていたし、仮に違ったとしてもせいぜい消化器系の中毒症状だろうし、多少の腹痛は覚悟していた。

スギタケモドキ(杉茸擬) ※可食(有毒)
運よく倒木のスギタケモドキ群生を発見

傘は円錐形~半球形~饅頭形~平らで、色は淡黄色から淡褐色 ※表面にトゲ状のささくれが多数付着

ひだは黄白色からさび色、さび褐色で、柄に直生し、密

その名前から杉林のキノコと誤解されやすいが、表面のささくれが杉の葉や樹皮に似ていることから名付けられた

柄は傘とほぼ同色で、はっきりとしたツバを持つ ※ツバ下は傘と同じささくれに覆われる

ホコリタケ三兄弟

我が家と同じ大家族

老菌
成熟した子実体に圧力を加えると、頂部の孔から勢いよく胞子の煙を噴出する

アイカワタケ(間皮茸) ※若いうちは食用になるが、生食は中毒

広葉樹に発生するものを本種、針葉樹に発生するものをマスタケ(鱒茸)と区別する

チチタケ

ハンノキイグチ(榛木猪口) ※可食

管孔は黄色で柄に垂生、傷付くと青変する

ワタカラカサタケ(綿唐傘茸) ※食毒不明

全体が綿毛状鱗片に覆われるのが特徴で、柄表面にこのような特徴を持つキノコは本種のみ

今日はホコリタケが多い

ドクツルタケ(毒鶴茸) ※猛毒

幼菌

ベビハナイグチ(紅花猪口) ※可食

管孔は黄色で柄に垂生し、柄の色は傘と同色 ※幼菌時の管孔部は薄い乾いた綿くず状の皮膜で覆われる

不明

傘裏

ムラサキアブラシメジモドキ(紫油占地擬) ※可食

ひだは初め淡紫色で後に肉桂褐色 ※直生~上生、やや疎

ヒメベニテングタケ(姫紅天狗茸)の幼菌 ※有毒

ヤマドリタケモドキ(山鳥茸擬)? ※可食。和製ポルチ-ニ

管孔は黄色からオリ-ブ色、離生

不明

傘裏

アシグロタケ(脚黒茸) ※食用不適

柔軟な革質で硬くて食べれないとされるが、良い出汁が取れる

管孔は白色で、 孔口は極めて微細 ※柄は黒く、これが名前の由来

テングタケ(天狗茸) ※有毒

ひだは白色で離生し、やや密 ※ツバは顕著だが脱落しやすい

同上?

ツバフウセンタケ(鍔風船茸) ※可食

不明

傘裏

一先ず終了

ヤマイグチ(山猪口) ※可食

管孔は白色で、柄には濃色の鱗片が密に付く ※根元近くの肉は青いこともある

不明

傘裏

タマシロオニタケ(球白鬼茸) ※猛毒

カバイロツルタケ(樺色鶴茸) ※可食

不明

傘裏

スミゾメヤマイグチ(墨染山猪口) ※可食

管孔と内部は傷付くと黒みを帯びる

クロチチタケ(黒乳茸) ※食毒不明

ひだは白色で柄に垂生、やや疎。柄は傘と同色で基部が白い ※乳液は初め白色で次第に紅変する

ヤマイグチ系だが、不明

傘裏

不明

傘裏

ムササビタケ(鼯鼠茸) ※1週間で様変わりしていた

ウスヒラタケ(薄平茸) ※これも1週間で様変わり

不明

傘裏

チチタケ(乳茸) ※可食

傷付けると白い乳液が出る

ホコリタケ(埃茸) ※別名、キツネノチャブクロ(狐の茶袋)。可食

ヒラタケ(平茸) ※可食

ひだは白色から淡灰色で、長く垂生する

ツルタケ(鶴茸) ※可食。ツバ無し、ツボ有り

ツルタケだと思い採取したが、ツバが有るようにも見えた為、最終的に廃棄

上記傘裏 ※ツルタケとカバイロツルタケは、テングタケ類の中でもツバを欠くことが最大の特徴

熊の糞だろうか

不明

傘裏

アキヤマタケ(秋山茸) ※食用不適

傘は黄色から橙黄色、ひだは淡い黄色、柄は傘と同色で中空

何かの幼菌

チョウジチチタケ(丁子乳茸) ※食用不適。乾燥すると丁字のような臭いがする

傘は赤褐色で不明瞭な濃淡の環紋を付け、中央部ほど濃色

傷付くと白色の乳液を出す

不明

カワリハツ(変初) ※可食。表面の色は紫色、緑色、淡紅色など変化に富む

不明
本日最大の発見とも言うべきキノコ群生を斜面の倒木で見つけた。初見スギタケだろうとは思ったが、この種は同定が難しいことを後に知った。収獲当日も結局この種だけは同定出来ず、今こうして3日後の同定に至る。スギタケ(毒、以前は食)を筆頭に、スギタケモドキ(食、又は毒)、ヌメリスギタケ(食)、ヌメリスギタケモドキ(食)、ツチスギタケ(毒)、ツチスギタケモドキ(毒)と、見た目だけでは判断出来ない種が数多く存在し、食毒の見解も一律ではない。草地などに生えるツチスギタケ、ツチスギタケモドキを先ず排除。倒木から生えるスギタケ系とヌメリスギタケ系は、その粘性の特徴で判断することになる。採取時の記憶は確かではないが、水で洗うと傘にヌメリを感じ、柄にはヌメリを感じなかった。粘性が全くないスギタケはここで排除し、柄を含めた全体にヌメリがあるとされるヌメリスギタケも排除。そして残すは傘のみにヌメリを持つ2種となった。ヌメリスギタケモドキは傘径10~15cmと大型で、1本でも食べ応えがあるとされる。しかし今回見つけた種は径7cmで、1本ではとても満足感は得られそうにない。従って、スギタケモドキと同定。とは言え昨夜試食した時点ではスギタケだと思っていたし、仮に違ったとしてもせいぜい消化器系の中毒症状だろうし、多少の腹痛は覚悟していた。

スギタケモドキ(杉茸擬) ※可食(有毒)
運よく倒木のスギタケモドキ群生を発見

傘は円錐形~半球形~饅頭形~平らで、色は淡黄色から淡褐色 ※表面にトゲ状のささくれが多数付着

ひだは黄白色からさび色、さび褐色で、柄に直生し、密

その名前から杉林のキノコと誤解されやすいが、表面のささくれが杉の葉や樹皮に似ていることから名付けられた

柄は傘とほぼ同色で、はっきりとしたツバを持つ ※ツバ下は傘と同じささくれに覆われる

ホコリタケ三兄弟

我が家と同じ大家族

老菌
成熟した子実体に圧力を加えると、頂部の孔から勢いよく胞子の煙を噴出する

アイカワタケ(間皮茸) ※若いうちは食用になるが、生食は中毒

広葉樹に発生するものを本種、針葉樹に発生するものをマスタケ(鱒茸)と区別する

チチタケ

ハンノキイグチ(榛木猪口) ※可食

管孔は黄色で柄に垂生、傷付くと青変する

ワタカラカサタケ(綿唐傘茸) ※食毒不明

全体が綿毛状鱗片に覆われるのが特徴で、柄表面にこのような特徴を持つキノコは本種のみ

今日はホコリタケが多い

ドクツルタケ(毒鶴茸) ※猛毒

幼菌

ベビハナイグチ(紅花猪口) ※可食

管孔は黄色で柄に垂生し、柄の色は傘と同色 ※幼菌時の管孔部は薄い乾いた綿くず状の皮膜で覆われる

不明

傘裏

ムラサキアブラシメジモドキ(紫油占地擬) ※可食

ひだは初め淡紫色で後に肉桂褐色 ※直生~上生、やや疎

ヒメベニテングタケ(姫紅天狗茸)の幼菌 ※有毒

ヤマドリタケモドキ(山鳥茸擬)? ※可食。和製ポルチ-ニ

管孔は黄色からオリ-ブ色、離生

不明

傘裏

アシグロタケ(脚黒茸) ※食用不適

柔軟な革質で硬くて食べれないとされるが、良い出汁が取れる

管孔は白色で、 孔口は極めて微細 ※柄は黒く、これが名前の由来

テングタケ(天狗茸) ※有毒

ひだは白色で離生し、やや密 ※ツバは顕著だが脱落しやすい

同上?

ツバフウセンタケ(鍔風船茸) ※可食

不明

傘裏

一先ず終了

ヤマイグチ(山猪口) ※可食

管孔は白色で、柄には濃色の鱗片が密に付く ※根元近くの肉は青いこともある

不明

傘裏

タマシロオニタケ(球白鬼茸) ※猛毒

カバイロツルタケ(樺色鶴茸) ※可食

不明

傘裏

スミゾメヤマイグチ(墨染山猪口) ※可食

管孔と内部は傷付くと黒みを帯びる

クロチチタケ(黒乳茸) ※食毒不明

ひだは白色で柄に垂生、やや疎。柄は傘と同色で基部が白い ※乳液は初め白色で次第に紅変する

ヤマイグチ系だが、不明

傘裏
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