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第14回佐渡島一周エコ・ジャ-ニ-208km(4)~奇跡のゴ-ルタイム


・・前回の続き


約160㌔の第4エイドで最後の補給を済ます。エイドはここが最後となり、後はひたすら48㌔先のゴ-ルを目指すことになる。このエイドでは以前ビ-ルが飲めたが、今年も昨年同様置いてなくがっくり気を落とす。一昨日の前夜祭で一緒に飲んでいた同部屋の青年が、僕らより一足先に到着し、寛いでいた。佐藤さん含め、同部屋のランナ-が3人もこんな所で揃うなんて何て奇遇なんだ。この先3人で走れば楽しいだろうなと思ったが、彼はもう少しエイドで休んでいくと言い、以降ゴ-ルまで会うことはなかった。
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第4エイド 深浦展望台(159.8㌔) 
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今年もビ-ルがなくて残念

昨年がそうだったが、一人で走っていると素浜海岸のこのダラダラと長い区間が猛烈に辛く感じる。変わらない景色に飽き飽きし、一体どこまで行けばいいのだ・・と半ば自暴自棄になる。昨年は睡魔にも襲われ、堪らず草むらに倒れ込み、しばし横になって仮眠した。今年は併走する佐藤さんとの話が未だ尽きず、最終エイド以降も快調に走り続けている。会話に没頭するということは意識の全てを必要とするようで、話をしている間は疲れも感じないし、単調な道のりも一切長いとは感じない。颯爽とマントをたなびかせながら走っているタイガ-マスクのペアを抜き去り、一気に素浜海岸をクリア。
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一番辛い区間も、会話に夢中になっていると苦にならない
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タイガ-マスクと長らく前後していた

今朝7時の140㌔地点辺りから佐藤さんと2人で走っているが、次第に僕が付いていけなくなった。14時半を前にして180㌔付近で、佐藤さんに別れを告げる。出来れば一緒にゴ-ルしたかったが、併走を始めて以降、ここまでの快走は奇跡に近い。いつしか目標は上方修正され、40時間切りが38時間台、やがて昨年の記録更新、更には35時間台へと度々変わっていく。僕の中で目標が上方修正されるなんてことは滅多にないことで自分でも驚いた。佐藤さんと別れ、しばらく一人で走ったり歩いたりを繰り返していたが、市街地に入った190㌔辺りで、前に佐藤さんの姿を確認。どこかでお腹を満たしていたようだ。多少は復活した僕は再び佐藤さんと一緒に走る。タイガ-マスクペアにも追い着き、『あ、コンビ復活した』と嬉しい声援を受けた。河原田本町からは歩道の多い商店街を避け、海岸沿いの走り易いコ-スに出る。これはおそらくリピ-タ-しか知らない道で、今年のA3全体地図1枚では知りようがない。しかしこの海岸沿いで又も佐藤さんに付いていけなくなり、二度目の別れを申し出る。
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佐藤さんと一度目の別れ  ※この後、再び一緒に走ることになるとは
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対岸に火力発電所を確認  ※右の白い建物
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人面岩

160㌔の第4最終エイドの時点で、昨年より1時間半も遅かった。しかしその後の思いもよらぬ快走劇で、今では昨年の記録を上回るのは確実な状況にあった。出来れば欲を出して36時間も切っておきたいと目論んでいたが、次第にその希望は消えていく。やがて火力発電所に到着。先程までは遥か彼方に見えていたものが、今こうして目の前にある。人間の脚というものは凄いものだなと改めて実感。陽はまだ落ちていないが、未だ対岸では何人ものランナ-が闘っているのだと思うと、気の毒にさえ思った。残り5㌔程でヘッドライト装着。出来れば明るいうちにゴ-ルしたいが、来年こそは何とかその望みくらいは叶えたい。ここからは地図(昨年までのA4詳細地図)で地名を確認し、残りの距離からゴ-ルタイムを予想しつつ走った。昨年が36時間何分だったか覚えていないが、記録をどれだけでも縮めようと必死に脚を動かし続けた。記録更新は間違いない・・、未だそう確信している。
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ここでの休憩を後1分早く切り上げていれば
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火力発電所

いい加減、もうそろそろゴ-ルだろ・・。そう思ってからが異様に長かった。カ-ブの先にあると期待したホテルめおと(ゴ-ル)はなく、何度もショックを受け愕然とした。そして今度こそ、ゴ-ルとなる『ホテルめおと』を発見。階段を走って駈け上り、玄関をくぐりロビ-にてゴ-ルを迎える。ゼッケン番号から氏名が確認され、記録係のスタッフが置き時計を見てゴ-ル時刻を記録紙に書き込む。36時間54分、秒以下切り捨て。何か少し嫌な予感がした。完走証用の写真撮影の後、部屋に戻り昨年のゴ-ルタイムを確認するとやはり嫌な予感は的中。驚くことに、昨年と全くの同タイムだった(昨年も36時間54分)。1分くらいどうにでも短縮出来たと思うが、208㌔を1日半かけて走り、全く意識せずして、要した時間が全く同じということはある意味奇跡だと言える。記録更新は成らず残念だったが、確率的にもこちらの方が余程貴重だろうと思う。
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ゴ-ル後の夕食  ※ビ-ルが美味い


第14回佐渡島一周エコ・ジャ-ニ-208km


距離:208km
時間:36時間54分00秒  ※昨年と全くの同タイム
順位:35位/166人
完走率:68.6%(114人)
経過:スタ-ト(21日6:00)、第1エイド29.5km(9:15)、第2エイド57.9km(14:17)、仮眠所93.5km(19:51)、第3エイド127.6km(22日4:16)、第4エイド159.6km(10:36)、ゴ-ル208.0km(18:54)

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| 2019 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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第14回佐渡島一周エコ・ジャ-ニ-208km(3)~佐藤さんと一緒に


・・前回の続き


仮眠所で食事と入浴を済ませた後、2階の仮眠室で少し横になった。しかし既に何人ものランナ-が布団を敷いて寝ている室内はとても狭く、空いている扉付近の僅かなスペ-スに仰向けになるくらいしか出来なかった。しばらく目を閉じていたが、結局寝付けず、アラ-ムが鳴るより先に起き上がる。部屋の外に出て廊下で支度をし、22時過ぎ仮眠所を発つ。仮眠所ではかれこれ2時間10分も滞在してしまったが、あまり意味がなかったような気もする。しかし眠れなかったことは想定外だが、ある程度脚を休めたことで、疲れ切っていた脚は多少は復活。リスタ-ト後はしばらく走れ、上り坂すら快調に走れた。これは昨年も実感したが、仮眠所での入浴はきっと疲労回復に効果があるのだろう。
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次に目指すは、小木港

眠い・・。時折思い出したように睡魔が襲ってくる。昨年は仮眠所で全く仮眠しなかったので、この夜の部が異様に眠かった。しかし今回も同様に眠い。仮眠所ではどうせ寝付けないし、次回以降、やはり僕には仮眠所での仮眠は全く意味の無いことだと思った。深夜1時半、バックを枕にして歩道で仰向けになり、10分間目を閉じる。数少ないバス停の待合室はどこも先客で埋まっているので、道端やトンネルなど所構わず横になって5分睡眠を繰り返す。5分ばかりの時間ではほとんど睡魔は解消されないが、少なくても5分間脚は休めた訳で、その後の走り出しは少しは元気になっている。自分が走っている写真を撮ってみたが、目は半分閉じていて、正気のない死んだ目をしていた。第3エイドの多田海浜公園(127.6㌔)に到着。ここではカップ麺のカレ-味を頂く。このエイドから登場するカップ麺が結構楽しみで待ち遠しい。先程暗闇の道中で擦れ違った青年と再会し、少し話をした。青年とはゴ-ル後の宴会でも更に交流を深めることになる。
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眠い時はホットコ-ヒ-
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第3エイド 多田海浜公園(127.6㌔)

眠さと闘いながら、くたばりかけた脚を懸命に動かす。そして何とか長かった夜の部を終え、2日目の朝を迎えた。雲が多くて、今日の天気が気がかりだ。昨日朝6時に夫婦岩をスタ-トし、24時間で135㌔しか進めなかった。昨年も今一だったが、それよりも7㌔遅い位置にいる。出来れば24時間で最低160㌔は進んでいたいところだが、中々思うようにはいかない。とは言え、ただ単に日々の努力が足りないだけのことであり、努力をするには強い覚悟が必要であり、その覚悟に立ち向かうには強い気持ちが必要となる。僕の気持ちは所詮見せかけなのか・・、そう薄々感じているだけに何だか自分が無性に情けない。
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雲行きが怪しい
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小木はまだまだ
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サンライズ城が浜温泉(134.6㌔)で24時間経過  ※昨年より7㌔遅れている
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北雪酒造

140㌔を過ぎた辺りからか、同部屋の佐藤さんと一緒に走るようになっていた。佐藤さんとは僕が初めて佐渡に参加した一昨年の大会でも夜明け前から何度か前後し、やはりこの辺りから何十㌔も一緒に走っていた。あの時は4人で走ったが、今回は2人で走り、山のことや、仕事のこと、他の大会のこと等、様々な話をして楽しませてもらった。不思議なもので、走りながら人と夢中で話していると、走る辛さや脚の痛みはどこかへ遠のき、知らぬ間に時間が経ち、結果距離が稼げている。
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これは自転車の㌔表示  ※佐渡エコは-10㌔
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アンパンマン達

今年は特にペ-スが遅いことが幸いし、小木市内のス-パ-に立ち寄ることが出来た。エイドの提供物には若干飽きつつあるので、アイスと甘いドリンクを買い、栄養と英気を補給した。小木、宿根木と順調に走り続け、いよいよ第4最終エイドの深浦展望台(159.8㌔)に到着。2年前も佐藤さんと一緒にここに辿り着いた。昨年よりは1時間半遅いが、思った程脱力感はない。これなら何とか40時間は切れそうだな。
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小木市内のス-パ-たんぽぽ(9:08)  ※たぶん9時オ-プン
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宿根木集落の三角家 
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橋の先が、第4エイド 深浦展望台(159.8㌔)  ※佐藤さんと一緒に
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2年前の写真  ※2年前も佐藤さんと一緒にこの橋を通過した。南さん元気かな・・


つづく・・

| 2019 | 21:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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第14回佐渡島一周エコ・ジャ-ニ-208km(1)~今を飲みまくれ!

今年もこの季節がやってきた。第14回佐渡島一周エコ・ジャ-ニ-ウルトラ遠足208km。『えんそく』と書いて『とおあし』と読む佐渡ジャ-ニ-も、これで3回目の出場となる。今の僕の中ではこの大会が1年のメインであり、100㌔の大会数本は僕にとっては単なる練習に過ぎない。自分一人で100㌔くらい走れればわざわざ高い参加料を払う必要もないのだが、それだけの強い精神力が無いが為、仕方なく大会の力を借りている。今年は超ウルトラ初挑戦となる仲間の瀧さんとともに参加。瀧さんは今年飛騨高山100㌔の翌週に太平洋-日本海120㌔を走り、だんだんとこっち系になってきた。朝6時前に自宅を出て瀧さん宅に寄り、妻の車にて一路富山へと向かう。富山からは高速バスで3時間40分かけ新潟へ。新潟到着後は徒歩20分でフェリ-タ-ミナルへと移動。そしていよいよ佐渡汽船にて佐渡島へと向かう。
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富山高速バス 西上袋(アピタ前)停留所
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僕のバック(右)は重さ4.6kg  ※瀧さん、バック大き過ぎないか
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佐渡島が見えてきた
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両津港では貸し切りバスがお出迎え

自宅を出た時から既にジャ-ニ-は始まっているが、宿に付くと気分は一段と高まってきた。部屋はロビ-近くの103号室。部屋はおそらく申し込み順に振り分けられるので、どうせ申し込むなら断然早い方がいい。ロビ-が近いということは浴場や宴会場も近いということで、それにゴ-ル後疲れた脚での階段の上り下りは極力避けたいところだ。部屋は5人部屋で、今年は年齢層の近い楽しいメンツに恵まれた。一昨年一緒に走った福井の佐藤さんとも同部屋で、隣同士布団を並べた。10分で急いで入浴を済ませ、17時からは説明会。今年はA3地図1枚となる気がしていたが、その予感は見事的中。僕は昨年のA4地図24枚を持参しているので問題はないが、あの簡素な地図で果たして初参加のランナ-は無事進むことが出来るのか心配になった。シャンパンによる乾杯で説明会は締められ、引き続き18時から会場を大広間へと移し宴会(夕食懇談会)が始まる。
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説明会、決起大会  ※毎年、参加賞として地酒が頂ける

宴会場では部屋のメンバ-と席に着いた。今年は蟹が復活し、豪華さに華を添えていた。明日の朝食を含め、これで1泊2食付き8500円(昨年より500円値上がり)というのはかなりお得だと思う。今更遅いカ-ボロ-ディングに励み、佐渡のコシヒカリを茶碗山盛り3杯、味噌汁とともに頂く。明日のことは気にせず、ビ-ルも浴びる程飲んだ。僕の中では208㌔走ることと同じくらい、前後の宴会にも重きを置いている。その為一切妥協する気はなく、『程々に』という考えは全く持ち合わせていない。部屋のメンバ-も皆酒が強く、僕らの前にだけ瓶が何本も集まっていた。昨年少し一緒に走った新潟の岩野さんも加わり、宴は刻々と進んでいく。昨年はスタッフと最後二人きりになるまで飲んでいたが、今年はどこか追い払われるような雰囲気があった。
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夕食懇談会  ※ご飯、味噌汁おかわり自由、ビ-ルやワイン飲み放題
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翌朝のことは考えず、アホみたいに飲む
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瀧さんと


つづく・・

| 2019 | 17:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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常念岳(3)~お猿さんに迎えられ

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やったね、常念岳登頂だ!


・・前回の続き


ほぼ貸し切りの山頂に腰を下ろし、しばし休憩とする。昼食におにぎりを食べ、お菓子をつまむ。他に登頂者は入れ替わりに数人いる程度だった。アンテナを立て、FMラジオを流す。山の上で聴く音楽は贅沢な気分に浸れて好きだ(昔はよく山頂でハ-モニカを吹いていた)。先程まで残っていた槍穂高の眺望は、いつしか雲に隠れ既にない。今日は雨が降らないだけでも良しとしたいが、折角の常念でパノラマが望めないのは多少残念ではある。時間を管理する僕的には、山頂で1時間くらいゆっくり過ごしてもいいと思っていたが、大志の希望により、休憩も程々に早速下山へと向かった。
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山頂で昼食
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蝶ヶ岳方面  ※稜線で堰き止められる積雲

山頂直下の岩場は確かに急で、小さな子供には難しいようだった。大志は怖がり、直ぐに泣き出した。幸い泣きは直ぐに治まったが、尻を付け両手を駆使しないと安全には下りれなかった。その後は僕が先行することなく、大志の直ぐ後ろに付け、アドバイスを送りながらゆっくりと下らせた。結局山頂での早発ちも、大志が自ら便通を感じたからだったようだ。さすがにこんな植物の無い場所でキジ撃ちする訳にもいかず、漏れそうだとキバリながらも何とか堪え、無事テント場のトイレにて大志用を足す。相変らず誰一人いない寂しい乗越に別れを告げ、稜線を後に。
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下山開始
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常念山頂への稜線も境雲   ※山でよく見かける現象だが正式名は不明
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乗越を後に

もう登らなくてもいいんだ・・という安堵感からか、大志の足取りは実に軽かった。急な階段や岩場は子供の短い脚では、かなりの危険がつきまとう。転倒してハシゴの鉄柱や針金にぶつかったものなら、出血を伴う大怪我は免れない。ただ実際はそういう箇所では余程注意しているので意外と事故は起こらない。逆に一見何のことはないただの下りで転倒し、どこか痛めることが多いように思う。実際大志はこの山行中、幾度となく転び、全身痣だらけになっていた。
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ベンチでお菓子
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原生林
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イワカガミ

最終水場の先、先ず一つ目の雪渓下りが始まった。この雪渓二つが帰路の要所と身構えていたが、思った程危うくなく、大志一人でも問題なく下ることが出来た。胸突八丁を終え、再び雪渓に出る。こちらの方が急勾配な為、ここは大志の手を握り、隣で何度も転びかける大志の支えとなった。後にソリを持った下山者と擦れ違ったが、仮にソリで勢いよく滑れたとして、止まりたい場所で制止は効くのかなと疑問に思った。
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最終水場から雪渓を下る

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滑落注意の危険箇所  ※もちろん手を繋いで歩く
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胸突八丁を終え、再び雪渓

さすがは子供。登りは弱いが、下りは強い。この法則に大志もピタリ当てはまった。意外と弱音は吐かず、休憩もほとんど取らないまま、ひたすら下り続けた。その為僕のザックのお菓子はほとんど減っておらず、折角なので沢辺に荷物を下ろし、しばしお菓子タイム。こういう何気ない休憩の一コマも、後に大切なシ-ンとなって心に刻まれていくのだろう。ゴ-ルも差し迫った頃、大志が野生の猿を見つけた。猿は目がいいようで、僕がカメラを向けた瞬間、どこかへ飛び去ってしまった。プロトレックが示す標高のアップダウンは+100mを切り、ゴ-ルも間もなくと思われた。しかしここからが意外と遠く感じ、+-0に戻っても山行は尚も続いていた。DSC00873_convert_20190625170436.jpg
笠原沢
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猿の群れが現れた
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山の神様、今日一日有難うございました

後何分だ!と大志を励まし続け、終にヒエ平に到着。予想通り15時半には山行を終えることが出来た。よく頑張ったな大志、これはとても凄いことだぞ!姉のナナ(年長児)の時と比べ、1年大きいこともあり、時間にして3時間は早かった。車中泊宴会、山行、移動・・。その全てが大志にとってはとても新鮮で、終わってみれば全てが楽しかったようだ。次回はおそらく八ヶ岳にしようと思う。その際には是非、僕お勧めのシャトレ-ゼにも寄るつもりだ。
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日帰り完結

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| 2019 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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常念岳(2)~遠かった山頂


・・前回の続き


ようやく登り上げた常念乗越の稜線だったが、写真を数枚撮っただけで、休むことなくそのまま山頂へと向かう。目の前に大きく立ちはだかる常念の山容に大志の闘志は失せかけているが、必死に最後の力を振り絞る。僕らの前後に登山者の姿はなく、朝からほぼ貸し切りの状態が続いている。右手に従えた槍穂高の稜線に励まされながら、しばらく頑張って登る。小屋から山頂までの標準コ-スタイムは1時間だが、実際そこまではかからないだろう。振り返ると小屋はもうあんなにも小さく見えている。途中、山頂からの下山者が点々と数人下りてきた。
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いざ山頂へ
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右手に槍穂高を従え
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振り返れば、常念小屋と横通岳
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尚も奮闘は続く
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大喰岳(左)、槍ヶ岳(右)
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鷲羽岳(左)、水晶岳(右)

先程まで調子よく登っていた大志だったが、僕が先行するといつしか後ろですすり泣いていた。後何mだ!と励ますが、一向に辿り着かない山頂に嫌気が差しているようだ。そして、終に山頂らしきシルエットを確認。人が立っているようにも見えるから、おそらく山頂で間違いないだろう。さぁラストだ!と最後の頑張りを促すが、子供の目にはこの距離さえも遠く感じていたようだ。後何分で山頂だ!と言葉を送り続け、ようやく最後の岩場へと張り付く。小さな両手を駆使しその岩場をよじ登り、その先で終に山頂を捉えた。大志、よく頑張ったな!ここが常念岳の山頂だ。もう登らなくていいんだ・・。大志にとっての登頂の感想はきっとそんなとこだろう。
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頑張れ、大志!
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頂上が見えたぞ
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岩場の先が
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常念岳(標高2857m)


つづく・・


| 2019 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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