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第12回佐渡島一周エコ・ジャ-ニ-208km(1)~受付、説明会、夕食懇談会

ついに、この日がやって来た。人生初の200㌔超ウルトラマラソンに挑む為、これから佐渡へと向かう。朝早くから申し訳ないが、妻に付き合ってもらい末子2人と共に車で富山入り。普段遠征の際の移動は全て車で行っているが、さすがに今回ばかりは帰りの運転に自信がない。完走の可否はともかく、脚がどうなっているか全く見当もつかない。無難にここは公共交通機関で向かうことにした。大志に停留所で見送ってもらい、富山高速バスにて一路新潟を目指す。約250㌔、バスだと3時間40分の道のりとなる。
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富山高速バス 西上袋(アピタ前)停留所  ※富山~新潟往復7410円、便指定

終点の万代シティバスセンタ-(路上)にてバスを下車。ここから港までは、おそらく2㌔ない。いつ来るか分からないバスを待つようなことはせず、下車後直ちに港方面へと歩き始めた。荷物は重いが頑張って早足で歩き、30分かからずしてフェリ-タ-ミナルに到着。乗船券は往復で買っておいたが、値段は片道と変わらないようだ。カ-フェリ-の船内は、大半がランナ-で埋め尽くされていた。この大会はリピ-タ-が多いらしく、常連の団体さんは2等船内で楽しそうに宴会をして盛り上がっていた。
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佐渡汽船 カ-フェリ-ときわ丸  ※新潟~両津2等往復4500円、有効期間7日
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2等船室  ※常連のグル-プは大概宴会している
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海を見に甲板に出たら
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佐渡が迫っていた
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この航路は国道350号線らしい

そして、佐渡上陸。佐渡に来るのは、これで4回目となる。若い頃よくヒッチハイクして遠出していたが、富山インタ-で車を拾い上越まで行き、フェリ-で2度小木へ渡ったことがある。さすがにフェリ-まではヒッチハイク出来なかったが、小木港でテントを張って黄昏ていたことを覚えている。もう一度は、調査士補助者時代の友人と。若い頃はロ-ラ-ブレ-ドにも凝っていて、能登島を1周したのをいいことに、佐渡島にも出かけた。確かあの時もマラソン大会がやっていたが、あれがエコ・ジャ-ニ-だとすると、若干計算が合わない。
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佐渡島 両津港

船を降り、皆ぞろぞろと歩く。タ-ミナルを出ると送迎バスが2台、分かり易いポジションで待機していた。初めて見る佐渡の町は、当たり前だが普通の町だった。明日から走るコ-ス上にはコンビニが1ヶ所しかないと散々聞かされていたので、余程何もない島なのかと思っていた。しかしそれはあくまでコ-ス上でのこと。街道沿いには普通にホ-ムセンタ-があり、車屋があり、店があった。船賃が嵩張る分、何でも高いのかな・・。何かと麓の倍はする山小屋の物価の理屈を応用して考えてみると、当然高くなってもおかしくはない。
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エスカレ-タ-上に出迎えがいて
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タ-ミナルを出ると送迎バス(無料)が2台待機

1時間程で、今大会の拠点となる『ホテルめおと』に到着。今大会の参加者は申込み時点で180名(男性122名、女性58名)。皆普通のオジサンおばさん、お兄さんお姉さんに見えるが、間違いなくその誰もが僕より遥かに強いのだろう。ウルトラは一見見た目では判断が出来ない。アスリ-トのように鍛え上げた若者よりも、細々としたどこにでも居そうな中年女性の方が圧倒的に強い、そんなことが普通にあるのがウルトラの世界。目の前には佐渡七浦海岸のシンボル、夫婦岩。『古事記』の国生み神話に由来するとされる大きな二つの岩で、向かって右側が夫の岩(高さ22.6m)、左側が妻の岩(高さ23.1m)。七浦海岸の波を受けて寄り添うように立ち、縁結びのご利益も期待出来るという。
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ホテルめおと  ※1泊2食付き8000円
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七浦海岸 夫婦岩

宿に着いたら、先ずはチェックイン。参加者のほとんどが、今晩(前泊)とゴ-ル後(後泊)はこの宿に泊まる。階段には直ぐに長い行列が出来たが、意外とスム-ズに手続きは進んでいく。しかし、ここで大問題が発生!事前にホテルに問い合わせていたところ、クレジットカ-ド払い可能との回答を得ていた。しかしこの場に及んで、カ-ド払い不可との信じられない返答。なんだ、全然話が違うじゃないか!現金はあまり持ってこなかったのでこれはヤバイと焦ったが、何とか手持ち金で足りた。支払い手続きを大会主催者がやっていたことから察しても、おそらく通常の宿泊とは要領が違ったのだろう。
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明後日(最悪その翌日)は、ここを越えてゴ-ル  ※ロビ-は2階にある為、ここが1階として考えられている
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大会中はランナ-貸し切り
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選手受付  ※地図とゼッケンを受け取る

3階最上階(実質4階)の大部屋に移動し、荷物を置く。レ-ス後のことを考えても部屋は1階が良かったが、おそらくゼッケン番号(申込み)順なのだろう。ゆっくりする間もなく、直ぐに地下1階(実質1階)のレストランにて説明会が行われた。先程チェックイン後に受け取った25枚のA4地図。予め送って欲しかったと思うのは、初参加者の誰もが思うところ。説明会はこの地図を1枚1枚見ながら行われた。しかしその説明はかなり大雑把で、笑いが出た程。基本左に海を見ながら走れば問題ないという。この大会エコジャ-ニ-というだけあって、通常のウルトラの大会のように人の助けはあまり期待出来ない。エイドは、仮眠所を入れて5ヶ所のみ。エイド間隔は30㌔~50㌔開いており、食料を買い出し出来る店は無いに等しい(自販機は多い)。”必要な物は背負ってゆく”という基本スタンスのもと、スタッフ3名、島内ボランティア15名(居たかな?)が運営にあたってくれる。
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説明会  ※テ-ブルの上には参加賞の日本酒『北雪』、『越乃寒梅』でなく残念
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決起大会  ※シャンパンをグラス半分程

説明会を終え、一旦部屋に戻る。そして間もなく、地下1階大広間にて夕食懇談会が始まった。この懇親会(いわゆる飲み会)は大会後にも設けられているが、こういうアットホ-ムな催しがこの大会の人気の要因となっているようだ。事前に過去の参加者のブログで調べていた情報によると、この宴で一人一人前に出て自己紹介するはずだったが、参加者が増えたからか結局なくて安堵した。既に盛り上がっている常連グル-プは避け、お一人様の集う席に着く。料理は蟹1匹をメインに、陶板焼き(中身は忘れた)、刺身やサザエ、焼き魚、茶碗蒸し、柿シャ-ベット・・。ご飯はおそらく佐渡産コシヒカリ。お代わりは自由だが、正面ステ-ジまで盛りに行く必要がある。ご飯は明日の貴重な活力源になるので、てんこ盛りで3杯を軽く完食。ビ-ルも飲み放題で、ワインもあった。さすが皆さん、酒に強い。超ウルトラに出るようなランナ-の胃は、さすがに超人離れしている。何せ超長距離ともなれば、胃が相当強くないと最後までとても持たない。僕も酒にはかなり強い方だが、皆さん同等かそれ以上のようだった。しかしここは明日に備え、2時間程で席を立つ。まだ盛り上がっている方がそこそこいたが、船内での宴会から始まり、出走前日にどれだけ酒を飲んでいるのだろう。
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夕食懇談会  ※さすが超ウルトラに出る方々、皆胃が頑丈そう
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席は適当に 
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コシヒカリ?、味噌汁、ビ-ルは好きなだけ  ※追加料金なし 
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相川温泉夫婦岩の湯
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3階330号室の7人部屋


つづく・・

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| 2017 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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第6回飛騨高山ウルトラマラソン(4)~家族より一足先に


・・前回の続き


第4関門の国府BGで家族に見送られ、いよいよ終盤戦へと突入する。BGを出て直ぐ先、今年も日本酒を並べた私設エイドがあった。昨年同様今年も引き込まれそうになったが、飲んだら順調な体に異変が起きそうな気がしたので、ここは敢え無く我慢。目の前の裏道を根気よく走り、やがて線路を渡り、国道41号を横断。宮川も越え、反対方向の裏道に出ると、知人がボランティアの道案内で立っていた。ここからしばらくは完全に僕のテリトリ-で、日々走っている街道だ。13:56、第18エイド(村山公民館、77.9㌔)に到着。今年もさるぼぼの出迎えを受ける。家族とはこの先の空き地で会えた。ほんの数秒の僅かな再会ではあるけれど、一目見るだけで、一言二言会話するだけですごく元気になる。私設エイドにも助けられながら、14:32、第20エイド(グリ-ン薬局前、82.8㌔)に到着。ここで再び家族に会い、一時の息抜き。心優しきエイドのお姉さんは、遠くから遠慮がちに僕の姿を見守る子供らの元に駆け寄り、何やら提供物を与えてくれた。どこのエイドも一種独特の雰囲気があり、ランナ-にとっては正に戦場の中の唯一のオアシス。その圧倒的なオ-ラから、部外者は容易には近付けないのだろう。それを察しての応援者(家族)に対する気配りは、正に神対応だった。
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第18エイド(村山公民館、77.9㌔)
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私設エイドが有り難い
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第20エイド(グリ-ン薬局前、82.8㌔)
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エイドでむさぼる僕
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オレンジ、ぶどう
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丹後がに饅頭  ※丹後ウルトラからの提供品

家族と別れ、迫りくるゴ-ルを目指す。この先(西高から公文書館まで)しばらく辺鄙な所を走るので、家族には最終関門となる公文書館で待っていてくれるよう頼んでおいた。西高まで来れば71㌔の部は間もなくゴ-ルを迎えるが、僕ら100㌔の選手はここから更に清見方面へと遠回りしてこなければならない。練習でも一度走っておきたかったが、今一この辺りの場所は把握出来ていない。15:10、第21エイド(八日町新鮮野菜販売所、87.4㌔)に到着。冷えたプチトマトがとても美味しかった。さてこれから、最後の難関、名無し峠へと向かう。昨年はこの坂で復活の狼煙を上げ、目の前のランナ-を全てごぼう抜きした良き思い出がある。そんな相性の良い坂ではあるが、今回はこの思惑は大きく外れてしまう。この坂は全て走り切るつもりでいたが、脚が異常に重く、上りはほとんど歩く羽目に。こんなに坂多かったっけ・・。非情にも時間だけが膨らみ、これまで築き上げた蓄えも徐々に消えていった。15:47、第22エイド(メカトロニクス高山メガソ-ラ-パ-ク付近空き地、91.0㌔)に到着。結構苦しめられた、この最後の区間。そんな時に限って、カメラマンが道路脇に潜んでいた。
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乗鞍岳(右)を背に
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第21エイド(八日町新鮮野菜販売所、87.4㌔)
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北アルプス 笠ヶ岳(左)、穂高連峰(右)
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冷えたプチトマト
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荘川町郷土料理 どぶ汁
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ラスボス峠(仮称)へと向かう  ※走り切るつもりだったが、脚が重くて走れない
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第22エイド(メカトロニクス高山メガソ-ラ-パ-ク付近空き地、91.0㌔)
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辛い時に限ってカメラマンが潜んでいる

そして16:03、第5関門(公文書館、93.3㌔)へとようやく辿り着く。家族を随分待たせてしまい、娘も心配していた。このエイドも中々豪華だ。ここで最後の補給を行うべく、様々な特産品でランナ-をもてなしてくれる。猪汁、わらび餅、清見サイダ-・・。昨年まではここで飛騨牛も出されていたが、胃は相当疲れており、この距離では喉を通らない。そんなこともあり、今年からは丹生川関門での提供となった。家族らはここでも遠慮がちに道路から僕の様子を伺っている。そんな哀れな状況を、又もや心優しきお姉さんが察してくれた。僕がエイドを発った後、子供らは何やらたくさん頂いたようだ。
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この区間かなり辛かった  ※娘に何か言っている
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第5関門 公文書館(93.3㌔)  ※今年からここが最終関門になった
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わらび餅  ※大きくて高級な感じ
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飛騨清見サイダ-
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家族に見送られ

16:19、95㌔通過。いよいよラスト5㌔のカウントダウンに入った。16:27には第24エイド(八日町空き地、96.0㌔)に到着。ここで残り4㌔となる。飲み物を軽く口に含み、最後のエイドに御礼を告げた。残り3㌔には気付かず。そして16:41、残り2㌔。現れたのが残り3㌔でなく、残り2㌔で良かった。目の前に聳える飛騨山脈(北ア)の白い名峰が、ここまで100㌔近く走ってきたランナ-をゴ-ルへと導いてくれる。16:47、残り1㌔。この辺りが、今年からコ-ス変更した箇所なのか。最後の最後で信号に捕まるのを避ける為、今年からコ-スを変えた、と昨日の説明会で言っていた。しかし結局は同じ信号に出てしまい、今年もここで長い信号待ち。結局、コ-ス変更の意味はなし。数秒を争う上位ランナ-でなくとも、ゴ-ル直前での30秒近いロスは痛すぎる。折角警備員がいるのだから、ましてや車は全く来ないのだから、少しくらいは融通を利かせて通らせてほしい。それでも交通ル-ル遵守にこだわるならば、完全にこの信号をコ-スから外してほしい。ランナ-の不満はつのるばかりだ。
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95㌔通過(16:19)
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第24エイド(八日町空き地、96.0㌔)
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残り2㌔(16:41)
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北アに吸い込まれるような、正にウィニングロ-ド
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残り1㌔(16:47)

長い信号待ちにぐっと耐えた後は、ビックアリ-ナへと続く最後の直線に入る。最後くらいはと全速力で飛ばし、次第に会場のアナウンスが大きくなってきた。沿道の歓声も増し、会場入り口で左折。いよいよゴ-ルの体勢に入り、子供を探す。昨年は大志を抱っこしてゴ-ルしたが、今年は一花を抱っこして、大志とは手を繋いでゴ-ルするつもりでいた。しかしどこにも家族の姿は見当たらず、一人寂しくゴ-ルテ-プを切った。あれ、家族は一体どこだ・・。会場エイドで腹を満たし、しばらく家族を探す。そして諦めかけた頃、ようやく妻が現れた。どうやら駐車場に迷った挙句、シャトルバスで今着いたのだという。出走前のショ-トメ-ル(昨日の場所に停めれるよ・・)は、僕の送信ミスで違う相手に届いていた。これで今年3本目の100㌔も無事完走で終えることが出来た。次はいよいよ今年の大本命、9月の佐渡一周208㌔。昨日の説明会流で言えば、100㌔なんてただのウォ-ミングアップに過ぎない。夜通し走ったことなんて勿論ないし、幻覚幻聴もまだ未経験。さくら道に向け、いよいよ僕は次のステップへと入る。
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ゴ~ル!  ※一花を抱っこするはずが、家族より先に来てしまった
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たまには記念に
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完走証と完走メダル

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| 2017 | 14:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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第6回飛騨高山ウルトラマラソン(3)~第4関門国府B&G海洋センタ-まで


・・前回の続き


いよいよ最大のヤマ場を迎える。膝痛を抱えながらの10㌔の長い下り。勾配はかなりきつく、スピ-ドを制御せずそのまま落ちて行こうが、ブレ-キをかけ速度を抑えようが膝的にあまり大差はないように思う。ならばと素直に重力に従い、加速をつけ存分に飛ばす。やはり膝は痛み出したが、幸いにも脚自体はまだ生きており、スピ-ドにもついてきてくれた。膝サポ-タ-のベルト(マジックテ-プ)を目一杯絞り、膝を一層ガチガチに固定する。鎮痛剤は確かに効いており、サポ-タ-の効果も相まってか、順調に距離を稼ぐことが出来た。そして9:43、第9エイド(県道空き地、44.8㌔)に到着。丁度下り区間の半分辺りだろうか。その後も快走を続け、9:57、ようやく麓へと下り切った。昨年はこの先、次のエイドまでのダラダラした平地区間に嫌気が差していた。しかし今日は、この区間も意外とすんなり進んで行けた。
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白山を眺めながら
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第9エイド(県道空き地、44.8㌔)
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膝痛を抱えつつも、何とか無事下り切った

10:11、第10エイド(岩滝公民館、49.5㌔)に到着。かぶり水を浴びて、エイドのテ-ブルを覘く。このエイドは桜ゴ-フレットや氷菓さくらクッキ-の印象が強いが、今年はより嬉しいものが登場した。アイスクリ-ムのpinoが3種類。その上、キンキンに冷えていた。ボランティアのお姉さんはそれを直ぐに食べれるよう、その場で袋から取り出してくれた。レ-ス後半を迎えると胃も相当疲れ、飲み物も食べ物も積極的には受け付けてくれない。そんな時にサッパリ系の初物はとても嬉しい。pinoは最高に美味しく、何個も口に詰め込んだ。さていよいよ3つ目の峠へと向かう。次の峠には名前が無く、単に辛いだけの地味な上りとなる。先程の岩滝エイドで神主さんを見かけていた。その時は本物の神主さんが選手の為に何かお祈りでもしてくれているのだろうと思っていた。しかしこれ又驚くことに、神主の格好をしたランナ-だったのだ。朝見かけた裸足ランナ-以来の衝撃の光景。そんな神主さんとはしばらく前後していたが、ふと声を掛けてみた。スゴイですね!そんな格好で・・。本物の神主さんですか?男性曰く、本物の神主ではないらしい。続けて僕は訊いた。普通の格好で走ったら、かなり早いんでしょうね・・。サブテンも達成したことがあるそうで、やはり速い方だった。
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第10エイド(岩滝公民館、49.5㌔)
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pino最高!かなり食べた  ※その他、桜ゴ-フレットや氷菓さくらクッキ-等
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町内会単位で選手を盛り上げてくれる
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地味に辛い

昨年はこの3つ目の峠がほとんど走れなかった記憶があるが、今年は調子がいい。歩くことなく、全て走れている。膝は痛むが、疲労はない。もしかして今日はこのまま最後まで走り切れるのではないか・・、時折そう思える程だった。練習は完全に不足しているが、先月(野辺山100㌔)、先々月(富士五湖100㌔)の実戦とその前後の休養が、力を増大させ、かつ蓄えてくれていたのかもしれない。とは言っても、実際走っている時はかなり辛く、エイドはまだかと半分泣きながら走っている。そして10:29、例年の場所にマリオの私設エイドが現れた。スイカやパイナップル等、大会エイドでは置いていないサッパリ系が心底嬉しかった。こうやっていつも選手の為に貴重な時間だけでなく、自費を使ってまでこうして辛い区間を助けてくれている。飛騨高山ウルトラマラソンの急発展の陰には、こういう方々の行いがかなり多くを占めている。この私設エイドには例年、施術院もある。膝の施術を勧められたが時間もないので、コ-ルドスプレ-を存分に噴射してもらった。
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毎年同じ場所に出されているマリオの私設エイド  ※神主さんも頑張っている
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乗鞍岳
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施術院さんのスプレ-も有り難かった

10:44、第11エイド(農道空き地、52.4㌔)。『清流の国ぎふ』マスコットキャラクタ-・ミナモの出迎えを受ける。トンネルを抜け、やがて国道158号へと出る。ここまで来れば、丹生川関門も近い。松本(その先の東京方面)と飛騨を結ぶこの街道は、いつでも交通量が多い。傍から見たらどう思われているのかな。そんなことを考えながら、必死の形相で先を目指す。そして11:08、第3関門(丹生川支所、57.2㌔)までやって来た。関門手前で近所(数軒隣、同班)のIさんとハイタッチを交わす。昨年も同じ場所で応援してくれていた。回覧板に町内からの参加者の名前が載っていたそうだが、僕の名前は載っていなかったらしく(住所でなく事務所で申し込んでいる為)、てっきり走らないと思われていた。どおりで僕の登場に驚いていた訳だ。ここまで6時間23分。脚はまだ死んでいない。預け荷物を受け取り、後半用に備え、ゼリ-飲料を2つザックに入れておく。
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第11エイド(農道空き地、52.4㌔)
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第3関門 丹生川支所(57.2㌔)  ※6時間23分、昨年より16分早い

その後はエイドのテ-ブルを順に巡り、片っ端から補給物を手に取っておく。トマトそ-めん、しそゼリ-、焼きそば・・。既に満足感で一杯だったが、その奥に本大会一番の目玉、飛騨牛があった。危ない危ない、うっかり忘れて食べ損ねるとこだった。昨年までは飛騨牛は93㌔の公文書館で頂けたが、そんな終盤では誰しも胃に入らないだろう。量を抑えるための苦肉の策かな・・なんて思っていたが、さすがは高山市、心が広い。選手の胃袋も考慮し、今年からは丹生川関門での提供となった。その上、内容(品質、大きさ)も向上したように思う。飛騨人でも滅多に食べれない贅沢な飛騨牛焼肉が2種。最高に美味く、柔らかくてとてもジュ-シ-。1カットも大きく、遠慮なしに何個も頂いた。なんだここは、無料の祭り屋台か。万が一リタイアするにしても、是非ここまでは辿り着いて欲しい。飛騨牛をお腹一杯食べれば、きっとリタイアの無念も少しは晴れるだろう。この支所に勤める近所(同班)のMさんともハイタッチ。結構きついですね・・。僕がそう吐くと、直ぐにこう返された。なんなら送ってくよ!誰がリタイアなんかするもんか。Mさん流の洒落た激励である。 
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トマトそ-めん、しそゼリ-  ※トマトシャ-ベットは食べ損ねた
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焼きそば  ※まるで祭り会場だな
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飛騨牛美味っ!それに分厚っ!ご飯がほしい  ※結構食べたが、来年はもっと食べたい
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このエイドはかなり凄い  ※もしリタイアするにしても、ここまでは絶対に辿り着きたい

千光寺坂へと続くダラダラした農道も、今年は不思議と順調に走れた。そして運命の分岐点。ここで71㌔の部とはお別れとなる。急坂に取り付くなり、直ぐに走るのを止めた。最初から走る気なんて更々なく、大概のランナ-も同じ戦略のようだ。実際練習で千光寺まで走り切ったこともあるが、疲れた割には、歩いていたトレッカ-とたいして時間差はなかった。少しばかりの時間の短縮と疲労度を天秤にかけた場合、ここは素直に歩いて体力を温存した方がベタ-だという結論に達している。それにしても歩くのさえ結構辛い。しかしそんな激坂に、走って挑むランナ-が数人いた。
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千光寺への激坂  ※走る気は更々ないので、休憩(=歩き)と割り切り失望感はない
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仁王門  ※三味線の演奏が心地良い
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皆苦しんでいる
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第14エイド(千光寺、61.9㌔)  ※まずは、かぶり水
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奥飛騨産とまとジュ-ス  ※ポカリ以外が嬉しい

千光寺からは一旦下って少し上り返す。その後は北アルプスを眺めながら、一気に麓へと下る。昨年はこの下りも相当へたっていたが、今年はここも順調に走れた。そして12:21、第15エイド(下柏林道終点、65.8㌔)に到着。既にポカリには飽きているので、初披露の麦茶がやけに新鮮だった。その上、凍らせたゼリ-の最高に美味いこと。ここまで来れば完全にホ-ムだ。毎週末走っている慣れたコ-スで、距離感は完全に掴めている。取りあえずは、宮地エイドを目指す。その先にはきっと家族も待っているはずだ。
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笠ヶ岳を眺めながら一気に下る  ※今年は脚が動いてくれた
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第15エイド(下柏林道終点、65.8㌔)  ※麦茶が嬉しい
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そして何より、凍らせたゼリ-が最高だった

そして12:49、第16エイド(宮地公民館、69.2㌔)に到着。知人のUさんもボランティアで頑張っていた。そしてその先の待避所で家族が待っているはずだった。しかし姿はなく、気は消沈。何とか気持ちを切らさず走り続けたが、その先の今公民館にも家族はおらず。次の三日町公民館では同業のH君が応援してくれるはず。会えるのを楽しみにしていたが、残念ながらH君もおらず。昨年最も苦しんだこの区間、今年は順調に脚は動き続けてくれた。今日はこのまま最後まで走れそうな気がした。12時間切りは堅いな、もしかしたら自己新が出るかもしれない。そして13:22、第4関門(国府B&G海洋センタ-、74.1㌔)に到着。ここでようやく家族と合流。娘の中学の校長が今年も応援してくれた。今年『は』速いですね・・。少し嫌味っぽく言われた。丹生川関門で会ったMさんの夫人もここでボランティアをしていて、ハイタッチ。子供らとゆっくり話でもしていたいが、ここも滞在は数分で済ます。この先随所に先回りしてもらうよう頼み、残り26㌔の勝負に出た。膝も何とか最後まで持ちそうだ。自分なりの記録達成に向け、家族に背を向けた。
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第16エイド(宮地公民館、69.2㌔)  ※知人のUさんからかぶり水を受ける
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第4関門 国府B&G海洋センタ-(74.1㌔)  ※8時間37分、昨年より37分早い
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猪のそぼろ茶漬け  ※ようやく家族にも会え、元気100倍!


つづく・・

| 2017 | 18:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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第6回飛騨高山ウルトラマラソン(2)~第2関門飛騨高山スキ-場まで


・・前回の続き


平成29年6月11日、いよいよ大会当日を迎えた。自宅を3時前に出発し、飛騨高山高校山田校舎(旧斐太農林高校)の駐車場に駐車。てっきり昨年と同じように匠ヶ丘駐車場からシャトルバスに乗るものだと思っていたが、運良く会場近くまで導かれた。歩いてビックアリ-ナへと移動。直ぐにコ-ス上預け荷物をトラックに預け、その先で右膝と首にテ-ピングを施してもらう。今日の体調は野辺山以上に芳しくない。3週間前の野辺山100㌔の際、不安箇所は左膝だけだった。しかし今回、左膝だけでなく右膝にも若干不安がある。その上月曜日の夜に38.8度の高熱を出し、火曜日は仕事を休み1日中寝ていた。そして今尚嫌な咳が止まらず、金曜に慌てて病院に行ってきた。咳をする度に首回りの骨にズキンズキン響き、今日は已む無くマスクを付けて走るつもりだ。会場へと入り、入念に体をほぐす。会場内に荷物を預け、外のエイドで朝食代わりの補給を摂る。そしてトイレを済ませたら、いざスタ-トゲ-トへ。スタ-ト位置の横には歩道があり、並ぶのが遅れても歩道を通れば好きな位置に移動することは可能だ。昨年は第2組最前列中央になってしまい、結局オ-バ-ペ-スで自滅した。・・かと言って後方スタ-トでは、並び遅れた先月の野辺山のようにゲ-トを潜るだけで数分も無駄にロスしてしまう。自滅は避けたいが、走る前のロスはもっと避けたい。今回は程よく前寄り(歩道際)に立ち、無難な位置でスタ-トを切った。
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飛騨高山ビックアリ-ナ                   コ-ス上預け荷物をトラックへ
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無料のテ-ピングサ-ビス                 会場荷物預け
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会場エイドも品数豊富                    スタ-トゲ-ト  

辺りは既に明るくなっている。国道41号を横切り、市街地を駆け抜ける。朝早くからの応援は本当に有り難い。しばらくして前につけたランナ-の足下に、僕の目は釘付けとなった。ワラ-チ(サンダル)のランナ-はどの大会でも大概数人は目にする。しかし今僕の目の前を走っている男性は、驚くことに裸足で走っていた。えっ、マジで!かなり衝撃な光景だったが、市街地の綺麗な車道だったので逆に快適そうにも見えた。その男性とはしばらく前後して走っていたが、ふと男性に顔を向け声を掛けてみた。スゴイですね!いつも裸足なんですか・・。男性曰く、練習の時も普段の大会も大概は裸足なのだと言う。お~、それはスゴイ!でもさすがに野辺山では無理ですよね・・。この問いかけは的を得ていたようで、さすがの彼でも野辺山では靴を履くそうだ。僕の質問が続く。マメは出来ないんですか・・。男性曰く、裸足でもマメは出来るそうだ。それにしてもすご過ぎる。裸足で100㌔なんて僕には想像すら出来ない。
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スゴイ!裸足で走っている  ※練習の時から裸足だそうです
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古い町並み  ※中央に裸足のランナ-

5:18、第1エイド(高山信用金庫三福寺支店、5.9㌔)に到着。補給は流れるように済ませ、直ぐにエイドを発つ。5:44、第2エイド(塩屋公民館、10.5㌔)。昨年この辺り、その先の美女峠くらいまでは周りは先発の白ゼッケンばかりで、次発組のほぼトップを独走していた。しかし今回は同組の白ばかり。10㌔の入りは56分55秒。昨年は調子に乗り(気持ち良く走れたこともあって)50分で入ってしまい、結果早々に自滅に追いやられた。美女峠に向けての上りが始まった。まだ序盤、その上、周りのランナ-は㌔6分を切るレベルなだけに、このくらいの坂では誰も歩かなかった。そして6:25、第3エイド(美女高原、16.7㌔)に到着。一つ目の難所、美女峠を上り切った。早め早めのトイレを心掛け、公衆便所で用を足す。そして特産品の完熟とまとジュ-スとりんごジュ-スを各々2、3杯飲み乾した。両方共すごく美味い。地元民だからと言っても、こんな贅沢なものは滅多に口にすることは出来ない。先程から左膝が痛み出し、突如窮地に立たされている。1週間前に行った20㌔走(最近では最長)では痛みは発しなかったが、やはりまだ完治していなかったようだ。今日の左膝はテ-ピングとサポ-タ-でガシガシに固めているが、予防には至らなかった。早めに鎮痛剤を1錠飲み、運命を託す。痛み出すにしてもこんな所では早過ぎると、リタイヤのイメ-ジが一瞬頭を過る。膝の痛みは予定外だったが、今日一番心配していた咳は奇跡的に治まっている。咳、膝痛、練習不足・・。今日最大の敵は一体何なのか。屈指と言われる高低差(坂)に絡み、これら要素が嫌らしく僕をいじめてくれる。
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第2エイド(塩屋公民館、10.5㌔)
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美女峠への上り  ※こんな坂くらいでは誰も歩かない
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第3エイド(美女高原、16.7㌔)  ※完熟とまとジュ-ス
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りんごジュ-ス  ※あれ?置く位置が逆ですよ

20㌔通過が1時間58分56秒で、10㌔からのラップは1時間2分1秒。峠を一つ越えた割には、予定通り㌔6分を保てている。そして6:54、第1関門(道の駅ひだ朝日村、21.8㌔)に到着。昨年はここまで2時間で達したが、トイレで時間をかなりロスした記憶がある。水分塩分を急いで摂り、特産品のよもぎうどんを食べたら直ぐにエイドを発つ。大会を重ねる毎に、エイドでの過ごし方だけは上達している気がする。ここから最高地点(標高1345m)の高山スキ-場まで、延々と上りが続いていく。昨年のように脚はまだ死んでおらず、遅いながらも何とか走れてはいる。気になる膝の状態は、薬が効いているのか痛みはさほど感じていない。前方に乗鞍岳を眺めながら、我慢の走りが続く。そして7:17、第5エイド(上青屋公民館、25.2㌔)。まだ涼しい時間帯、暑くなる前にスキ-場まで上っておきたい。
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第1関門 道の駅ひだ朝日村(21.8㌔)  ※2時間9分、関門閉鎖まで残り1時間6分
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よもぎうどん
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乗鞍岳を眺めながら
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第5エイド(上青屋公民館、25.2㌔)

国道361号からカクレハ高原に向けての左折地点で、実にロ-カルな応援を受ける。あんばよういきないよ~。あの格好できっと何時間も立っているのだろうと思うと、その声援の有難味がやけに身に染みる。4月の富士五湖100㌔以降、膝に故障を抱え、あまり走れていない。坂道に至ってはほとんど走っておらず、ぶっつけ本番で連戦を迎えている。練習での走行距離が少ないことで精神的にも劣等感を抱いているが、上りの脚力は明らかに附随して落ちていた。それでも何とか踏ん張り、7:48、第6エイド(カクレハキャンプ場、29.5㌔)に到着。早め早めを心掛け、鎮痛剤を更に1錠。膝の痛みは感じているが、薬の甲斐あって、幾分痛みは和らいでいるようだ。高根町が誇るゆるキャラの『高根こん太』くんにタッチし、最大の難所激坂へと向う。坂は長くて急だが、疲れさえなければ走れないこともない。実際昨年の練習では最後まで走り切っている。しかしここまで既に30㌔走ってきたというハンデがあるとこれが結構辛い。実際周りのランナ-達も次第に歩き始め、走り通そうとする猛者は周りにはいなかった。しかしそれでもさすがは㌔6分のランナ-達である。誰しも全て歩き通そうとする者はいなかった。基本走りで、歩きはあくまで休憩の一環。常に走り出す姿勢を失わず、歩きと走りを半々くらいの割合で通していた。そして何とかスキ-場へと上り切る。ここを全て走り切れるようになると、きっと次のステップ(サブテンとか)に近付けるのだろう。
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飛騨弁での声援が心地良い  ※あんばよう(しっかり)いきないよ(走りなさいよ)~
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第6エイド(カクレハキャンプ場、29.5㌔)  ※特産品の火畑そば
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高山市高根町のゆるキャラ『高根こん太』くん  ※13歳(中学生)らしい
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辛い坂だが、誰しも走る気持ちを忘れてはいない
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第7エイド(駄吉林道峠、33.0㌔)  ※かぶり水が出てきた
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白山遠望

そしてついに9:07、第2関門(飛騨高山スキ-場、39.2㌔)に到着。ここまでの目標は4時間15分だったが、若干遅れ4時間22分での到着となった。それでも昨年より6分早く、駄目なりにもそれなりに奮闘はしている。最大の難所を越えた先のオアシスは大きなエイドだった。ういろうが美味しくて、むさぼるように何個も頂いた。ふと、○○さん・・と声を掛けられ顔を上げたら、同じ町内の男性Kさんがボランティアをしていた。色々とゆっくり食べていたかったが、そんな時間はないので、ここも直ぐに退散。この先一気に麓まで駆け下りる、10㌔続く急坂の下り。膝に痛みを抱える現状を考えれば、今日一番の勝負どころだろう。今日の完走の可否は、この下りにかかっていると言っても過言ではない。無事下り終わるまで、僕の左膝は持ち堪えてくれるだろうか。
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第2関門 飛騨高山スキ-場(39.2㌔)  ※4時間22分、関門閉鎖まで残り1時間33分
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青柳ういろう
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飛騨みそ汁、甘酒


つづく・・

| 2017 | 17:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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第6回飛騨高山ウルトラマラソン(1)~前日受付、選手説明会

いよいよ明日、第6回飛騨高山ウルトラマラソンが開催される。今日は午後から前日受付が行われるが、その前に宇津江四十八滝で今日明日と開催される『花の森まつり』に朝一で出かけてきた。自治会(町づくり協議会)の鑑賞会に参加することで、入園料(通常300円)は無料。その上、温泉(しぶきの湯)入浴券やクリンソウの種まで貰えるという、どう考えたって得でしかないこのイベント。金がない僕らはこういう催しには大概顔を出しているが、いつだって参加者は少ない。この花園には数年前に一度来たことがある。園内にはクリンソウが150,000本植えられているらしいが、今年は開花が遅いのか若干迫力に欠ける。他にもササユリ10,000本、アジサイ5,000株が植えられているそうだ。
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四十八滝山野草花園  ※宇津江四十八滝 花の森まつり
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クリンソウ(九輪草)
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花茎を中心に車輪状に花がつく姿が仏閣の先端部分(九輪)に似ていることが名の由来
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我が家の5番目の花、一花  ※世界でたった一つの花・・という願いを込めて

あの木の枝にぶら下がっている奇妙な物体は何だろう?昆虫の卵?それとも果実?全く検討が付かず一人考え込んでいたが、あれはカエルの卵だと妻に教えられ、衝撃を受けた。カエルは水中に産卵するものだと思い込んでいたが、モリアオガエルは水面上にせり出した木の枝や草の上に卵塊を産みつけるのだという。
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モリアオガエルの卵  ※下は池
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地元には知られざる魅力が一杯  ※それを知るのがこの鑑賞会の趣旨でもあった
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九輪草の種  ※花が咲くのに数年かかるらしい

帰り際、山野草即売を覘いてみた。植物には目がない僕。山や旅、最近ではウルトラマラソンと色々と手を出しているが、やっていて一番楽しい趣味が断トツで、植物いじり。他の趣味は辛いことが大半なのに対し、植物いじりは楽しさしかない。庭木や植栽から始まり、家の中は今では観葉植物だらけになってしまった。最近ではハ-ブに最も熱を入れており、庭の一画に造ったハ-ブ園の品種もかなり増えている。1年で散ってしまう花には全く興味がないが、毎年咲く多年草やゾンビのように植え続ける雑草系ハ-ブには強い生命力を感じてしまう。昨年くらいから多肉も始めたが、これは難し過ぎて今一楽しめていない。そして今回『山野草』という新たなジャンルに手を出した。たつなみ草、大文字草、姫シャクナゲ、つつじ、りんどう、雪割り草、トワダアシ・・。この寄せ植えは、かなりお得だった。
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又買ってしまった  ※山野草の寄せ植え(1000円)、キボウシ(300円)、多肉(100円2つ)、桑の木(サ-ビス)

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| 2017 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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