FC2ブログ

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

笠槍周回(4)~結論、笠槍は予想外にきつかった


・・前回の続き


槍の山頂に別れを告げ、早速下山へとかかる。今なら空いているぞ・・と他の登山者に遅れを取らぬよう、我先にとハシゴに手をかけた。誰もいないハシゴを2つ慎重に下り、ここまでは思惑通りに順調なペ-ス。しかしその直ぐ先で遭えなく渋滞に捕まった。登りと下り兼用の問題の一箇所が、この穂先往復での一番の渋滞の要因。岩場に不慣れな登山者らの通過をじっくり辛抱強く待ち、何人か登り切ったところで、ようやく前の下山者が動いた。停滞中、前の男女3人パ-ティ-の話が自然と耳に入っていたが、どうやらこの3人は小槍に登ってきたらしい。そんな岩のスペシャリストですら、この穂先の下りは足場が小槍より安定していなく、ある意味余程危ない、と言っていた。
121_convert_20180805162206.jpg
これぞ日本の屋根、飛騨山脈(北ア)南部稜線  ※奥穂笠の日帰り周回が一番の目標
122_convert_20180805162219.jpg
笠ヶ岳(中央)を望む
123_convert_20180805162230.jpg
下山も停滞  ※結局この山頂往復は半分以上が停滞時間
124_convert_20180805162242.jpg
山荘も大混雑  ※ちなみにテント場も大混雑
125_convert_20180805162254.jpg
これだけ多くの登山者が行き交い無事故なのが本当に不思議  ※皆注意MAXで全神経を注いでいるからだろう

そして、ようやく槍ヶ岳山荘まで無事下りてきた。デポしておいた木の杖を手に取り、混み合う山荘には脇目もふらず、テント場をも抜ける。テント場も大盛況で区画はあと僅かしか残っていなかった。最近槍でテントを張っていないので覚えていないが、空いている区画に自由に張れるのか、全て指定制のどっちだったかな・・。テント場を過ぎ、下り切った先が飛騨乗越。一応予定通り15時前には新穂高に向けての下山にかかれた。この先もう一切登りはなく、後は颯爽と下りたいところだが、今回の山行で脚の疲労は下りに顕著に現れた。足場は安定しておらず、疲れた脚には結構堪える。登ってくる者はごく数人おれど、この時間から下る者は僕以外誰もいない。飛ばしたくても、飛ばせない。そんな情けない状況が続き、時折石に腰掛けては一休み。これではとても3時間では下れないな。目標を『日が暮れる前に』と下方修正した。
127_convert_20180805162304.jpg
さようなら槍、あばいな  ※又来週来るけど(今度はTJARの応援に)
128_convert_20180805162341.jpg
飛騨乗越
129_convert_20180805162352.jpg
千丈分岐点  ※最悪、西鎌尾根からここへ下れる

遠くに笠ヶ岳が見えている。『よくもまぁ、あんな所から回ってきたな』と実に感慨深いものがある。木の杖は突き所が悪いと直ぐに折れてしまい、短くなり過ぎると使いにくくてあまり役に立たない。森林限界上の稜線では適当な木も見当たらず、今回の稜線での縦走は、結構脚ばかりに負担がきていた。昔は当然ストックを持っていたが、高いくせに直ぐ壊れるし、危ない岩場では邪魔だし、以来ストックは持たず木で代用している。ようやく、まともな長さの落ち木を発見!これで脚の負担は上半身に分担され、少しは楽に進めそうだ。
131_convert_20180805162402.jpg
遠くに笠(左上)が見えた
133_convert_20180805162453.jpg
久々の水場

そして、ようやく槍平小屋。テント場では楽しそうな宴会の光景が目に留まり、凄く羨ましかった。本来『山行』というものは時間的に余裕を持ち、そうやって楽しまなければ本当ではないだろう。僕も昔は、毎週のように子供とそんな山行をしていた。水道前の石に腰を下ろし、食べかけのおにぎりを頬張る。栗まんじゅうはどれだけでも美味しく受け付けるが、おにぎりには少し飽きてきた。キュウリや魚肉ソ-セ-ジをおにぎりと一緒に口に含み、おにぎりの味を無理に変え、強引に喉に流した。ここからなら、どれだけ遅くても後1時間もあれば林道に出るだろう。何とか明るいうちには山を抜けれそうだ。
137_convert_20180805162505.jpg
槍平小屋
138_convert_20180805162529.jpg
藤木レリ-フ
139_convert_20180805162539.jpg
滝谷出合
140_convert_20180805162549.jpg
石道は疲れた脚に堪える

槍平からも十分苦しまされたが、入りの悪いAMラジオに意識を集中し、疲れを忘れる作戦で進み続けた。そしてようやく山を抜け、白出沢。随分と遠く感じた。来週の為にと、大木の縁に木の杖を2本隠しておく。今時、木の杖で登っている登山者はほとんど(というか全く)見かけないので、わざわざ隠す必要もなかったかもしれない。水の無い寂しい白出沢だが、今日は珍しく水場の栓から勢いよく水が出ていた。ランナ-にとっては、ある意味ここがゴ-ル。しかし今回だけは、そんな都合良くはいかなかった。ここから1時間弱も走れば楽に新穂高まで行けるはずなのに、石コロの多い不安定な路面が疲れた脚にズシリと響く。しかしペ-スは遅いながらも極力走り続け、飛騨乗越以来初めてとなる下山者に出会う。走っている僕ですらぎりぎりだろうから、彼らは確実に暗闇での林道歩きとなるだろう。
142_convert_20180805162604.jpg
白出沢  ※珍しく水が出ていた
143_convert_20180805162616.jpg
穂高平小屋

ひっそりとした、穂高平小屋。この先近道(山道)は選ばず、足場の悪い林道をそのまま進む。自分が今右俣にいるのか左俣にいるのか、疲れていたせいかこの頃の僕は勘違いしていた。自分の中では左俣林道を下っている感覚でいた為、右俣林道は距離が長い分、思っていたより余計に苦しみは続いた。時折歩きも交えてしまったが、何とか腐らず、最後までランニングポ-ズだけは忘れないよう心掛けた。そして19時ちょうど、新穂高に到着。何とか明るいうちには戻って来れたが、下りに4時間も費やしたことになる。これでは時間的に登りとほとんど変わらない。
145_convert_20180805162657.jpg
新穂高登山センタ-

しかし、これで山行は終わりではない。長いトンネル通過に備え、今のうちにヘッドライトを装着しておく。ライトを灯し、暗いトンネルを走る。車に轢かれたくないので、辛いけどトンネル内は全て走り切る覚悟で向かった。ライトは前方足下を照らすか、轢かれないようにと後ろに向けるか・・。悩ましいところだったが、暗過ぎて足下が全く見えないので、セオリ-通りライトは前の方に向けることに。そして、ようやく長いトンネルを抜けた。少し脇に逸れ、ガ-ドレ-ルに体重をかけアキレス腱を伸ばす。左手にひがくの湯、その後右手に槍の郷を越えたら、ついにゴ-ルの中尾橋。これで山行は終了したが、既に辺りは真っ暗になっている。18時には戻って来れるかと思っていたが、1時間21分の遅刻。これが僕の実力。笠槍をかなり甘く見ていたが、予想外にきつかった。
147_convert_20180805162706.jpg
中尾橋にて山行終了  ※次回は南笠でもやろうかな

≫ Read More

スポンサーサイト

| | 20:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

笠槍周回(3)~大渋滞の槍ヶ岳


・・前回の続き


双六小屋での小休憩を終え、いよいよ詰めのステ-ジへと向かう。先ず目指すは、目の前に聳える樅沢岳。小屋泊の登山者だろうか、手ぶらで散策する若者や、笠ヶ岳方面を一人眺め黄昏れる女性など朗らかな姿があった。やがて樅沢岳の標柱に出る。そこは開けた広場のようになっており、ここで道は二手に分かれる。ここの案内が一見分かりにくく、今回もまた誤った方向へと進んでしまった。右の方が登山道のようにも見えるが、こちらは間違い。進む方角の尾根を目で追うと、明らかに西鎌からは離れていく。何の疑いも持たずに進み続けると、危うく遭難の可能性だって十分に有り得る。ここ前も間違えた・・と慌てて戻り、左手の道を進み直す。皆間違えないのかな・・。いつもそう思う場所だ。やがて再び樅沢岳の山頂標柱が出てきた。こちらの方が明らかに標高が高いので、おそらくこちらが本物の山頂だろう。山頂からは鷲羽方面が良く望めたが、見る場所が違うだけで特定しかねる山も多かった。だいたい中間地点を過ぎたようで、笠ヶ岳と槍ヶ岳はほぼ同じくらいの遠さに見えている。
072_convert_20180805151436.jpg
双六岳と双六小屋
074_convert_20180805151454.jpg
黒部五郎岳
075_convert_20180805151505.jpg
鷲羽岳
079_convert_20180805151536.jpg
樅沢岳(標高2755m)
080_convert_20180805151547.jpg
笠ヶ岳(最奥)からやって来て
081_convert_20180805151602.jpg
これから槍ヶ岳(奥中央)へと向かう
083_convert_20180805151617.jpg
槍穂高連峰

双六岳直下から正面に見据える槍の勇姿はかなり素晴らしいが、この西鎌尾根から正面に捉えた槍の姿もまた素晴らしい。やはり槍を絡める縦走は、槍に背を向けるのではなく、槍を目指して向かう方が断然お勧めだ。穂先から延びる4つの鎌尾根。燕方面への表銀座は東鎌尾根、一般登山者を受け入れないスペシャリストの領域北鎌尾根。そして今回の双六方面からの西鎌尾根、最後に槍穂高の南部主稜線南鎌尾根。これら4つの尾根を全方向に従え、槍の穂先が頂点に君臨する。その光景は、まるでこの飛騨山脈に最初に舞い降りた神であるかのように。途切れることのない絶景が、多少なりとも疲れた身体を癒してくれた。笠の稜線から始まって、西鎌尾根へと繋がっていくこの周回コ-ス。自分の都合よりも山の天気を最重視し、眺望の無い日にはわざわざ来ない方がいい。
089_convert_20180805151657.jpg
槍に向かって

今日は1週間後に迫ったTJARの応援の下見も兼ねている。出場する友人は大会2週間前にも関わらず、先週ミラ-ジュランド(日本海)から上高地(釜トンネル国道側)まで最後の追い込みをしていた。それも台風の中。そんな尋常でない友人をどの辺りで迎えたら喜んでもらえるだろうか。双六小屋では食事などで忙しいだろうし、きっと一般登山者らの応援もある。それに樅沢岳では近過ぎる。ピ-クかコルか。そんなことを考えながら進んでいた。大会では2日目に入り、北アの終盤といったところ。今の僕も疲れているが(1日限りのくせに)、どこで応援されたら逆に嬉しいか・・。今の自分に重ね合わせながら考えていた。
091_convert_20180805151710.jpg
硫黄乗越
092_convert_20180805151722.jpg
硫黄尾根と硫黄岳

絶景のスカイトレイルはどこまでも続く。左俣岳は飛騨側を巻いており、踏み忘れたので来週確実に踏んでおきたい。高度を落とし、左俣乗越。この尾根に入って以来、数は少ないが時折登山者とすれ違っている。あれだけ遠くに見えていた槍が、もう完全に射程圏内に入ってきた。対して笠ヶ岳が遙か彼方に遠ざかり、山行の長さを肌で感じた。千丈はまだか・・。疲労も確実に増してきており、千丈乗越での下山も一瞬頭を過ぎる。しかしそれではここまで何をしに来たのか分からないので、下山が夜になろうと計画通りに進もうと強い気持ちに切り替えた。さすが『鎌尾根』と言うだけはあり、鎖場や崖地など緊張する箇所が連続して出現。風も出てきて、寒さすら感じる程だ。以前この尾根で雨風にやられ、槍を目前にして千丈乗越で下りたことがある。因縁の西鎌は中々不気味な存在だ。
093_convert_20180805151749.jpg
絶景のスカイトレイル
094_convert_20180805151802.jpg
高山植物も豊富
095_convert_20180805151818.jpg
左俣乗越  ※左俣岳は巻いている
097_convert_20180805151910.jpg
名峰・槍ヶ岳
103_convert_20180805151926.jpg
緊張箇所が続く
104_convert_20180805152001.jpg
いよいよ西鎌の最終区間

千丈乗越の標柱は遠くからでも確認出来た。険しき鎌の稜線の中で、開けた平地に一つだけポツリ立つ何やら。それが紛れもない千丈乗越の道標だった。時間は押しているが、ここからの最後の登りで何とか挽回し、14時までには山荘に辿り着きたい。山頂往復で15時。下山に3時間として予定通り18時には下山出来るだろう。・・しかし実際はそんなに簡単なものではなかった。西鎌は笠の稜線と比べて開けているからか、ラジオの入りがとても良い。FMラジオを流しながら、前に連なる登山者を一気に追い抜いていく。稜線が直ぐそこに見えてはいるが、何故かそこからが遠い。何度か騙されながらも最後に回り込み、ついに稜線に這い出た。狙い通り14時、槍ヶ岳山荘に到着。
106_convert_20180805152015.jpg
千丈乗越  ※ここで止めたかったけど、そんな訳にはいかない
108_convert_20180805152030.jpg
笠ヶ岳(右最奥)は遙か彼方  ※眼下に奥丸山(中央左)と飛騨沢
109_convert_20180805152044.jpg
稜線が見えたが、ここからが遠い
110_convert_20180805152132.jpg
槍と小槍(左)
111_convert_20180805152143.jpg
ついに稜線到着

しかし、何だこの光景は・・。山荘前のテラスに人が多いことは時間からして当然だろうが、穂先にも数多くの登山者が張り付いている。『笠槍』と言うからには、当然この山頂も外せない。時間がかかろうと向かうしかない。疲れていたが休憩は山頂往復での停滞時間を充てるとし、ストック代わりの木の杖を2本岩陰に隠し、直ちに山頂へと向かった。今日は特に初心者だろうか、団体ツア-の登山者が多かった。それでも皆事故を起こすことなく、確実に登頂を終えて無事山荘まで戻ってくるのだから中々凄いことだ。穂先に張り付く登山者の9割以上はヘルメットを被っていた。ヘルメットに山荘名が記されていたので、山荘での貸し出し品だろう。そして最後にハシゴを2つ登り、2週間ぶりの槍ヶ岳に到着。ハシゴを登り切ったはいいが、そこから身動きがとれない。遠越しにズ-ムアップで祠を捉え、眺望写真を数枚撮ったら、直ぐに下りのハシゴに手をかけた。滞在時間は僅か数秒、山頂には何の未練もない。
113_convert_20180805152156.jpg
久々に大渋滞に捕まった
115_convert_20180805152308.jpg
特に下りの団体ツア-客が渋滞の要因だった
116_convert_20180805152320.jpg
山頂も混み合い祠にすら近づけない  ※滞在数秒で遭えなく下山
118_convert_20180805152332.jpg
槍ヶ岳(標高3180m)  ※ハシゴ付近からズ-ムアップで


つづく・・


| | 16:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

笠槍周回(2)~これぞ笠の稜線!


・・前回の続き


貸し切りの笠ヶ岳山頂で少し休んだ後、山荘へと下山する。外で作業していた山小屋の女性も言っていたが、やはりこの時間帯は登山者は少ないようだ。先程会った松本のトレラン青年がテラスで寛いでいたので少し話をし、水を満タンにしたら早々に山荘を発つ。折角ここまで貯めてきた時間の貯金を、どれだけでも長くキ-プしたい。この先双六小屋まで続く、短いようで長い縦走路。この区間ではあまり時間の短縮は期待出来ない。誰もいないテント場のサヨナラ岩に別れを告げ、軽い足取りで来た道を引き返す。進む方角の右手には常に槍穂高のパノラマが眺められ、展望は凄く良い。まさしく、これぞ笠の稜線!見とれてしまうのも無理はなく、必然と撮影回数も増えてくる。先程笠新道上部の辺りで抜いてきた登山者とも、この辺りでボチボチすれ違う。抜戸岳は今回登らずに巻いてきたが、百高山(第59位)なので、滅多に来れない人は確実に登っておいた方がいい。
033_convert_20180805141450.jpg
笠ヶ岳山荘の水場
034_convert_20180805141503.jpg
サヨナラ
035_convert_20180805141516.jpg
これぞ笠の稜線!  ※槍穂高を眺めながらの縦走
037_convert_20180805141529.jpg
槍が常に見えているのがいい
040_convert_20180805141902.jpg
双六方面へは抜戸岳を左に巻く

抜戸直下の分岐道標を越えると、登山者は途端に激減する。大概は笠ヶ岳を1泊2日、或いは日帰りで往復する。更に時間のある慣れた登山者は、双六を含めた2泊3日の縦走を楽しむ。健脚であれば笠ヶ岳を経た後稜線を縦走し、弓折乗越から下山すれば純粋に楽しい日帰り山行として終えられる。しかし更に欲を出して日帰りで槍を目指すとなると、相当な体力と覚悟が必要となってくる。そして、思い出の秩父平。3年前の初冬、当時小2だったナナ(第6子)とこの尾根を縦走した時に、野営したのがこの場所だ。8年前には当時小3だった穂乃花(第3子)ともここで野営している。そんな思い出の場所。地図上に示された水場は確認出来なかった。
046_convert_20180805141919.jpg
思い出の秩父平 

AMラジオを聴きながら進んでいるが、NHK放送だろうか今日はちょうど山の特集が組まれていて、非常に興味深かった。マイクを持ったアナウンサ-が今現在焼岳に登っているようで、『後30分で焼岳小屋に到着します!』など、嬉しそうに現地から生実況していた。僕も2週間前に訪れたばかりで、あの辺りだろうな・・と直ぐにイメ-ジが膨らんできた。その後アナウンサ-はめでたく山頂に到着したようで、居合わせた登山者らがインタビュ-を受けていた。同じ山域ではあるものの、他の山のリアルタイムな情報が聞け、きっと僕とすれ違った登山者の耳にも届いていたと思う。そして次に、大ノマ岳。ここには山頂を示す標識やケルンは一切無い。気持ち程度のケルンはあるようにも見えるが、大概の人は気付かずに直ぐ脇を巻いてしまう。しかしここも一応山頂であるので、後戻りしないよう確実に踏んでおきたい。 
049_convert_20180805141937.jpg
大ノマ岳(標高2662m)

大ノマ岳からは一気に降下。折角稼いできた高度を下げるのは誠に忍びないが、これが縦走であり、ある意味仕方ない。一山毎が巨大な南アルプスに比べれば、北アルプスの縦走なんて屁みたいなものだ。大ノマ乗越のコルまで降り立つと、再び登りが始まる。ここを頑張って登り切れば、そこが弓折岳。三角点のある山頂はル-トから外れており(昔は確かル-ト上に山頂標識があった)、今回山頂へと導く真新しい案内板が設けられていたが、以前はこの案内板は無く、本来の山頂を知る登山者は少なかった。弓折山頂を踏み、ル-トに戻る。その先が弓折乗越で、ここで小池新道と合流する。今回の山行で万が一調子が悪い場合の最初のエスケ-プ(緊急下山)ル-トでもある。登山者が多く、ここは迷わず素通りで通過。
051_convert_20180805142021.jpg
双六小屋が見えた
053_convert_20180805142045.jpg
槍稜線と手前の中崎尾根(左が奥丸山)
056_convert_20180805142117.jpg
弓折岳(標高2589m)  ※大ノマ岳を背に
062_convert_20180805142205.jpg
弓折乗越

そして、いよいよ第2ステ-ジ最後の区間。下界では連日の猛暑にうんざりだが、今日は山の上も暑かった。日射しも猛烈に強い為、ザックから帽子を取り出し、内側に雪を目一杯詰め込み頭に乗せた。傍から見ればタンコブでも出来たかのような滑稽な姿に映っていただろうが、帽子の中の雪解けは遅く、長い間冷たい雪心地が味わえる。ここは3000m近い稜線だと言うのに、蝉がミンミン鳴いていて実にうるさい。蝉の鳴き声は暑さをより一層強め、下界なら風物詩だとまだ我慢も出来るが、わざわざ暑さから逃れて来たこの場所では聞きたくはなかった。初めて見る、カラフルなこの蝉。一体、わりゃ誰じゃ・・。後にWEBで調べたら、『エゾゼミ』と呼ぶそうだ。蝉もこの暑さにやられているのか、登山道に落下すると、一切自分から動こうとはしなかった。取り上げて腹を見たら白く、頭や胴体の珍しい色合いからも、『もしかしたらこれは世紀の大発見か!』と一瞬舞い上がったりもした。もし本当にそうなら、捕獲して持ち帰るべきだろう・・。そうも思ったが、ここで暮らす蝉を尊重し、生態系を乱さない為にも写真だけに納めておくことにした。
063_convert_20180805142222.jpg
雪田花見平
064_convert_20180805142231.jpg
エゾゼミ

槍は確実に近付いているようだ。双六小屋もついに射程圏内に入った。3週間前に有った下りの残雪は全て無くなっていた。木道を過ぎ、テント場を駆け抜ければ、そこが双六小屋。水量豊富な北ア南部最大のオアシスである。水道近くの石に腰を下ろし、後半バテないようにと腹ごしらえをする。膝の上に海苔を広げ、2つ目の超特大おりぎり(1合サイズ)を乗せる。おにぎりが大き過ぎて、海苔で完全に巻き切れていない。前方には小屋のベンチで寛ぐ登山者が大勢居て、大口を開けてかぶりついている一部始終を見られていたようで恥ずかしかった。今回も宮崎の栗まんじゅうは忘れていない。先日宮崎の親戚から御中元で頂いたものだが、既に賞味期限は切れているものの、とにかく甘くて美味い。和菓子だが意外と口の中でモグモグせず、とにかくこの甘さが溜まらなく美味かった。今回2個持ってきたが、今回の山行で持参した食料(1合おにぎり2つ、0.5合おりぎり1つ、魚肉ソ-セ-ジ4本、キュウリ5本、栗まんじゅう2個)の中で一番のヒットだった。
066_convert_20180805142335.jpg
槍ヶ岳と西鎌尾根(手前)
068_convert_20180805142410.jpg
間もなく第2ステ-ジ終了
071_convert_20180805142435.jpg
双六小屋の水場
070_convert_20180805142422.jpg
超特大おにぎり(1合サイズ)と栗まんじゅう


つづく・・




| | 17:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

笠槍周回(1)~槍、とおっ!

来週8月12日午前0時、いよいよ2年に一度の日本縦断レ-スTJARが開催される。今まではどこか他人事だったが、友人が参加するというだけでとても身近に感じるようになった。この日本最大かつ唯一無二の山岳レ-スにこの度友人が参加するということで、僕も待ち遠しくて仕方ない。その友人の景気づけと士気を高める意味合いも込め(あまり意味がない気もするが・・)、その前週となるこの週末に僕もそれなりの挑戦をする覚悟でいた。猿倉を早朝に出発し、白馬岳、朝日岳、栂海新道、親不知(日本海)を経て、寝ずに国道を73km走り抜け、翌朝から午前の内に猿倉に帰還する・・という計画。総延長は114km程。TJARを凝縮したような実に面白そうなコ-ス設定だと、計画時から一人机の上でニヤニヤし、準備も大方済ませていた。・・しかし先日交通事故を起こしてしまい、とてもそれどころではなくなってしまう。公言してしまった友人には恥ずかしい限りだが、仕方なく急遽近場の山へと向かうことになった。

今回も最近定着しつつある、2時起床。2時45分には自宅を出て、1時間で中尾到着。新穂高の無料駐車場は全くあてにしていないので、見に行くまでもなく最初から中尾発着と決めていた。3時55分、中尾橋をスタ-ト。暗闇に僅かな明かりを灯しながら、静かな息づかいで進んでいく。途中トンネル内で新穂高の無料駐車場脇を通過するが、当然の如く満車状態。後に笠山頂で会った松本のトレラン青年によると、昨夜(金曜夜)の時点で既に残り2台だったそうだ。そして間もなく新穂高。そのまま左俣林道へと進む。ゲ-トを越えてしばらく、いつも出ている左手の沢場に期待した。しかしどこにもその沢場はなく、少し焦った。やばい・・、水が涸れている!水はここか笠新道登山口で補給するつもりでいた為、水筒やペットボトルは空にしている。水なしで笠新道は登れない。登山口に水が出ていればいいが、あそこはただでさえ細いから出ていない可能性の方が高い。最悪笠は諦め、水量豊富な小池新道の方に向かおう・・。目的地は走りながら決めればいいと、妥協策をも練っていた。そして緊張の笠新道登山口。幸いにも水は出ていた。ヨシ、これで計画通り進める。目一杯喉を潤し、水筒を満タンに補給した。
004_convert_20180805101659.jpg
左俣林道ゲ-ト
005_convert_20180805101710.jpg
笠新道登山口  ※水場あり

水を得た魚のように、急登をガシガシと登る。結構僕は急登が好きなので、ここぞとばかりに高度と時間の稼ぎに全力を注いだ。黙々と登り続け、ふと振り返ると槍穂高の稜線が見えていた。2週間前に苦しめられた焼岳も見える。その右隣には、乗鞍岳。今頃TJARに出るその友人も最後の調整にと登っている頃だ。時折前方に現れる登山者を順に追い越し、杓子平手前で本日下山者1号とすれ違う。ここまで地図も時計も見ることなく、ただ黙々とラジオを聞きながら登り続けていた。
006_convert_20180805101727.jpg
焼岳(左)と乗鞍岳(右)
009_convert_20180805101816.jpg
稜線の左端に槍が見えた  ※光で少し欠けている

杓子平まで来れば、笠も近い。出発からここまでほぼ休まずに来たので、ここで初めて腰を下ろし少し休憩とする。朝から何も食べておらず、とにかく握り飯が食べたかった。この先、まずは目の前に聳える抜戸の稜線を目指す。心地良い杓子の草原を横断し抜戸の稜線への登りにかかると、多くの下山者らとすれ違った。このような場合大概好奇の目で見られているが、どこからか『日本海の・・』なんて声が聞こえてきた。きっとTJARのことでも言っているのかと想像したが、TJARも随分と認知されてきたのだなと感じた。しかし残念ながら僕はとてもそのレベルにはないし、今回の山行を終え、その思いは倍増した。
013_convert_20180805101836.jpg
杓子平から望む笠ヶ岳
015_convert_20180805101954.jpg
先ずは抜戸の稜線を目指す
016_convert_20180805102006.jpg
杓子平を振り返る

そしていよいよ稜線に到着。ここまで来れば、もうもらったも同然。稜線までの登りは確かに辛いが、スタ-ト時から極力休まず一気に登り上げる。休憩は後半嫌でもすることになってくるし、縦走中に写真撮りがてら立ち止まって休めばいい。目の前に聳える最初の目的地・笠ヶ岳を目指して進む。『笠槍』と表現するからには、共に山頂は外せない。着々と迫り来る高山市の名峰笠ヶ岳。これが常に見えているのも、目指す側からすれば都合がいい。一見遠くに感じるが、実際この程度の距離ならたいしたことはない。稜線上でも何人かとすれ違い、ようやく山荘下のテント場へと到着。
018_convert_20180805102016.jpg
抜戸稜線から見た笠ヶ岳
020_convert_20180805102038.jpg
着々と迫る
021_convert_20180805102051.jpg
山荘下の残雪

テント場近くには水場があるが、ここは確認していない。ガレ場を登り笠ヶ岳山荘へ。これまで20年以上山に登ってきて、唯一高山病にかかったのが、ここ笠ヶ岳。登山を初めて数年の20台半ばの頃で、雨の日にカッパを着て、水分も摂らずに一気に山荘まで登ってきた。要因はおそらく、大量の汗と水分不足。山荘に着いた頃には頭がガンガンし、そこから1時間近くかけ牛歩戦術で山頂に立った。若き日の苦い思い出として、今でも脳裏に深く焼き付いている(後にこの経験が南米旅行で役に立った)。山荘を横目に通過し、大笠へと向かう。笠ヶ岳にも数多く登っているが、今回程山荘から山頂までが近いと感じたことはない。多少なりとも力がついているものと嬉しくなった。貸し切りの笠ヶ岳山頂。山頂手前で入れ替わるようにトレラン青年と出会う。松本市から来たというこの青年、新穂高を4時に出発したそうで、今日は笠だけのピストンらしい。笠山頂からは、次に目指す槍ヶ岳も見えている。槍、とおっ!遙か彼方に見えているその姿に、何だか不安になってきた。
023_convert_20180805102101.jpg
笠ヶ岳山荘と大笠(笠ヶ岳)
025_convert_20180805102139.jpg
笠ヶ岳(標高2898m)  ※中尾から約4時間で到着
026_convert_20180805102151.jpg
クリヤ谷方面下山路
027_convert_20180805102202.jpg
槍(右上稜線左端の尖り)は遙か彼方  ※槍、とおっ!


つづく・・



| | 13:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

槍焼周回(3)~焼岳を経て中尾へ


・・前回の続き


上高地でのしばしの休憩を終え、早速焼岳登山口へと向かう。観光客の間を縫うように梓川沿いを走り、先ずは田代橋を目指す。田代橋を渡ると直ぐ先に立派な東屋があり、そこが西穂高岳登山口となっている。焼岳へは道標に従い左折。やがて『焼岳登山口800m』という道標を目にし、意外と近かったことに安堵する。時折、焼岳登山を終えたばかりの登山者とも何組かと擦れ違った。
DSCF7262_convert_20180727104025.jpg
西穂高岳登山口  ※焼岳は左へ
DSCF7263_convert_20180727104044.jpg
焼岳登山口まで800m

この上高地側登山口から登るのは、昨年に続きこれで2度目。すっかり忘れていたが、この登山口でもその直ぐ先の沢でも水を得ることは出来た。溜まった疲労が確実に出始めているが、まだ林道よりは登山道の方がマシだ。得意の登りで時間を短縮したいところだが、当然の如くそれ程ペ-スは上がらない。焼岳小屋までの標準コ-スタイムは2時間50分。ここを出来れば1時間半くらいではクリアしたいが、最悪2時間程かかることも一応覚悟している。ラジオの入りは悪く、雑音ばかりで全く使えない。こんな時間から焼岳に登ろうとする者は僕以外いるはずがなく、対して下山者の姿は多い。
DSCF7264_convert_20180727104112.jpg
焼岳上高地側登山口  ※沢水が汲める
DSCF7266_convert_20180727104132.jpg
出だしに現れる沢が最終水場

山では『登り優先』という暗黙のル-ルがあり、大概の下山者は無言で道を譲ってくれる。元気な時であればまだしも、この時のようにへたっている場面では、この親切心(ル-ルが故)は正直逆に堪える。それは仮に僕が颯爽と下っているような場面で、重い荷物を背負い死にそうな顔をして登って来る登山者に出くわした場合も同じことが言える。当然僕も暗黙のル-ルに従い道を譲ることになるが、逆にこの行為がこの登山者を苦しめていないかと考える。苦しんで登っている者からすれば、道を譲ってもらうよりは先に下りてもらった方が気が楽だし(譲ってもらうと、急いで登らなければならない)、その間休めて有り難い。そのような理由から僕は相手の表情次第では『すみません・・』と声を掛け、さっさと先に下らさせてもらうようにしている。・・そしてこの時の僕は休みたい程へたっていたので、『お先にどうぞ!』とこちらから声を掛け、一度譲ろうとしてくれたことに対しては礼を言い、先に下りてもらった。こんな時間から登って来ておいて、この人(僕)くたばっているようだが大丈夫だろうか・・。内心そう思われていたかもしれない。
DSCF7267_convert_20180727104204.jpg
この水平ハシゴの存在は大きい
DSCF7271_convert_20180727104255.jpg
焼岳が見えた

水平ハシゴを越えると、やがて左手に焼岳が見えてくる。そしてその先の連結ハシゴを越えると、今度は稜線尾根が見えてくる。そこまで登って来れば、気は随分と楽になる。丁寧に刈払われた笹の登山道をジグザグに登り切るとようやく尾根に出た。焼岳小屋はその先にあり、小屋の男性が2人何やら外作業をしていた。ここまで休んでばかりいたような気はしていたが、登山口から焼岳小屋までほぼ5割ペ-スを維持出来た。これは自分でも期待していなかった嬉しい誤算。
DSCF7272_convert_20180727104311.jpg
連結ハシゴ
DSCF7273_convert_20180727104351.jpg
稜線は近い
DSCF7275_convert_20180727104402.jpg
焼岳小屋
DSCF7276_convert_20180727104416.jpg
缶ビ-ル(550円)、ジュ-ス(450円)、水(400円)  ※水を買うくらいならビ-ルだろ(買わないが)

しかし焼岳はここからが辛い。この先一登りして見晴らし台に出るのだが、問題はここから少し下りたところにある中尾峠からその先の登頂区間だ。迫る岩峰の頂に鎮座する焼岳北峰は直ぐ目の前に見えているが、前回(昨年)もここで大ブレ-キしてしまった。その時は草むらに倒れ込むように仰向けになり、情けない思いでぼんやり空を眺めていた。その時と比べれば、まだ今回は脚は動いている。ここでも下山者とはたまに擦れ違えど、山頂へと向かう者は僕以外いない。眼下にはゴ-ル地点の中尾集落が確かに見えている。焼岳はやめて中尾峠からそのまま下りようか・・・。前回は妥協案が一瞬頭を過ったが、今回は山頂に向かうことしか考えていなかった。
DSCF7279_convert_20180727104527.jpg
ここからが辛い  ※昨年の奥穂焼の時も一番苦労した
DSCF7283_convert_20180727104545.jpg
噴煙地  ※よくここで硫黄卵を作った
DSCF7285_convert_20180727104601.jpg
槍は遠過ぎて見えない

しばらく頑張って登り、まだかまだかと思い始めてからが長かった。肩(中ノ湯方面分岐)に着くと、登頂を終えたカップルが寛いでいた。その他、山頂から下りてくる外国人カップルの姿も。この外国人カップルは結局上高地側へと下っていったが、昨年見かけた外国人カップルもそうだったが、とても山に登る格好、装備ではなく、呆れつつも内心心配になった。肩から山頂へはサクッと一登り。そしてついに本日の最終目的地焼岳に到着した。北ア南部には数え切れない程通っているが、その中でもおそらく焼岳に登った回数が断トツで多いだろう。いつ来ても登山者で込み合う人気の焼岳(北峰)だが、今日は時間が遅いからか珍しく貸し切りだった。昔は南峰に登ったり、火口湖に下りたり、火口を除き込んだりしていたが、今ではそんなことをする馬鹿者はいない。
DSCF7287_convert_20180727105013.jpg
焼岳では外国人もよく見かける
DSCF7296_convert_20180727105038.jpg
焼岳北峰(標高2444m)
DSCF7297_convert_20180727105102.jpg
ゴ-ル地点の中尾集落
DSCF7300_convert_20180727105120.jpg
焼岳火口
DSCF7301_convert_20180727105147.jpg
本日の最終登頂者となった
DSCF7306_convert_20180727105606.jpg
お中元で頂いた宮崎栗まんじゅう

山頂での一時を終え、下山にかかる。中尾峠までは足元が非常に緩く、余程慎重に向わなければ転落しかねない。無事中尾峠へと下り立ち、いよいよゴ-ル目掛けて中尾へと下る。先程山頂直下で寛いでいた日本人カップルはどうやら中尾へと下りているようだ。時折その方向から声が聞こえてくるが、ペ-スを上げるも一向に姿が見えない。秀綱神社を過ぎ、ようやくカップルを発見。驚かれないように後ろから早めに『こんにちは・・』と声を掛けたが、ヘビか熊かと間違われたようで後にいた女性はかなり驚いていた。先程中尾峠から焼岳頂上への登りでは今回一番の苦戦を強いられていたが、下りでは使う筋肉が違うのか多少は復活。後ろに登山者がいるということで、精神的にも随分楽になった。
DSCF7309_convert_20180727105657.jpg
ノアザミ
DSCF7310_convert_20180727105713.jpg
中尾峠
DSCF7311_convert_20180727105734.jpg
秀綱神社
DSCF7312_convert_20180727105749.jpg
ヒカリゴケ

その後頑張って下り続け、ふと広場に出た。ここには看板があり、右に進むと道路に出る。昨年はそちら方向に進んだので、今回は直進の山道コ-スを辿ることにした。どちらの方が近いのかは知らないが、ここまで山の下りで調子が良かったので、あえてこのまま山の道を進む。黙々と下り続けると、やがて涼しげな沢音が聞こえてきた。久々の水場で火照った全身をアイシングし、喉を潤す。橋を渡り切ると、再び道路に合流。ここには登山口の看板があり、ここが入山地点となる。ここからは舗装路の下りとなり、脚は重いが頑張って走るしかない。焼岳登山口駐車場の手前で若者集団を追い抜いた。走っていると先行者との距離が一気に縮まる為、驚かれないよう常に早めの挨拶を心掛けている。中尾キャンプ場、温泉宿集落を順に抜けていくと、左眼下に道路が見えてきた。最後のS字カ-ブを過ぎ、めでたくゴ-ル!あ~疲れた。
DSCF7319_convert_20180727105814.jpg
沢を渡ると、道路に合流
DSCF7322_convert_20180727105830.jpg
焼岳登山口駐車場
DSCF7326_convert_20180727105917.jpg
中尾橋にてゴ~ル!

今回辿ってきた中尾発着による槍焼周回のロングコ-ス。昨年奥穂焼を周回した時から温めていたコ-スだったが、やはり想像通りにきつかった。先日の鷲羽水晶とは違って稜線滞在は異様に短かく、頑張って登ったとしても、ご褒美的要素は無いに等しい。それにあまり避暑的効果もなく、単に登って下る・・そして又登って下る。そんな修行のような、だからこそトレ-ニングとしてはもってこいのコ-スだった。いつもなら平湯温泉(ひらゆの森)に行くところだが、今日は早く家に帰りたいこともあり、久々に橋の下の温泉で汗を流した。来月TJARに出場する我が友は、先週末の南アに続き、今週末も中央アで厳しいトレ-ニングを積んでいる。レベルこそ違えど、彼の存在が僕を毎週山に通わせている。
DSCF7328_convert_20180727105944.jpg
新穂高の湯  ※湯床にコンクリ-トが敷かれ綺麗になっていた

≫ Read More

| | 20:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT