≫ EDIT

初めての沖漬け

平成29年4月28日(金)未明、今シ-ズン3度目となるホタルイカ捕りは平日なので一人で出陣。日中の天気は良く、新月は2日前。満潮の時刻こそ4時25分と遅いが、今月行くなら今日しかないだろうと、急遽平日徹夜の強行策に出た。いつもの海岸は平日ということで、明らかに人出が少ない。屋台の姿もなく、地元ナンバ-の常連が大半のようだ。トイレ横に駐車し、長靴を履いて早速偵察に出る。海に入っている人はまだ少なく、誰もまだ捕れていないようだった。しかし波打ち際を歩いて戻る途中、ゆらり浮かぶホタルイカを1匹発見!素早く手で捕まえた。一旦車に戻り、テレビを見て少し時間を潰す。相手は自然界なので、じっと辛抱することも大切だ。周りの動きに合わせ、僕も車を出る。今度はタモを持っての偵察だったが、ここで数匹捕まえた。ヨシ、時は来た!遅れをとらまいと、急いでウェ-ダ-に着替え、ク-ラ-ボックスとバケツを持ち、いざ戦闘開始。
001_convert_20170428174115.jpg
今日は捕れそうな予感  ※0時16分
003_convert_20170428174125.jpg
プロ級捕り師や思い出作りの若者など  ※今夜は波が無く、最高のコンディション

今日の満潮時刻から、湧くなら3時頃だろうと、素人ながらの目星は立てていた。今夜の海はとても穏やかで、何もかもが好都合。前回は波が異常に高かった。その為、開始早々海の中で転倒してしまい、ウェイダ-内に浸水を許すという苦い思い出を作ってしまった。ヘッドライトはまだ買い替えていないが、今日は波が無い分、海底まで透き通って見えた。従って今日はプカプカ浮かぶ鈍感なイカよりも、海底に沈む警戒心の強いイカをたくさん捕ることが出来た。プロ級の方は常々こういう捕り方をしていて、一度タモを海に入れたものなら、連続して海中をかき回している。0時からの出だし1時間で、170匹前後とまずまずの捕獲量を得た。今日は初めて沖漬けに挑戦してみる。持参したタッパに昆布つゆを注ぎ、その中にイカを無造作に入れていく。本当にこんなんでいいのかは、僕自身まだよく分かっていない。
005_convert_20170428174138.jpg
約1時間で沖漬け用のタッパ3個が満杯になった  ※0時56分

腰カゴを空にしたら、直ぐに海へと戻る。初体験の若者らが、奇声を上げてこの富山の春の風物詩を楽しんでいた。スマホ片手に僅かな光を灯し、100均の虫取り網を手に持ち、手は素手で、足元はたぶん裸足。ズボンをまくり上げて海に入っているが、パンツまでビショビショだと嬉しそうに叫んでいた。そんな彼らでも多少は捕れているようで、誰もがこの一時を楽しんでいた。次第にイカの姿は消えていき、一先ずここで最初の潮時を迎えた。この1時間も、先程と同じくらいは捕ることが出来た。開始2時間でこれだけの量。目論み通り3時過ぎに爆湧きが来れば、今回こそ1000の大台はいくな・・。そんな気がしていた。
007_convert_20170428174148.jpg
急にいなくなったので一度退散  ※1時43分
008_convert_20170428174205.jpg
遥々深海から産卵に来たというのに、ホント申し訳ない  ※たぶん全てメス、故に富山産は高い

近くのセブンイレブンまで車を走らせ、コロッケパンとスナック菓子、それにホットコ-ヒ-を買い込む。脱ぐのが面倒なのでウェ-ダ-は履いたまま店内に入った。再び車を走らせ海へと戻り、車内でワンセグを見ながら小休憩。今回も明るくなるまで闘う覚悟でいる。遥々時間をかけて来ているので、時間は目一杯使いたいし、諦めて帰った後の爆湧きだけは絶対に避けたいところだ。30分程休んだ後、海へと戻る。波は相変わらず穏やかだが、ホタルイカの湧きが戻ることは結局最後までなかった。それでも何とか、ポツリポツリ1匹づつ捕まえ、休憩後の1時間半で44匹捕まえた。4時を過ぎると次第に東の空が明るくなってきた。海で迎える朝。普段の生活では絶対に有り得ない僕の徹夜だが、ホタルイカ捕りではいとも簡単に徹夜してしまう自分が怖い。
012_convert_20170428174217.jpg
『北斗の拳』を見ながらしばし休憩  ※2時18分
014_convert_20170428174229.jpg
結局期待した満潮の湧きは来ず、1時間半で44匹だけ  ※4時9分
016_convert_20170428174238.jpg
今回もしぶとく朝まで海に居た  ※4時10分
021_convert_20170428174300.jpg
片付けを済ませ、海にお別れ  ※4時31分

今回の収穫は386匹。前回の377匹を抜き、僅かながら自己記録を更新した。海に入っていたのは実質3時間半だが、最初の2時間で340匹近く捕っていた。眠くて家まで運転が持たず、細入の道の駅で堪らず2時間仮眠。今日はこのまま仕事に行くので、実家に寄り、後の調理は母に任す。朝食も作ってもらい、早速捕れたてのホタルイカを味わった。むっちりとした富山産のメスは最高に美味い。何とも贅沢な朝食は、まるで自分が漁師にでもなった気分だ。初めてトライする沖漬けには全く自信がない。果たしてこんなんで、本当に食べれるようになるのだろうか。解凍後、もしやばそうだったら、最悪茹でて食べればいいだろう。今夜も湧きそうな気はするが、2夜連続出向く根性は僕にはない。しかし折角のこのゴ-ルデンウィ-ク。いつも惨敗の娘に、一度くらいは爆湧きの体験をさせてやりたいとも思う。
025_convert_20170428174312.jpg
今日の収獲は386匹と自己記録更新  ※0時から4時の間の、実質3時間半
027_convert_20170428174330.jpg
いつも喰ってばかりで申し訳ない
034_convert_20170428174346.jpg
早速朝食で頂いた
040_convert_20170428174357.jpg
なんでこんなに美味いんだ
043_convert_20170428174409.jpg
昆布つゆで沖漬けしたものは
047_convert_20170428174538.jpg
しばらく冷凍  ※本当にこんなんでいいのかな
スポンサーサイト

| ホタルイカ | 20:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

浜田省吾~国連難民支援チャリティ-コンサ-ト

浜田省吾 ON THE ROAD 2016 SPECIAL 国連難民支援プロジェクト サポ-トの為のチャリティ-コンサ-ト。昨年11月のコンサ-トは凄過ぎた。さすがは浜省、とその余韻はいつまでも僕の中で衰えることはない。そんな折、又も名古屋でコンサ-トが行われるという情報を得た。自分ばかりズルいと娘には不評だが、聴くこともチャリティ-につながると申し込みを決断。そして申込初日を待ち、早速WEDで申し込む。しかし数日後、届いた結果は見事『落選』。昨年散々落選していただけに、今更驚きもしない。まぁ、そんなもんだろう・・。実際昨年のコンサ-トだけで十分満足していたので、当選したら儲けもんくらいの軽い気持ちだった。しかし展開は思わぬ方向へと進んでいく。当選者にキャンセルが出たからか、何故か僕が繰り上げ当選となった。

そして迎えた2017年4月19日。ここは名古屋、日本ガイシホ-ル。17時の開場より1時間早く会場に到着。そこでは何やら路上ライブが行われていた。自身も浜省が好きだと言う藤本僚(シンガ-ソングライタ-)が浜省の歌を数曲歌っていた。とても上手い。それに一生懸命歌う姿に僕は感動し、開演前から胸が熱くなってきた。多くの聴衆が彼を囲んでいる中、彼は突然夢を言い出した。大きな夢を公言することで、きっと自分自身を奮い立たせているのだろう。夢を持った人間ほど、かっこいい者はない。浜省を好む同じ感性の持ち主として、是非とも夢を実現させて欲しいと心から思った。
007_convert_20170421152251.jpg
頑張れ!藤本僚
008_convert_20170421170412.jpg
アンコ-ルも良かった
012_convert_20170421152306.jpg
ツア-トラック
013_convert_20170421152316.jpg
客の年齢層は高い

今回僕の座席は、2階スタンドHブロック13列14番。前回のように1階正面のアリ-ナ席ではなかったが、意外と好位置だった。今回のチャリティ-コンサ-ト、前回と全く違う構成を期待していたが、曲目はほぼ前回と同じで少し残念。しかしそれでも今回も3時間半、浜省は満員の聴衆を熱唱の渦に包んでくれた。恒例の年齢調査ではやはり50歳代が最も多く、続いて40歳代。60歳代、70歳代の先輩方も立ち上がり、懸命に腕を上げていた。やっぱり何度見ても浜省はかっこいい。せめて髪型くらいは真似しようかな・・。僕の髪も早く白くならないかな・・。浜省を見る度に僕はそう思っている。興奮さめ止まぬまま、駐車場を後に。しかし帰路とは反対方面の車線に出てしまい、意を決してUタ-ン。まさか居ないだろうと思っていたパトカ-にちゃっかり追われ、テンションは急降下。確かにあえてル-ルを破った僕が悪いのだが、ここでUタ-ンを禁止することに何の意味がある。誰かが勝手に決めた無意味なル-ル自体に納得のいかないことも多い。ウルトラ初完走の帰りにも捕まったが、何かしら嫌な思い出が僕には付きまとう。
014_convert_20170421152326.jpg
2階スタンド席
016_convert_20170421152335.jpg
横綱でラ-メン大盛りとライス大  ※ネギは容器丸々2個完食
002_convert_20170421152450.jpg
罰金6000円が痛い  ※2度とUタ-ン禁止では転回しないぞ

| 未分類 | 16:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

徳川三代将軍家光公の霊廟~日光の旅(3)

080_convert_20170404183229.jpg
大猷院(国宝)  ※徳川三代将軍家光公を祀る霊廟


・・前回の続き


世界遺産『日光の社寺』は、日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社から形成される。日光東照宮の観光を終え、引き続き残る2つの観光へと入る。今日は日光観光の後、華厳ノ滝(日本三大名瀑)に足を延ばす予定でいたが、時間的に厳しくなってきた。それに予定外のこの寒さ。駐車場には屋根に雪を積んでいる車も見受けられ、夏タイヤに替えてきた僕らとしては降雪の恐れのあるいろは坂は避けるしかなかった。

三仏堂(さんぶつどう)。ここには千手観音、阿弥陀如、来馬頭観音の3仏が祀られている。現在約50年ぶりの大修理の最中で、平成32年までの予定で三仏堂は素屋根で覆われている。最上階は天空回廊となっており、普段見られない景色や修繕の様子を見れるそうだ。しかし参拝料は別途必要となり、ここは見送った。
065_convert_20170405124703.jpg
世界遺産 日光山輪王寺
066_convert_20170404182421.jpg
三仏堂(重要文化財)  ※約50年ぶりとなる平成大修理の最中

二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)。1200年以上前に勝道上人が開いた日光山。二荒山神社は日光山信仰の始まりとされる古社で、二荒山(男体山)をご神体として祀っている。近頃では人気のパワ-スポットとなっているようで、一つの根から二本の杉が仲良く寄り添って立っている夫婦杉等、確かにここでは様々な御利益が得られそうだ。
070_convert_20170404182434.jpg
世界遺産 二荒山神社
072_convert_20170404182450.jpg
本社拝殿(重要文化財)
074_convert_20170404182503.jpg
親子杉(右)、夫婦杉(左)
076_convert_20170404182515.jpg
縁結びの御神木

大猷院(たいゆういん)。三代将軍・徳川家光公の廟所で、境内には世界遺産に登録された22件の国宝、重要文化財が建てられている。家光公は1651年に江戸城で亡くなった。その時4代将軍・家綱公は若干11歳だったが、父である家光公の『祖父である家康公(東照宮)を凌いではならない』という遺言通り、重厚ながらも落ち着いた造りのものを建てた。大猷院の建物は全て東照宮の方角に向け建てられている。大猷院と東照宮はよく似ているが、東照宮は神社だが大猷院は寺院なんだとか。
122_convert_20170405140100.jpg
大猷院(国宝)  ※画像クリックで拡大
083_convert_20170404183244.jpg
仁王門(重要文化財)  ※阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)2体の仁王像。『阿吽の呼吸』はここからきている
087_convert_20170404183300.jpg
二天門(重要文化財)  ※日光の境内で1番大きな門。現在修理中
090_convert_20170404183320.jpg
水屋(重要文化財)
092_convert_20170404183334.jpg
夜叉門(重要文化財) ※4体の夜叉が安置されている。別名『牡丹門』
116_convert_20170404183614.jpg
夜叉門の牡丹
093_convert_20170404183348.jpg 094_convert_20170404183359.jpg
鐘楼と鼓楼(ともに重要文化財)
096_convert_20170404183411.jpg 097_convert_20170404183421.jpg
犍陀羅(けんだら)                       烏摩勒伽(うまろきゃ)
098_convert_20170404183432.jpg 099_convert_20170404183442.jpg
阿跋摩羅(あばつまら)                    毘陀羅(びだら)
102_convert_20170404183743.jpg
三女

唐門(からもん)。夜叉門を潜り拝殿の前、大猷院の中心に位置するのがこの唐門。一見小さな門だが、隅々まで繊細な彫刻と金、白を基調とした彩色が施されている。唐門の中央には白龍の彫刻がある。これは家光公が辰年生まれだったことと、風水の観点からみると大猷院のある場所は『白い龍脈』になることから。排殿内部には家光公の位牌や実際に身に着けていたとされる鎧が展示されていて興味深かった。
100_convert_20170404183459.jpg
唐門(重要文化財)
105_convert_20170404183516.jpg
唐門を守る白龍  ※家光公は辰年生まれだった
114_convert_20170404183548.jpg
排殿(国宝)

皇嘉門(こうかもん)。大猷院の最も奥に位置する家光公の御廟へは、この皇嘉門から入っていく。中国明朝の建築様式を取り入れたその形から、竜宮門とも呼ばれている。2000年に家光公350年忌で初めて一般公開されたが、現在はこの皇嘉門までの参拝となる。これで一連の日光観光はようやく終了。実際現地では時間の縛りもある為、ガイドブックを熟読するなんてことは出来ず、かと言って事前に予習して来る程気合いも入っていない。こうして観光を終えた直後にブログにまとめることで、初めて知ることが多い(実際はほとんど)。そして大概は、もっとしっかり見ておけば良かったな・・と後悔が残る。
115_convert_20170404183601.jpg
皇嘉門(重要文化財)  ※明朝様式の竜宮造りで、別名『竜宮門』と呼ばれている
120_convert_20170404183625.jpg
ようやく観光終了
121_convert_20170404183636.jpg
雨だけ余計だった
123_convert_20170404183649.jpg
常行堂(重要文化財)
126_convert_20170404183700.jpg
西参道駐車場  ※立地も良く、駐車料金1回510円
132_convert_20170404183713.jpg
上信越自動車道 横川SA


終わり

| 日本の旅 | 15:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

日光東照宮~日光の旅(2)

027_convert_20170404120808.jpg
世界文化遺産 日光の社寺



【日時】平成29年4月1日(土) 旅行2日目
【場所】鬼怒川温泉~日光~自宅



旅行2日目。伊東園は朝食も豪華だ。品数豊富なおかずを一通り掻き集め、ご飯は大盛り3杯を軽く平らげた。外国人が僕らのテ-ブルを見て驚いていた。刺身や温泉卵、味噌汁や納豆に梅干し等、外国人が泊まるのにこんないい宿はないだろう。値段は驚く程安く、世界を旅していてもこれだけコスパの良い宿はまず有り得ない。今回僕らは”訳あり”の南館に泊まった。通常1泊2食付きで大人税別7800円だが、本館から離れた南館は税別6500円とややお得(しかし6人ともなれば、この差はデカい)。食事や入浴の度に屋外移動を伴うという不便さを価格に反映させたものだが、多少面倒さはあったものの、それ程苦にはならなかった。部屋は若干くたびれた感はあったが、これは伊藤園、湯快リゾ-ト共通のことで今更驚きもしない。
004_convert_20170404111837.jpg
朝食バイキング  ※ここぞとばかりに一日分を食い溜めておく
005_convert_20170404111932.jpg
南館(写真は本館)に宿泊  ※この屋外通路の不便さを我慢すれば、宿代は1300円引
008_convert_20170404113505.jpg
初めてのビリヤ-ド

日光東照宮。日本を代表する世界遺産『日光の社寺』の中で、最も重要かつ有名な場所。江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化した東照大権現を祀る神社である。日本全国の東照宮の総本社的存在でもあり、正式名称は『東照宮』だが他の東照宮と区別する為、『日光東照宮』と呼ばれている。現在の社殿群はほとんどが寛永13年に3代将軍家光によって建て替えられたもの。境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が並び、その豪華絢爛な美しさは正に圧巻の一言。全国各地から集められた名工によって、柱等には数多くの彫刻が施されている。
014_convert_20170404112019.jpg
世界遺産 日光東照宮
016_convert_20170404112034.jpg
五重塔(重要文化財)  ※1815年の火災に遭い、1818年に再建された

『見ざる・言わざる・聞かざる』で有名な、三猿。神厩舎(しんきゅうしゃ)には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されている。中でも『見ざる・言わざる・聞かざる』の彫刻は世界的にも有名で、海外では『Three wise monkeys』と呼ばれている。小さい頃は何にでも興味が湧くが、悪事を見たり、悪事を言ったり、悪事を聞いたりしない。良い事だけを受け入れて、素直な心で育って欲しいという意味が込められているそうだ。三猿の彫刻は昨年6月に取り外され、美装化修理が行われていた。しかしこの度8面全てが竣功し、丁度今日からのお披露目となる。前回の修理は昭和27年であり、実に65年ぶりの修理であった。
064_convert_20170404112808.jpg
神厩舎(重要文化財)
019_convert_20170404112055.jpg
『見ざる・言わざる・聞かざる』で有名な三猿

陽明門(ようめいもん)。日光を象徴するこの陽明門も、平成の大修理が行われていた。昭和の修理以来実に44年ぶりのことだったが、今月10日に陽明門は竣功。日本で最も美しい門とも言われ、一日中見ていても飽きないことから『日暮の門』とも呼ばれている。故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など数多くの彫刻が施され、思わず目を奪われてしまう。
029_convert_20170404112123.jpg
陽明門(国宝)
030_convert_20170404112133.jpg
一日中見ていても飽きないことから、『日暮の門』とも呼ばれている
036_convert_20170404121527.jpg
高校生になりスマホを買ってやった  ※妻と子供3人はスマホだが僕は未だにガラケ-

眠り猫。『想像の象』『三猿』と並ぶ日光三彫刻の一つとなる。左甚五郎作と伝えられており、牡丹の花に囲まれた猫が日の光を浴びうたた寝をしている姿が愛らしい。猫は前足をしっかりと踏ん張っているようにも見え、これには幾つか説がある。家康を護る為、寝ていると見せかけ、いつでも飛びかかれる体勢なのだとか。平和な時代の象徴という説もあり、眠り猫の真裏には雀の彫刻があるが、猫が起きていれば雀は食われるが猫が居眠りしている為雀と共存出来ているというのだ。ここも昨年6月15日より美装化修復の為取り外されていたが、昨年11月28日に竣功。眠り猫の修理は実に59年ぶり。新しく蘇った眠り猫、陽明門、三猿の全てが出揃った記念すべき平成29年3月31日。偶然にも、僕らは丁度この日に東照宮を訪れていた(今知ったが)。
048_convert_20170404112308.jpg
眠り猫(国宝)  ※日本一有名な猫らしいが、僕はこの時初めて知った
056_convert_20170404112456.jpg
裏面は雀
043_convert_20170404134537.jpg
奥宮(重要文化財)
044_convert_20170404112901.jpg
鋳抜門(重要文化財)
050_convert_20170404112325.jpg 051_convert_20170404112335.jpg
昇龍と降龍

唐門(からもん)。創建1617年、再建1636年(寛永13年、江戸時代前期)の本殿を守護する正門であり、四辺に唐破風(からはふ)造りの屋根が備え付けられていることから『四方唐破風造(しほうからはふつくり)』とも呼ばれている。江戸時代には、この唐門は将軍に拝謁できる身分の者(勅使・幕臣・大名等)だけが通ることを許されていた。全体が胡粉で白く塗られ、『舜帝朝見の儀(しゅんていちょうけんのぎ)』等、繊細な彫刻が随所に施されている。陽明門と比べると一見見劣りするが、この唐門に施されている彫刻は何と611体。この数は陽明門の508体を上回る。
052_convert_20170404112417.jpg
唐門(国宝)
053_convert_20170404112429.jpg
舜帝朝見の儀  ※正月に舜帝が多くの役人達から新年の挨拶を受けている場面
055_convert_20170404112443.jpg
さすがは日光、観光客が多い

鳴き龍(なきりゅう)。ここも眠り猫と同じぐらい見逃せない場所。天井に描かれている龍の下でバチを打つと音が共鳴し、鈴を転がしているような龍の鳴き声が聞こえてくる。バチを鳴らす場所によっては音は共鳴しない。察するに、実際絵は関係なく、建物の壁や柱など位置的、構造的な現象なのだろうと僕は思う。この薬師堂の天井には狩野派の狩野永真安信によって描かれた8mの龍の水墨画があった。しかし1961年(昭和36年)火災によって薬師堂は焼失し、その後建物は再建され、日本画の巨匠・堅山南風によって龍の絵も再現された。
057_convert_20170404173740.jpg
廻廊(国宝)  ※日本最大級の花鳥の彫刻が飾られている(右の廊下外壁)。正面は薬師堂
058_convert_20170404131814.jpg
薬師堂(重要文化財)  ※鳴き龍は必見!

想像の象。三神庫の一つである上神庫(かみじんこ)の屋根の下に、白と灰色の2頭の象の彫刻が施されている。これは江戸時代の狩野派を代表する絵師・狩野探幽が下絵を描いたものだが、当時の日本にはまだ象はいなかった。その為、探幽は文献や人から伝え聞いた象を想像して描いたのだという。こんな感じで見所満載の日光東照宮。滞在はここだけで2時間にも及んでいた。遥々来た甲斐はあった。日本人なら是非、生涯一度は訪れておきたい。ただ、ここで一つ注意が必要。境内は広く見所も多いが、チケット購入時にパンフレットの類はもらえない。僕は今回、図書館で借りておいたガイドブックを持参していたから良かったが、もしそうでなかったら間違いなく大半を見過ごしていたと思う。
062_convert_20170404112741.jpg
上神庫(重要文化財)
060_convert_20170404112725.jpg
狩野探幽作『想像の象』
063_convert_20170404112751.jpg
想像以上に見応えがあった


つづく・・


| 日本の旅 | 17:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

足尾銅山~日光の旅(1)

日本の世界遺産を巡る企画、第三弾。行く先は初めて訪れる栃木県、世界遺産・日光東照宮。大学2年の長女と高校3年の長男を除き、妻、下5人の子供を連れて旅に出た。日光は昨年くらいから旅先の候補に挙がっていた。日本人として一度くらいは訪れておきたかったが、地理的に中々僕の腰が上がらなかった。それに昨年、東照宮を象徴する陽明門が4年にも及ぶ平成の大修理(約40年ぶり)の最中だったことも、僕の決断を妨げていた。しかし今年3月8日、僕ら夫婦は結婚20年の節目を迎えた。当初2人でどこか旅行にでも行こうと思っていたが、今年は是非とも家族旅行もしておきたい。そんな中、子供のリクエストもあって(お金もないし)、結婚20年記念と家族旅行を兼ねることにした。後で知ったが、陽明門の大修理は今月10日に終わったそうな。今年7月にはこの地において、第1回日光ウルトラマラソンが開催される。当初エントリ-する予定でいたが、遠そうなので見送った経緯がある。

022_convert_20170403111406.jpg
足尾銅山(近代化産業遺産:H19度経産省)  ※2年ぶりの家族旅行、上2人は不参加



【日時】平成29年3月31日(金) 旅行1日目
【場所】自宅~足尾~鬼怒川温泉



足尾銅山。1610年(慶長15年)、農民二人が備前楯山で鉱床を発見し、幕府直轄の鉱山として本格的な採掘が始まった。幕府は足尾に鋳銭座を設け、足尾千軒として町は大いに繁栄。江戸時代には年間1200トンもの銅を産出していたが、その後採掘量は激減。幕末から明治初期にかけて、ほぼ閉山状態となっていた。明治4年(1871年)に民営化されたが、銅の産出量は年間150トンまで落ち込むことになる。そして1973年(昭和48年)採鉱は停止され、発見以来360余年続いた銅山はここに幕を閉じた。
001_convert_20170403111150.jpg
ようこそ足尾銅山観光へ!
002_convert_20170403111200.jpg
知らなかったが、何だかとても貴重な所みたい
005_convert_20170403111215.jpg 006_convert_20170403111226.jpg
トロッコ駅待合室                        トロッコ列車
013_convert_20170403115937.jpg 017_convert_20170403111313.jpg
通洞坑(国指定史跡)                    坑内を走行中
027_convert_20170403111442.jpg
約400年間で掘り開いた坑道総延長1234km  ※およそ東京から博多間

トロッコ列車に乗り、通洞坑より坑道へと入っていく。遊園地染みたこの乗車に子供達は大興奮だったが、その乗車距離は700mと短く、楽しみは一瞬で終わった。降車した先には柵が設けられ、その先1200km以上も坑道が続くのだという。きっと単位間違いだろう・・。そう疑う程の圧倒的な総延長は、正に想像を絶する。ここから入口方面へと遠回りして戻るように、坑内の散策が始まった。当時の採掘の様子が時代毎にリアルな人形で再現され、見ていてとても興味深く、楽しく学べる。資料館での展示物も豊富で、特大シアタ-で足尾銅山の歴史を学んだり、実際にこの銅山で採れた鉱物や、銅山の模型等も相当見応えがあった。一発でこの銅山のファンになり、是非とも世界遺産に登録されて欲しいと思った。足尾で採掘された銅は東照宮や江戸城の瓦の製造にも使われ、海外に輸出され国の繁栄を支える資源となる。 江戸時代の貨幣である『寛永通宝』は足尾でも作られ、足尾で作られた寛永通宝には裏に『足』の文字が刻まれ、『足字銭』と呼ばれていた。
032_convert_20170403121956.jpg
江戸時代  ※画像クリックで拡大
034_convert_20170403111527.jpg 035_convert_20170403111538.jpg
手掘坑夫                            車を押す人夫
039_convert_20170403111600.jpg 042_convert_20170403121255.jpg
負夫                               水替人夫
044_convert_20170403111641.jpg
明治・大正時代  ※画像クリックで拡大
046_convert_20170403121655.jpg 049_convert_20170403111736.jpg
坑内雑夫                            運搬夫
050_convert_20170403111746.jpg
昭和時代  ※画像クリックで拡大
051_convert_20170403111800.jpg 054_convert_20170403111844.jpg
喫飯場                              砕女
053_convert_20170403111946.jpg
削岩機体験コ-ナ-  ※振動を体験出来る
060_convert_20170403112000.jpg
大きな足字銭
058_convert_20170403111922.jpg 056_convert_20170403111904.jpg
天保銭の枝銭(鋳銭座内の展示模型)   ※枝状の鋳型からカットしていた

足尾キリスト教会。明治41年にイギリスのキリスト教団マイナ-ズミッションからの献金(当時としては破格の2500円)で建てられた。マイナ-ズミッションはイギリスの鉱山で成功したグリン・ビビアンが設立した教団で、ビビアンは世界各国の首位鉱山所在地に教会を建てていた。日本では足尾銅山が選ばれたという訳だ。その後、教会は福音伝道教団に受け継がれ、現在も尚使われている。
128_convert_20170403181405.jpg
足尾キリスト教会

古河橋。明治17年に直利橋製錬分工場が開設されたことに伴い、木造の直利橋が架設された。明治20年の大火によって焼失したが、その後(明治23年)鉄製の橋に架け替えられ、その時に名称が古河橋となった。架橋以来、当時のまま現存する極めて貴重な道路用鉄橋として、平成26年に国重要文化財に指定されている。
061_convert_20170403112023.jpg
古河橋(国重要文化財)

相田みつを心の美術館。相田みつを(本名:相田光男、1924-1991)は、栃木県足利市に生まれた。誰にでも分かり易い詩を、独特の書体で書いた作風が印象的(有名)だ。今日は足尾観光の後、東武ワ-ルドスクウェアに行く計画だったが、時間的に断念。竹久夢二美術館とでどちらに行こうか迷ったが、結局こちらにした。しかし料亭・花茶寮の一画にあるこの美術館は、展示物が少なく、物足りなさだけが残った。
066_convert_20170403112506.jpg
相田みつを心の美術館
065_convert_20170403112449.jpg 068_convert_20170403112710.jpg
展示物は少ない                        心に残る名言の数々  
071_convert_20170403112746.jpg 077_convert_20170403112736.jpg
詩人・書家 相田みつを                    花茶寮

鬼怒川温泉、伊東園ホテル・ニュ-さくら。今回の旅行は日光東照宮がメインだが、伊東園での滞在も僕ら的には重要度は高い。時間が足りないので館内施設を遊び尽くすといった過ごし方は出来ないが、飲み放題付きの夕食バイキングは本日のハイライトとも言うべき重大要素。料理はどれも美味く、生ビ-ル最高!90分という限られた時間だけがネックだが、僕はビ-ルを6杯半、妻は4杯飲んでハイテンションになった。温泉には夕食前後と2度入り、鬼怒川温泉も満喫。個室カラオケは1室しかなく、チェックイン時に予約を試みたが既に一杯だった。夕食後は卓球やビリヤ-ドも楽しんだ。今回は部屋の定員の関係で2部屋取ることになったが、年頃の娘2人は隣の1部屋を自分らだけで使いかなり喜んでいた。今回仕方なく2部屋になったが、次回からは最初から2部屋で申し込もうと思う。
079_convert_20170403112929.jpg
伊東園ホテル ニュ-さくら
085_convert_20170403112948.jpg 087_convert_20170403112959.jpg 
夕食バイキング(飲み放題付き)最高!


2日目へ

| 日本の旅 | 19:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT